Last Updated on 2019年10月5日 by wpmaster
勝ちはしたが、同じ投手に16イニング無失点はいただけない。
先発は今永、私が監督であれば、センター長野、レフト野間を起用する。
髙橋大樹のファームでの打席を見たが、振り下ろす直前にヘッドが下がるところが修正されていない。
髙橋大樹のレベルスイングを柳田が評価するのは、柳田が左打者だからである。
右投げ左打ちの打者は、投げるときと軸足の移動が逆だから、後ろの股関節の内旋が遅く、ボールの軌道とヘッドを水平にしてヘッドを運ぶ方法で対応してきたのだ。
私が野間の方を推すのは、野間はヘッドが寝ない。
髙橋大樹よりも野間の方が速い球が打てるからである。
髙橋大樹は今永に歯が立たないからである。
右打者出身の監督は、振り下ろす直前にヘッドが寝る打者は評価しない。
堂林が降格し、バティスタが打てなくてもメヒアが昇格しないのはそれが理由である。
打者は、ミートポイントを後ろにしてヘッドをボールの内側に入れてヘッドを遅らせて打つ。
今永のような投手は、ファールを連発したり、四球を取ったりして球数を投げさせることでは攻略できない。
インサイドアウトは、ヘッドをボールの内側に入れることではなく、トップハンドの肘を最初に出すことである。
ボールの外側を縦に擦り下ろして順方向にフライボールを打たなければならない。
内転筋を内旋し、スパイクの外側に重心をかけて後ろの股関節にタメを作らないとフライボールが打てないからだ。
ピッチングが手首や肩を先に出すのではないのと同じである。
緩いボールを打つ練習のとき、以前は逆方向に打つというアプローチで試合で対応できたが、現在は、ヘッドをしならせてボールの外側を縦に擦り下ろして左に打たなければダメだ。
今永昇太のピッチングvs広島打線
今季の今永は、フォロースルーのときに、右足のスパイクの外側で地面を蹴って両足をシャッフルさせているが、右足の壁が崩れて瞬発力をボールに伝え切ることができていない。
この試合、広島打線は、どの選手もヘッドがボールの内に入ってヘッドアップしたりスライス回転の打球を打っている。
7回で今永を降板させたのは、今永がリリースの瞬間に左腕上腕部が凹む投球を連発していたからで、交代は妥当。
ここで、打撃のことを何もわかりもしないくせに、髙橋大樹を使えというバカープファン共がうぜえので詳しく解説してやろう。
髙橋大樹は、何れの打席もヘッドが振り下ろす直前に寝る。
5回の第二打席に中前安打を打ったが、ヘッドがボールの内側に入る。
ボールの下にヘッドを潜らせ損ねスライス回転がかかりながらも左前安打を打ったバティスタ、ヘッドをボールの外側に入れて左前安打を打った小窪よりも内容が落ちる。
第一打席は、24球目、インロー(右打者のアウトロー)のチェンジアップ134キロを空振り三振
骨盤の回転が右肘の推進よりも遥かに先行し、とんでもないドアスイング。
これは、振り下ろす直前にヘッドが寝ること、レベルスイングであることと明確に関係がある。
何れの打席も、左肩が閉じて左胸の稼働域だけ広がり、ステイバックのときに右足のスパイクの内側の歯で地面を噛ませているから、体が前に出される。
第三打席は、88球目の真ん中低目のスライダーに空振り三振するのだが、グリップをしっかりと握り両肘がタイトに曲がり、両前腕部が硬直している。
コックしても、波動を作り切れず脱力できない。
左膝を上げるのが遅れる。体が前に出され左足の着地が遅れる。トップを作るのが遅れる。
2球目の捕手の後ろのファウルもこれが原因でスライス回転がかかる。
3球目(通算87球目)今永は、リリースの瞬間に左肘が下がり、左手首が寝てチェンジアップをワンバウンドさせる。
髙橋大樹は、スウェイして左足の着地が遅れている。
前の打者の長野は、振り下ろす直前に右足のスパイクの外側に重心が戻り、ヘッドが立ち、今永が84球目にインロー(長野から見ればアウトロー)にチェンジアップをワンバウンドさせたとき、微動だにしない。
メンタルは関係ない。打撃の基礎が出来ていないのだ。
バティスタは、ヘッドがボールの内→外に入っているので、セカンドベースより右に飛んでも、十分対応できる。
バティスタシフトと称して取り上げるほどのことはない。
西川の同点打は、左肘の推進よりも先に右肩が開くドアスイングで、ヘッドをボールの内→外に入れて手首の下がりを抑えたことにより安打になったが、技術面で高く評価されるようなバッティングではない。
サヨナラ中越二塁打の會澤のバッティングは、ヘッドがボールの内→外に入る打撃でスライス回転がかかりすぎた。
大瀬良大地のピッチング
大瀬良が宮﨑に本塁打を打たれた投球は、右肘をつまみ上げたときに、右足はスパイクの外側も地面につけているが踵が地面を離れ、右膝が内に入り始めた。
左足の着地の過程は、スパイクの内側→踵→スパイクの外側へと移動している。
左手は親指が上で左肩、左膝が開いていた。
大瀬良は、その後、86球目、リリースの瞬間、右腕上腕部が凹み、アウトローにカットボール141キロをワンバウンドさせる。
二塁走者楠本が本塁に突入したことよりも批判されなければならないのは、大瀬良を120球投げさせた広島ベンチの方だろう。
試合経過
1回表
神里は、4球目、真ん中高目のスライダー146キロを打って二ゴロ
楠本は、5球目、真ん中高目のカーブ118キロを打って遊飛
ソトは、8球目、アウトローのカーブ118キロに泳ぐが、ヘッドをボールの外側に入れ、ボールを引っ掛けて打ち左前安打
筒香は、10球目、インコース(左打者のアウトコース)ベルトの高さのカットボール134キロに対し、右肩を残して右足を着地、右膝で地面を蹴って右膝を突っ張らせ、右股関節を引っ込める。両股関節をぶつけると左膝が拇指球を支点に遊撃定位置方向に飛び出す。右肩関節を右肩甲骨へ格納しながらインサイドアウトスイング、バナナカーブができる。打球は、左翼棒の左に切れてファウル
11球目、アウトコース(左打者のインコース)ベルトの高さのストレート145キロに右肩の開きが左肘の推進に先行して空振り三振
1回裏、
田中広輔は、4球目、真ん中のストレート144キロを打って左飛
菊池涼介は、7球目、アウトハイ(右打者のインハイ)のストレート148キロに、ステイバックの過程で左肩が内に入る。左肩の開きが右肘の推進に先行して遊飛
今永は、11球目、真ん中低目にストレートが外れ、バティスタに四球を与える。
鈴木は、15球目、インコース(右打者のアウトコース)ベルトの高さのストレート147キロを見逃し三振
2回表
ロペスは、15球目、真ん中高目のストレート142キロに対し、ドアスイングで一邪飛
宮﨑は、16球目、真ん中のカーブ116キロを打ち、三ゴロ
サードがファンブルしてエラーで出塁
伊藤光は、22球目、真ん中高目のカットボール136キロを空振り三振
大和は、27球目、アウトコースベルトの高さのスライダー128キロを打って左飛
2回裏
長野は、20球目、アウトハイ(右打者のインハイ)のストレート146キロに対し、ステイバックの過程で左肩が内に入り、左肩の開きが右肘の推進に先行してドアスイング、ヘッドをボールの外側に入れるが左飛
髙橋大樹は、24球目、インロー(右打者のアウトロー)のチェンジアップ134キロを空振り三振
會澤は、29球目、真ん中低目のスライダー139キロに対し、ステイバックの過程で左肩が内に入る。左足の着地のとき、左肩を残すが、左肩の開きが右肘の推進に先行してドアスイング、ヘッドをボールの外側に入れるが右邪飛
3回表
今永は、32球目、真ん中低目のストレートをインサイドアウトスイングで左前安打
神里は、36球目、真ん中のカットボール136キロに対し、ヒッチさせてから、ヘッドをボールの外側に入れて打つ。中越二塁打
楠本は、41球目、インコース(左打者のアウトコース)ベルトの高さストレート15oキロに対し、ステイバックの過程で右肩が内に入る。右足を着地したとき左肘がヘッドの内側に入る。右腕上腕部三角筋を投手の方に向ける。右肩の開きが左肘の推進に先行し、ヘッドがボールの内に入り、両手でバットを放り投げる。空振り三振
ソト 49球目、アウトローのスライダー131キロに、ヘッドの内側に入り、投ゴロ
筒香は、55球目、アウトコース(左打者のインコース)ベルトの高さのカットボール137キロに対し、振り下ろし始めに左肩が下がり、ヘッドをボールの外側に入れるが中飛
3回裏、小窪は、30球目、アウトハイ(右打者のインハイ)のストレート144キロに対し、ステイバックの過程で左肩が内に入り、左肩の開きが右肘の推進に先行する。一邪飛
4回表
ロペスは、56球目、アウトハイのスライダーを打って三邪飛
宮﨑は、58球目、真ん中高目のスライダー123キロに対し、振り下ろし始めに右肩を下げ、左膝で地面を蹴るが左膝が突っ張らない。両股関節をぶつけると右膝は二塁定位置方向を向く。ヘッドをボールの外側に入れ、カチ上げて左翼席に本塁打
広島0-1DeNA
大瀬良は、64球目、アウトローにカットボール138キロが外れて伊藤光に四球を与える。
大和は、69球目、アウトローのカットボール136キロを打って捕ゴロ
今永は、71球目のアウトロー(左打者のインロー)のストレ-ト145キロを打って一ゴロ
4回裏
菊池涼介は、46球目、今永が左腕を引き始め重心を落とし始めたとき、左足で地面を蹴る。今永が左肘をつまみ上げたとき左膝の高さがMaxに上がる。
インコース(右打者のアウトコース)149キロのストレートにレッグアップが遅れ空振り三振
バティスタは、48球目、アウトハイ(右打者のインハイ)のストレート147キロを打って一飛
鈴木は、54球目、アウトハイ(右打者のインハイ)のストレート146キロに対し、 左肩関節を左肩甲骨に格納しながらヘッドをボールの外側に入れ、左前安打を打つ。
長野は、55球目、真ん中のカーブ116キロにヘッドアップして三ゴロ
5回表
神里は、77球目、インコース(左打者のアウトコース)ベルトの高さのカットボール140キロを空振り三振
楠本は、79球目、真ん中のカットボール136キロを打って左中間に二塁打
大瀬良は、86球目、アウトローにスライダー128キロをワンバウンドさせる。會澤は、三塁側ベンチ方向にボールを弾く。
二塁走者楠本は、ホームベースに走る。大瀬良が捕球し本塁へ送球。
會澤がヘッドスライディングした楠本の右側から下から上に楠本にタッチしてアウト
ソトは、87球目、アウトローのカットボール141キロを空振り三振
5回裏
髙橋大樹は、57球目、インロー(右打者のアウトロー)のチェンジアップ133キロを打って中前安打
會澤は、59球目、アウトハイ(右打者のインハイ)のストレート144キロを打って左前安打
今永は、61球目、リリースの瞬間までに左膝が真下に落ち、左足の小指球を支点に左足が立ち、左足踵が一塁側に倒れる。
リリースの瞬間、右足の踵の外側を支点に右足がインステップ、右膝が折れ曲がる。左腕上腕部が凹む。
小窪は、61球目、アウトハイ(右打者のインハイ)のストレート144キロに対し、左膝で地面を蹴って左膝を突っ張らせるが左股関節が引っ込み切らない。両股関節をぶつけると右膝が投手方向を向く。左翼棒左にファウル
小窪は、63球目、インロー(右打者のアウトロー)のチェンジアップ133キロを空振り三振
大瀬良は、67球目、インロー(右打者のアウトロー)131キロをファウル、3バント失敗
田中広輔は、68球目、アウトローのスライダー136キロにヘッドアップして投ゴロ
6回表
筒香 92球目、真ん中のストレート146キロにヘッドアップして二ゴロ
ロペスは、93球目、真ん中のストレート145キロを打って遊ゴロ
宮﨑は、97球目、アウトローのカットボール139キロを空振り三振
6回裏
菊池涼介、70球目球目、左肩の開きが右肘の推進に先行、ヘッドが遅れる。打球にスライス回転がかかる。右邪飛
バティスタ 71球目 ヘッドをボールの外側に入れ縦に擦り下ろすが、ヘッドがボールの下に入り損ね、打球にスライス回転がかかる。左前安打
鈴木は、77球目、アウトコース(右打者のインコース)ベルトの高さのスライダー134キロを打って投ゴロ
今永は、84球目、インロー(右打者のアウトロー)にチェンジアップ133キロをワンバウンドさせ、長野に四球を与える。
髙橋大樹は、88球目、真ん中低目のスライダー131キロを空振り三振
7回表
伊藤光は、105球目、真ん中のカットボール133キロを打って右前安打
大和は、108球目、真ん中高目のストレート142キロを打って左前安打
今永は、109球目、真ん中高目のストレートを打って投ゴロ
神里は、113球目、真ん中低目のストレート146キロを見逃し三振
楠本は、120球目、インコース(左打者のアウトコース)ベルトの高さのカットボール139キロに対し、左足がインエッジの状態からストライドが広がる。空振り三振
7回裏
會澤は、94球目、インコース(右打者のアウトコース)ベルトの高さのストレート143キロを打って右飛
小窪は、96球目、アウトハイ(右打者のインハイ)のスライダー136キロを打って左前安打
松山 101球目、アウトローのスライダー136キロにヘッドアップ、更に手首を返す。投ゴロ
田中広輔は、106球目、アウトローのスライダー139キロを打って投ゴロ
8回表
レグナルトは、6球目、インロー(右打者のアウトロー)にストレート149キロが外れ、ソトに四球を与える。
筒香は、10球目、アウトコースベルトの高さのストレート147キロを見逃し三振
ロペスは、13球目、インコース(右打者のアウトコース)ベルトの高さのチェンジアップ134キロを打って右飛
宮﨑は、14球目、真ん中のストレート145キロにヘッドアップして三ゴロ
8回裏
菊池涼介は、5球目、真ん中高目のスライダー136キロを打って中前安打
バティスタは、7球目、真ん中高目のスライダー134キロを打って二併打
三嶋は、12球目、アウトローにスライダー136キロが外れ、鈴木に四球を与える。
三嶋は、20球目、インハイにスライダー135キロが外れて長野に四球を与える。
西川は、4球目、アウトコースベルトの高さのスライダー125キロを打って中前安打(詳細前述)
砂田は、申告四球で會澤を出塁させる。
野間は、3球目、真ん中高目のストレート143キロを空振り三振
9回表
伊藤光は、4球目、インハイのスライダー133キロを打って一邪飛
大和は、10球目、アウトハイのスライダー133キロに対し、ステイバックの過程で左肩が内に入り左腕上腕部三角筋を投手の方に向ける。左肩の開きが右肘の推進に先行 右飛
パットンは、13球目、中﨑がトップを作ってから左足で地面を蹴る。 パットンは、中﨑が右腕上腕部を回外したときに左膝を骨盤より下までレッグアップ
真ん中高目のストレート144キロを空振り三振
9回裏
安部は、5球目、インコース(左打者のアウトコース)ベルトの高さのスライダー133キロを打って二ゴロ
田中広輔は、10球目、インロー(左打者のアウトロー)のストレート146キロを見逃し三振
菊池涼介は、18球目、アウトコースベルトの高さのスライダー134キロを打って遊ゴロ
10回裏
パットンは、22球目、ダブルプレーン投球、真ん中高目にストレート145キロが外れ、バティスタに四球を与える。
パットンは、28球目、ダブルプレーン投球
インローにストレートが外れ、鈴木に四球を与える。
磯村は、31球目、左足小指球に体重をかけ、真ん中高目のストレート143キロをバント
パットンは、西川を申告四球で出塁させる。
パットンは、34球目 ダブルプレーン投球
會澤は、34球目、真ん中のストレート146キロを打って中越安打(詳細前述)
広島2-1DeNA