阪神のセットアッパー桑原謙太朗のピッチング

Last Updated on 2022年4月9日 by wpmaster

208年8月16日の対阪神タイガース戦(京セラドーム大阪)では、150球を投げた末に、7被安打無失点6奪三振という内容で初完投・初完封を達成した。

一輝との交換トレードで、野中信吾とともにオリックス・バファローズへ移籍。
2014年11月17日白仁田寛和との交換トレードで阪神タイガースへ移籍したことが発表された。

2017年4月中旬以降は、クローザーのラファエル・ドリスにつなぐセットアッパーとして、前年からのセットアッパーであるマルコス・マテオと共に勝ち継投を形成。

4月5日の対ヤクルト戦から5月21日の同カード(神宮)までは16登板試合連続、5月27日の対DeNA戦から7月18日の対広島戦(いずれも甲子園)までは(セ・パ交流戦での10試合を含む)19登板試合連続で無失点を達成。チームトップの67試合へ登板し、防御率1.51、4勝2敗39ホールドという成績を残した。記録した43HPは、63試合の登板で7勝36ホールドを挙げたマテオと共にセリーグ最多で最優秀中継ぎ投手のタイトルを分け合った。

2018年は、前年と同様にシーズンを通してセットアッパーとして活躍。62試合に登板し2年連続60試合登板を果たした。
2018年シーズンにおいては、K/BBが50イニング以上に登板したセ・リーグ投手の中でトップの5.42を記録した。

動作解析

桑原は、右踵重心で上体が反る。

右股関節を外旋して左膝を大きく内入れして「く」の字を作って右足拇指球に重心を移してヒップファーストでステップ。

テイクバックのときに右肩がわずかに下がるが、右肘をつまみ上げたときに、左肩、左肘は開かないが、右肩が左肩よりも上がる。

トップを作る過程で、左肩、左膝が開くが、右股関節、腸腰筋は内旋しない。

ボールを持つ手が頭の方を向き、頭の後ろに隠れる。

コッキングの角度は、サイドアームとスリークウォーター(45度)の中間だが、左足をスパイクの内側から着地してスパイクの外側に重心がかかり、右足を蹴ってから回転軸が一塁側に傾くのでスリークウォーター。

スライダーには、失速の少ないカットボール(ムーヴィングファストボール)のようなものと、失速の大きいスライダーとがある。

フィニッシュで三塁側に重心が残る。

各種指標

球種配分

球場別成績