Last Updated on 2023年3月24日 by wpmaster
今回取り上げる投手は、広島で言うと、高橋昂也、アドゥワ、長井と同期。
阪神の才木といい、藤嶋といい、この世代は、楽しみな投手が多い。
個人的に、彼にも秋冬のキャンプを越えて一回り大きくなったピッチングを期待していた。
残念ながら、一月下旬(2019)に右手の血行障害になり、手術を受けた。
個人差はあるが、中﨑も実戦復帰まで8か月を要しており、今季中の復帰は難しくなった。
肩肘だけの問題でなく命にも関わる面なので、じっくりリハビリをして更にレベルアップして一軍のマウンドに帰ってきて欲しい。
昨季の通算成績(2018)
2018年4月28日のDeNA戦でリリーフ登板し、これが一軍公式戦初登板となる。
6月7日の千葉ロッテ戦で2番手として登板し、4回無失点ピッチング。
6月17日の西武戦に先発予定であった松坂が故障し、代役としてプロ初先発。
6回2失点でプロ初勝利。
8月26日の広島戦で7回1失点で2勝目を挙げる。
動作解析
右足の踵に重心を残して右股関節を外旋して左膝をレッグアップする。
右足の拇指球に重心を移して左膝をルーズに曲げて左足を踏み出す。
ヒップファーストも極端でない。
テイクバックのときは、逆L字から右肘をつまみ上げる。
テイクバックは背中の方には右腕を入れず、藪田並みに短い。
上体と左足で「く」の字を作って蹴り戻し、左膝で「く」の字を作って左肘と左膝を並進させる。
クイックのときは、右関節を少し外旋するときと、外旋しないときがある。
クイックのときは、ルーズに右膝を曲げる。
左足はスパイクの内側から着地する。
トップの位置も高く、トップが頭の方に深く入る。
トップを作ったときに右腕上腕部が外旋する担ぎ投げの投手。
右腕前腕部が回外して右肘が沈むことがある。
トップを作ったときに左膝が割れる。
トップを作ったときに右膝が内に入ることがある。
左足を着地するや否や右肘が出てくるので、左足の着地から右肘の出までの間が短い。
メッセンジャーと同じぐらい右肘の出が遅れることがある。
リリースの瞬間に0ポジションができる。
リリースの瞬間に左足が突っ張る。
体軸を一塁側に倒し、左足拇指球で地面を蹴って左内転筋、左ハムストリングス、左膝を蹴り伸ばし、両足をシャッフルさせ、瞬発力をボールに伝えると共に下半身にかかった負荷を解く。
外国人投手のように、左足の拇指球で地面を蹴るので、穴が掘れ易い、傾斜の緩い神宮(防 14.54)、マウンドが柔らかい横浜(同 54.00)での成績が良くない。
マウンドが硬く、傾斜が急な東京ドーム(防 0.82)、ナゴヤ(同 2.73)、粘土で掘れ易いがマウンドが硬いマツダ(同 1.00)での成績が良い。
左足の着地から右肘が出るまでの間が短く、回転数の多いボールを投げるので、打者は、藤嶋のレッグアップにレッグアップ又がすり足を遅れないことが重要。
各種指標(2018)
コース別成績
右打者
左打者
球種配分
球種別成績
対戦成績
追加更新情報
(2022)