Last Updated on 2019年11月27日 by wpmaster
打者は、オフシーズンの間、実戦でスイングしていないから、スイングした結果としてのタイミング、バットとボールの軌道との距離の掴み方が慣れていない、戻っていないから、現段階では、打者は多少割引いて、投手は厳し目に評価しないといけない。
実績組は、開幕にベストに持っていけなくても、シーズンを終わってみれば、相応の結果を出すので、フィジカルのメンテナンスのみで、後は本人に一任でいい。
一方、実績のない者は、アピールしないとスタートラインにすら立てない。
投手編
先発床田は、2併殺を含み、3回36球、2安打 無失点。
床田は、右足をインステップでスパイクの外側から着地している。
リリースの瞬間に右足が突っ張らずに右膝が垂直に曲がってしまっており、下半身がロックされて瞬発力がボールに伝わり切っていない。
右膝が閉じたままリリースしているので、フォロースルーの過程て体軸の使い方が横回転になり、体軸が三塁側でなく本塁方向に倒れている。
打者に両胸が正対する場面が見られた。
フォロースルーのときに、重心が一塁側に残っている。
本人言わく。ボールが中に入った分、50点と評していたが、あなたの課題はそこじゃないよ。
ボールは中に入れていい。
瞬発力がボールに伝わらない投げ方が問題なのである。
現段階では、打者の仕上がりが投手に比べて遅れている分、無失点で抑えられたが、投球動作の完成度が今のままだと、二軍相手に無双できても一軍では厳しいだろう。
打者編
長野は、振り下ろし始めにわずかに左肩が上がって左肩が下がっていたが、ヘッドの下がりを抑えて中前安打。
現段階では、良くはないが、まずまずの仕上がりで、これから交流戦辺りに向けて上げていくだろう。
野間は、結果はヒットだが、ヘッドがボールの内、更には下に入ってスライス回転のゴロを打っていた。
仕上がりは長野に比べると若干遅れている。
メヒアは、インサイドアウトでヘッドの下がりを抑えてレフトに本塁打。
メヒアの仕上がりは上々。
坂倉は、キャンプ中は、ヘッドをボールの外側に入れて引っ掛けてセンターから右に打てていたが、この試合の打球はいずれもセンターから左。
小園は、ステップ幅が広いからステイバックから左肘が前に出てこない。
守備におけるハンドリングはプロ入り前より上手くなった。
堂林は、後ろ体重で、ボールをカチ上げて打ってバックスクリーンに本塁打。
カチ上げて打った部分は、一つのアプローチではあるので、一概に悪いとは言えないが、一旦は治った振り下ろす直前のヘッドの下がりが出た。
更に右肩が上がって左肩が下がり、フォロースルーで腰が伸びあがってしまっている。
今一つだな。
あまり進歩していないな。
鈴木誠也は、ヘッドが遅れてスライス回転がかかったが、ヘッドがボールの外側に入っていた分、ライトスタンドへの本塁打となった。
こちらもまだまだ調整段階で、シーズン中のバッティングには程遠いが、彼については、これから仕上げていくわけだし、今はとやかく言う必要はない。