日南キャンプ第1~2クールの現状と課題。

Last Updated on 2019年11月24日 by wpmaster

鍋の後の締め。

汁に片栗粉、野菜、豚バラ肉を投入してあんかけを作って、油をかけていないパリパリのチキンラーメンにかける。

残り汁でプリンを作る。

これ、結構旨いで。

トルコやマレーシアには鶏肉の入ったプリンがあるんやで。

さて、キャンプも第2クールに入りましたが、個人的に気付いたことをいくつか挙げてみたいと思います。

各選手、調整途中なので現段階では完成度は求めませんが、どこをそうすればいいのかを書いていきます。

投手陣の調整の進捗度と課題

島内颯太郎

島内は、グラブを持ち上げ、右膝をルーズに曲げて大腿骨を骨盤に刺す上下動が出来ている。

右肩を左肩よりも下げてからステップし、上下動ができているから右股関節のタメがある。

ほぼ0ポジションの角度で投げられている。

リリースの瞬間に左足が突っ張っていることに加え、右肩甲骨を剥がす動作が大きいので、リブダウンしてから右肩が左の背中に着くぐらい上体を一塁側に倒せている。

ボールを緩く握っているので、リリースの瞬間に瞬発力がボールに伝わる。

人差し指と中指をくっつけて真下にボールをこすって、小指の腹をボールの下に潜らせているので、カットボールのような失速の少ない軌道のボールを投げる。

只、岡田同様、テイクバックのときに右肩を左肩よりも下げて投げる、すなわち、上に向かって投げる投げ方なので左足を着地してからトップを作る過程で左肩が開いてしまうことがある。

それと未だ上体がスウェイすることがある。

このスウェイするところがあるから、前述の上下動を採り入れているのであろう。

カイルレグナルト

レグナルトは、カーブは、人差し指と中指を空けるスライダーの握りから投げる。

フランスア同様、レグナルトは、左肘を本塁方向に向け左腕上腕部を外旋、左腕前腕部は回外→左腕上腕部を内旋、左腕前腕部を回内(リリース前は小指が前、リリース直後は親指が下、肘頭が上。フィニッシュは小指側が前)する担ぎ上げ。

最大外旋位のときに上腕部の外旋がタイトすぎるとリリースの瞬間に肘が沈む。

波動を使って外旋をする必要がある。

一塁側を踏んでインステップするので縦回転に横回転がボールの軌道が加わるので、バットとボールの軌道との距離が取りやすい。

だから、カーブに打者はヘッドが止まる。

ケイシーローレンス

ローレンスは、インステップして体軸が三塁側に傾く。

ローレンスは、担ぎ投げでない、右腕上腕部の外旋→内旋の過程が短いサイドアームに近いスリークウォーター。

主に肘関節を使って投げざるを得ない。

ローレンスは、左足の着地とほぼシンクロして左肩が開き、右肘の出が遅れて出てくる、特にクイックのときに右肘が伸びてしまうので(ドアスイング)、制球はつけやすいが、両胸を打者と正対してしまう。

ローレンスの動画のコメントには、メッセンジャーに投げ方が似ているというのがあったが、全く似てねえよ。

個人的に見て、フランスア、KJに次ぐ三番手以下としては、モンテージャ(練習生)、レグナルト、ローレンス=ヘルウェグの順。

床田寛樹

床田は、故障前に比べ、下半身が太くなった。

しかし、インステップしてからリリースの瞬間も右膝がクローズドしている。

上体が前に倒れることがある。

リリースの瞬間に左足に重心が残る。

右膝の壁が崩れるので、瞬発力がボールに伝わり切っていない。

カープファンの評価は高いが、個人的には、先発ローテに入るのは厳しいかな。

打者の仕上がりと課題

正隨優弥

正隨は、左足は、骨盤より下までレッグアップするにとどめ、ステップ幅が狭く、ミートポイントを前にして打つので、外国人打者同様に、日本人の打者としては始動(レッグアップ)が遅い。

故に、左足の着地位置の探りと振り下ろし始めがシンンクロしたり、上体がスウェイして左足の着地が遅れて右肘がそれに遅れて出てきてしまっている。

左足の着地が遅れると、右肘が右股関節の外旋より遅れてしまう。

よって、速い球に差されてしまう。

キャンプ、オープン戦で、素振りと並行して打席で速い球にスイングしていくことが重要。

小園海斗

小園の父親の言うハンドファーストでは、引手主導で左股関節の内旋よりも右肘が遅れて出てくるドアスイング。

ドアスイングでは、速球に差されるだけでなく、変化球もフルスイングできない。

ハンドファーストのゴルフ打ちによって金属バットの弊害であるドアスイングが矯正されるという記事を書いたライター、コイツ野球知らねえな。

小園は、以前よりも極端なオープンスタンスで、構えたときに右肘が伸びて右肘がロックされているのが少し気になったが、予備動作のコックで波動を作ってロックを解除。

小園は、左膝、左の股関節がロックされているので、左股関節、左膝で波動を作って打球にトップスピンがかかってしまう。

小園には、オープンスタンスは合わないように思う。

トップを固めないとボールを受けてしまう旨の指摘を東出にされたようだが、トップハンドの親指でグリップを押し込む前の波動があるからこそむしろ速いボールに対応できる。

右足の探りが未だ少し大きい場面もあったが、ストレート系に対し、トップハンドのエルボフォーストで振れるようになってきた。

ストレートに対し、エルボファーストで右に引っ張ることができれば、変化球も打てるよ。

堂林翔太

堂林は、今のところ、振り下ろす直前にトップが寝るところは修正できているが、インサイドを打つとき、左足の着地の前に左肘を抜いて、且つ、右脇が閉まっているから右肘が前に出ていかずに、窮屈な打ち方になっている。

サンタナ

サンタナは、髙橋大樹や昨年までの堂林同様に、振り下ろす直前にヘッドが寝る。

ヘッドがボールの上に被さってトップスピンがかかる。

ステップ幅が広く、上体がホームベース上に被さるので、インハイに遅れ、落ちる球にヘッドが止まらない。

右打者は練習で左で打つことがあるので、左打席で打つ場合、利き腕出ない方がトップハンドになるのでレベルスイングの方が打ちやすいというのはわかります。

右投げ左打ちの打者はレベルスイングでも対応できるが、右打者がこれをやったら一軍の投手のスピードには対応できない。

鈴木誠也は、バットのメーカーが刻印したマークの右側面に打点が集まる。

すなわち、それだけ、振り下ろす直前にヘッドが寝ずに、ヘッドがボールの外側に入っているということ。

だから、左方向への打球の割合が高い。