2018年セリーグ最多登板、最多ホールドを達成したヤクルトのセットアッパー近藤一樹のピッチング

Last Updated on 2022年4月11日 by wpmaster

2003年チーム最終戦のオリックス戦で一軍初登板を果たした。
2004年オリックス戦でプロ初先発・初勝利を記録。

2008年、プロ7年目で初めて、一軍公式戦の最終規定投球回に到達。自身初の10勝と、パシフィック・リーグ10位の防御率を記録した。

2011年11月4日右肘遊離軟骨の除去手術を受けている。
2012年右肩を故障、11月1日右肘にできていた骨棘と滑膜ひだを除去する手術を受けた。

2013年リリーフに転向、レギュラーシーズン終了後に4年連続で右肘の手術を受けることから、10月28日には、球団から支配下選手登録の解除を通告され、11月26日には、育成選手として球団と契約

2016年7月17日八木亮祐との交換トレードでヤクルトに移籍

2017年プロ初セーブ、14ホールドを挙げる。

2018年8回を投げるセットアッパーとして定着する。2015年の秋吉に並ぶ球団記録の74試合登板、球団記録を更新する35H、42HPを記録し、最優秀中継ぎのタイトルを獲得し、これがプロ入り17年目で初のタイトルとなった。

動作解析

右投げ右打ち スリークォーター

近藤は、右足の踵に重心をかけて右股関節を外旋し、左膝を内に入れてヒップファーストで左足をステップする。

クイックで投げるときも右股関節を外旋してから左足をステップする。

テイクバックのときに左肩よりも右肩を下げる。

テイクバックのときに右股関節を引っ込め、右腕前腕部を回内し、右腕を背中の方に引くときと引かないときがある。

右肩関節の外転の前に右肘が逆L字になり、右肩関節の外転が遅れる原因であると共にインピジメントの原因となる。

左足の着地位置の探りが短く、左肘と左膝が並進する。

右肩関節の外転のときに、右股関節が内旋しない。

左肩を内旋できている(左肩が開かない)。

一方、左膝が開くこともある。

右肩関節の外転のときに、右膝が内に入ることがある。

右肩関節の外転のときに、コックした右肘を一塁側に引いて両肩甲骨をぶつける。

右腕上腕部を外旋してトップを作る前に右股関節を内旋する。

左足は踵から着地する。

左膝はスクエアだが、左肩が開く。

右腕上腕部を外旋してトップを作ったときに胸の張りが大きく、ボールを持つ手が頭の後ろに隠せている。

左足の着地から右肘が出てくるまで間がある。

コッキングの角度、右肘の高さ、体軸の傾きを総合すると、スリークォーターのときとオーバーハンドのときがある。

リリースの瞬間に左足が突っ張らない。

リリース後、フォロースルー期に入って左足が突っ張る。

リリースのときに骨盤が引けて右足に重心が残ることがある。

上体を一塁側に大きくタンブルし、右腕前腕部の回外のときに右足で地面を蹴る。

フォロースルーのときに左足母指球で地面を蹴って瞬発力をボールに伝えると共に下半身にかかった負荷を解く。

フォオロースルーのフィニッシュで右手を頭の方に持っていき、フォロースルーが大きい。

各種指標

2018年のストレートのMaxは、149km/h

球種配分

球場別成績