Last Updated on 2022年4月9日 by wpmaster
先日、俺様がホテルのビュッフェでランチを嗜み、精算を済ませて階段を登って行くと、そこには、結婚式の記念撮影とおぼしき一組のカップルが。
ウェディングドレスの新婦に七五三スーツの新郎。
ふと、新郎の足元を見ると、プぷぷぷプ、やはり、シークレットシューズが。
平らな新婦の腹の中には、間男との間にできた子供が・・・
妄想が止まりません。
さて、今季ブレイクした選手の一人に、カープも打ちあぐんだガルシアがいます。
オルネキガルシアは、1989年8月2日生まれで、2019年シーズンには30歳になる左投げ左打ちの投手。
公称190cm 104kg
フォーシーム、ツーシーム、スライダー、ストレートチェンジ、九里や藪田も投げる119キロ前後のナックルカーブ、126キロ前後のパワーカーブを投げる。
フォーシームのMaxは、155km/h
ガルシアは、2018オフ中日との年俸面での交渉が決裂し、自由契約。
オープン戦では、私も個人的にはそれほど評価していなかったが、シーズンに入るまでに課題を修正し、カープは、無安打無得点をされかかったこともあり、3勝を献上しし、中日戦負け越しの原因の一つともなった。
ソフトバンクとの対戦で、パワー系オーバースローのピッチャーの層の厚さの差を見せつけられ、当方も、自由契約となったオーバースローのガルシアの獲をしろと書いた。
しかし、2018年12月17日、年俸1億7,000万円で阪神タイガースと契約が内定。
※年俸は、公表数字で実体との乖離もあり得るので私も信用はしていない。
巨人の補強は、実際に補強と言えるのは、丸の獲得のみで、後は、ビヤヌエバがどこまで日本の投手に対応してマギーの退団を相殺できるか。
それ以外は、支配下選手の枠の無駄使い。
40本のホームラン打者が一人入るよりも10勝投手が一人入る方がチームの成績は大きく変わります。
西は、来季、阪神では、今季の野上程度の数字でしょうから、大した補強とは言えませんが、ガルシアの獲得は、阪神にとって大きな補強となったと言えるでしょう。
ガルシアを補強したことで、投手陣に関しては、横振りの外国人投手を獲得したカープや巨人よりもずっといい補強ができてますよ。
ガルシアの今季通算
ガルシアは、2017年12月27日、中日ドラゴンズと契約。
今季は、4月4日の巨人戦、6回2安打1失点で来日初勝利。
4月22日の広島戦で7回10奪三振で自身3連勝。
5月12日の巨人戦で来日初完封。
7月18日の広島戦では7回までノーヒット、8回1安打無失点8奪三振で10勝目。
中日の外国人投手では2011年のマキシモ・ネルソン以来7年ぶりの二桁勝利投手となった。
また来日1年目での二桁勝利は球団では2000年のメルビン・バンチ以来。
最終成績は下記のとおり。
動作解析
①左投手ガルシアは、左足の踵に重心を残し、骨盤よりやや下に高さに右膝を上げ、ほとんど右足は内に入れず、一瞬左股関節を二塁方向に内旋し、フットファーストでステップ。
②スパイクの内側から着地するのもフィジカル上悪いことではない。
マウンドの硬い球場でも、柔らかい球場のどちらでも対応できるだろう。
ガルシアは、前述のように、スパイクの内側から着地し、胸の張りも大きい。
右腸腰筋と左肘を結ぶタスキ掛けの内旋が俊敏で右足を着地してからのスパンが短い。
しかし、右肩が開き、右足がインステップして右膝の割れのレンジが大きくなることがある。
ガルシアは、ステップ、特に、スライドステップのときに、左膝を曲げたとき、左膝が左膝のつま先よりも前に出るのでインステップになることがある。
インステップすると、左足と右足がクロスすれば、左足が遠回りしてしまい、また、ここでのガルシアのように、両足をクロスできずに、一塁側に左足を着地させ、両足をクロスさせてもさせなくても左腕が横振りになってしまうのだ。
これでは、球速表示が高くても、瞬発力が逃げてしまうのだ。
③オープン戦のときは、トップを摘み上げたときに、右肩、右膝は辛うじて開いていないが、トップを作る過程で、左足を蹴り始めて左股関節が外旋し、リリースする際に打者の正面に胸を見せていた。
しかし、胸を見せることについては、シーズンに入ってからは修正され、左股関節のタメもある。
ガルシアは、インステップが大きく、左腸腰筋の外旋が、左肘の出よりも先行しており(右肩の割れに左肘の出が遅れる)。縦回転よりも横回転が勝っていることがある。
リリースでボールを擦るときと引っ掛けることがある。
ガルシアは、トップを作ったときに、左腕前腕部が回内できているときと、回外しているときがあり、何れも左肘が沈む。
ガルシアは、トップを作る過程で左腕上腕部が外旋し、左腕前腕部が回外して左肘が沈む。
左腸腰筋が外旋し、左膝が内に入ることがある。
④ガルシアは、リリースの際の左肘の位置、トップの高さ共に高い。
回転軸が三塁側へ大きく傾いて、左腕と垂直に交わるから、ここまでのところを総合すると回転数の多い球が投げることができる。
リリースの瞬間は、右足は突っ張ることができている。
これは、ボールに瞬発力が伝わる投げ方だ。
ガルシアは、リリースの瞬間に左腕上腕部が凹むことがある。
⑤ガルシアは、日本人投手よりは、遥にフォロースルーでの左足のターン率は高いが、外国のプロ野球で投げていた割には、一塁側に左足を着地させて一塁側に重心が残ることがある。
一塁側に重心が残るというころは、フォロースルーを止めてしまい、腕が最後まで振れていないっていること。
これは、右足がインステップすることと関係がある。右脇腹が攣ったのも一塁側に左足を着地させる動作と関係がある。
まとめ
ガルシアの攻略方は、ボールを置いたときにヘッドをボールの外側に入れて打っていくことが必要。
頭の位置は、骨盤の中心線でも後ろ足の上でもいが、個人的には骨盤の中心線の方がいいだろう。
いずれにせよ、トップの位置は後ろ足の上に置いて懐の深い打撃が重要。
緩急を使う投手なので、ステップ幅が大きいとヘッドが遅れて出てスライス回転のゴロを量産し、スウェイすると、緩い変化球をフルスイングできなくなってしまう。
踵体重だと、外の落ちる球にヘッドが届かずに、止まらなくなる。
ヒッチの「下げる」を忘れずにして、ボトムハンドの肩、肘が内に入らなくして上体がホームベースに被さらないことが必要。
投球動作が崩れても、すぐに試合の中で修正することができるので、ファウルを連発する打法ではなく、ゾーン内の球を一振りで捕らえることが重要。
ファウルを連発する打法だと、ヘッドがボールの内に入って打者の打撃の方が崩れてしまうのだ。
各種指標
コース別被打率
右打者
左打者
ツーシームは、カットボール回転がストレートに、その他は、シュート系に含まれていると推定できる。