Last Updated on 2018年10月2日 by wpmaster
プロ野球球団には、1チーム70人という支配下選手登録の枠があります。
プロ野球球団は、絶えず、よりよい選手と入れ替えていかなければ、強いチームにはなりません。
机に座るサラリーマンの仕事は誰にでもできます。
弁護士、税理士、会計士のような先生と呼ばれる職業も、試験に受かることは簡単にできませんが、無資格者でも有資格者よりもレベルの高い仕事をすることができます。
しかし、プロ野球選手は、誰にでもできる職業ではありません。
誰かに戦力外通告をしなければ、新戦力を入団させることができません。
戦力外通告の予想というテーマの記事をアップすると、お前はそれでもファンなのか、戦力外通告候補として挙げた選手に謝罪しろと言う声が沸いてきますが、彼らは、リストラの職務に当たらないからそういう綺麗事が言えるのです。
10月1日現在、広島東洋カープの支配下選手登録の人数は、69人です。
ドラフトで6人、新外国人選手2人獲得、2つ空席を作って育成選手の中から2人(必ずしもあるわけではありません)昇格させる、又はシーズン中に新外国人選手を獲得するとなると、60人にまで減らさなければなりません。
自由契約見込みでトライアウト受験予定の他球団の選手と水面下で交渉したり、シーズン中に外国人を獲得するかもしれないから、もう一人減らして59人かもな。
よって、9人を退団させなければなりません。
新井、天谷が引退を発表したので、10人から2人引いても、最低でも7人に戦力外通告をしなければなりません。
私は、、丸も松山もFAで他球団に移籍をするものと見ています。
人的補償で選手を獲得するのでこの2人の退団に伴う人数の異動はプラスマイナスゼロとします。
第一次戦力外通告が確実とみられる選手
①カンポス
個人的には、日本で通用すると昨オフから開幕前には述べましたが、一軍登板試合は1試合のみ。
日本のマウンドに適合できなかった、トップを作ったときに、右肘が背中側にグッと入るので、ボールをコントロールできなかった、右足をターンしたときに左膝の壁が崩れる、原因は幾つか考えられますが、首脳陣のニーズに合わなかったというのもあるでしょう。
ブレイシアは、リリースの瞬間に左足が突っ張って日本人打者をストレートで差していましたので、メジャーに復帰して結果を残しましたが、カンポスは難しいかな。
予想が外れたのは、私が勉強不足であったのは否めません。
カンポスは、夫人の出産立ち合いといいうことで8月に帰国した後は、二軍でも登板がありませんでした。
実際、カンポスが日本に戻ってきたかどうかも明らかではありません。
何れにしても、公式発表されていないだけで、本人から自由契約にしてくれとの申し入れがあったものと推察されます。
②ヘルウェグ
ヘルウェグは、ジャクスンとは天秤にかけない。
ジャクスンがメジャーでのプレーを申し入れ無い限り、カープ主導で自由契約はしないだろう。
プロの監督、コーチは、打者が打ち損じたり、ポジショニンにより結果として抑えたとしても、フィジカル、体軸の使い方、クイック、スライドステップを含む投球動作とか、プロセス、ボールの軌道を細かく見ますからね。
俺が活躍すると言って活躍しなかった選手はいても、一軍で通用しないと言って一軍で通用した投手は一人もいないからね。
打者なら、ソトは通用しないと言って通用したけどな。
ヘルウェグは、何度も言うように、一軍のレギュラークラスには通用しないだろうね。
ヘルウェグも今季限りで自由契約だろうな。
③飯田哲矢
飯田と佐藤は、orでなくandです。
サイドアームに転向させられることは、首に鈴を付けられること。
社会人から入団して4年目、敗戦処理、ワンポイント問わず、内容をアピールできなかった。
④佐藤祥万
サイドアームに転向させれらることは、首に鈴を付けられること。
高卒からプロ11年、3球団。
他球団であれば、とっくに自由契約になっている選手。
敗戦処理でも内容をアピールできなかった。
日本人投手では、オスカルと並んで自由契約の筆頭候補。
⑤オスカル
サイドアームに転向させられることは、首に鈴を付けられること。
社会人から入団して3年目。
今季一軍登板なし。
⑥辻空
2018年8月24日の社会人との試合から、手術後復帰初登板。
体軸の使い方、コッキングの角度、肘の高さを総合的に見てサイドアーム寄りのスリークウォーターになっていたので、首に鈴を付けられちゃったのかな。
育成からの昇格組は、自由契約の見極めが、入団当初から支配下選手であった選手よりも早い。
久本の例からするともう一年経過を見ることもあり得る。
久本と違って実績は全くないが、年齢は久本より若い。
再び、育成契約に戻ることはあり得る。
⑦庄司隼人
プロ9年間で1安打。
他球団であれば、とっくに自由契約になっている。
今季もノーヒット。
攻走守取り柄がない。
曽根、上本がいるので出番がない。
野手では、自由契約の筆頭候補。
⑧土生翔平
大卒からプロ7年間で、1安打
今季一軍出場なし。
①~⑧の選手は、活躍する見込みがなので、自由契約になっても一切異論は申し上げません。
引退するか否かの決定権が本人に与えられている選手
①永川勝浩
個人的には、今季で引退してもいいかなとは思うが、実績から言って、球団は、引退するか否か、又は、自由契約の手続きを採って移籍するかの決定は本人に委ねるだろう。
②石原慶幸
個人的には、今季で引退してもいいかなとは思うが、実績から言って、球団は、引退するか否か、又は、自由契約の手続きを採って移籍するかの決定は本人に委ねるだろう。
③赤松真人
二軍で実戦復帰。過去の実績から言って、球団は、引退するか否かの決定は本人に委ねるだろう。
④エルドレッド
実績から言って、球団は、引退するか否か、又は、自由契約の手続きを採って移籍するかの決定は本人に委ねるだろう。
戦力外通告を免れる選手
①岩本貴裕
今季は、1安打のみ。
右投げ、左打ちの選手は、左肘が遅れて出るので、インコースを打つのが下手。
岩本は、左投げ、左打ちなので、インハイ、インコースのベルト付近、インローがさばける。
岩本は、松山に通ずる役割は求められていない。
似てるようで似ていないのが松山と岩本。
似てないようで似ているのが、広瀬アリス、広瀬すずの姉妹だ。
守備が上手そうに見えて下手なのが西川、守備が下手そうに見えて上手いのが岩本だ。
一塁守備は堂林、西川より遥かに上手い。
②白濱裕太
来季は、會澤がFA権取得。
数字以上に地力がある。
戦力外になるとすれば船越の方が先。
③青木陸
年齢からしてもう2~3年経過を見てもらえる。
④桒原樹
俺は期待していないが、年齢からしてもう2~3年経過を見てもらえる。
⑤高橋大樹
外野守備は上手いがバッティングは一軍レベルではない。
後一年猶予が与えられる。
美間同様、トレード候補
⑥堂林翔太
来季も居場所がない。
後2年猶予が与えられる。
美間同様、トレード候補
⑦船越良太
バッティングがプロのスピードについていけない。
具体的に言うと、トップを作るのが遅い。
あと、一年、経過を見てもらえる。
⑧中村恭平
今季一軍では打ち込まれたが、今季、スリークウォーターからオーバースローに戻して投球そのものには進歩の後が見られる。
⑨福井優也
年1~2回ローテーションの谷間の試合を消化してくれる投手。
トレード候補でもある。
➉横山弘樹
大学社会人を経てドラフト2位で入団して今季が3年目。
二軍での成績云々は、兎も角、フィジカル上、二軍で投げられており、投げ方上も、首に鈴を付けられたという話も聞かないので、今季限りということはないだろう。