Last Updated on 2018年7月12日 by wpmaster
野球のユニフォームは、チンコが蒸れる、痒くてたまらん、陰毛が擦れる。
そこで、俺は、高校生のとき、陰毛を剃ってみた。
エステに行く金なんてないから全部自分で剃った。
コーナーピッチング並みに労力を要した。
すると、蒸れない、擦れない。
ウンコが完璧に拭き取れる、ウォッシュレットで完璧に洗浄できる。
臭わない。
痒くない。
床に陰毛が落ちない。
物に触れると敏感になれる。
いい事ずくめなんだな。
だから、俺は、初めて剃毛して以来、現在までずっとVIOラインをパイパンにしている。
今でこそ、中田翔を始め、日本のプロ野球選手の中には、パイパンにしている選手も増えてきているのだが、欧米や中東諸国のオネーチャンやメジャーリーガーは昔からやってきたこと。
やっていないのは日本だけだった。
後で詳しく述べるが、俺は間違いだらけの指導を受けてきた昭和の野球部員。
その一方で、このように、俺には、いち早くメジャー流を採り入れて、女子にも広めてきたという自負がある。
昭和の学生野球のレベルは、一部の学校を除き、酷かった
さて、巻頭言でも書いたが、私は、都立高校の野球部出身。
栄養費がもらえるということで、某野球名門校のセレクションを受けたが落ちた。
俺は別所の如く号泣した。
野球の実力が通用しなかったからではない。
栄養費がもらえなくなったからだ。
グラウンドは、サッカー部やバレー部など、他の運動部と共用。
マネージャーも下級生部員がやっていました。
スコアラーも勉強のできる下級生の仕事です。
新庄高校のように、ももクロの夏菜ちゃんそっくりのコのいるチアリーディング部なんてありません。
応援は、吹奏楽部と補欠部員だけです。
練習開始のランニングも、軍隊ばりに全部員整列して一切、列を乱すことなく、肥えを出しながら走ります。
ウェイトは、腹筋、背筋、スクワット、ウサギ飛び、タイヤ引き、ケツ歩き、ワニ歩き、クマ歩きしかバリエーションがありません。
これをやるとどこの筋肉、関節、腱が強化されるのかが説明されたことがなく、ただやらされているだけです。
練習中は水が飲めません。
プール、海水浴は厳禁。
でも、部室には、灰皿が置いてあります。
バッティングでは、アッパースイングは厳禁で、ダウンスイングとレベルスイングのみ。
ヒッチも厳禁。
監督、コーチは、ヒッチなんて言葉は知りません。
正確には、グリップを上下させるなと言われました。
でも、観光できたメジャーリーガーは皆ヒッチしていたんですね。
田淵も今の丸と同じぐらい、わかりやすくヒッチしていました。
それと、ピッチャー返しをしろ。
引き付けて打て。
リストを鍛えておっつけて打て。
センター方向に打つのにもレフト方向に打つのにも、手首を返しませんから、リストの強さなんて関係ありません。
事実、鈴木誠也の握力は、チーム最弱です。
トップやテイクバックという用語は知っていても、
トップやステイバック(当時はテイクバック)の作り方なんて一言も出てきません。
冗談抜きに、来た球をパンパンと打てというレベルです。
こんなもん愚直に守っていたら、低打率のピストル打線しかできません。
それでいて試合になって初めて右に打てと言い始めます。
ピッチャーの投球に差されて右に打球が飛んだことはありますが、どうやったら右に打てるのかが現役時代はわかりませんでした。
それでは、ピッチングはどうか。
「捕手のミットめがけて投げろ。」
野球をやったことのある人ならわかるだろうが、プレートを踏んだときからリリースの瞬間までキャッチャーミットの方を顔が向いていたら投球が逸れる。
リブダウン、フォロースルーのときに、捕手のミットを見ることは不可能だ。
①「腕を振れ、ボールを置きに行くな。」
指導者は、具体的にどう体を使うのかは説明できません。
②「臭いところを突け。」
③右足を三塁側に着地して、打者と正対してフィニッシュしろ。
見事なまでに矛盾しています。
でもこの投げ方だと腕を振り切らず、下半身を使わないから球数が放れるんですね。
その一方で、肩、肘は損耗する。
今だから言えることですが、私は、投げ込みには反対なんですね。
走者二、三塁でプロのスカウトが注目する打者を迎えたときなんかは、右膝を伸ばしてリリースし、一塁側に体を倒して右足を一塁側にターンさせていましたが、その方が速い球が投げられるからやっていただけで、体を動かすメカニズムが分かった上でやっていたわけではありません。
変化球もカーブしか教わったことがありません。
スライダー、シュート、チェンジアップ(ドロップですが俺の中ではチェンジアップです)は独学で覚えました。
私は、リトルリーグのマイナーから野球を始めました。
腰を捻って、くるぶしを捕手の方に向けて左足を踏み出しなさいは、リトルリーグでは出てきましたが、中学、高校では出てきませんでした。
「ヘッドを体の前に出すな」(これを徹底しすぎると逆方向や、むしろ三塁ゴロしか打てなくなる)もリトルリーグで言われて以降は出てきません。
バッティングもピッチングも守備もぶっ倒れるまでやれば、体が最も楽な方法で打てる、投げられる、捕れる。
特に、フィールディングなんて、体の正面で捕れ、腰を引くな、体で止めろしか教えられませんでした。
逆シングルで捕ると怒られます。
バッテリーは、ファウルカップ、レガース、マスクを装着して18.44mの半分の距離からのノックをパレット2箱分。
内野は、素手で緩いゴロを捕る練習もありました。
弥生時代レベルの指導です。
今の中学生だって、もっとまともな指導を受けているだろうよ。
現在と違って、スマホもPCも手に入れることができませんでしたから、指導内容の真贋や根拠を調べることができません。
書店に置いてある本も、高校生が読むに足りるものがありませんでした。
この頻繁にブログに出てくるインサイドアウト、バックスピン、割れを作る、着地位置を探る、ヘッドを残す、エッジをかける、三角筋、肩甲骨、大腿骨、内転筋、ハムストリングス、腸腰筋、回外、回内、外旋、内旋なんて言葉は、どれも現役当時は知りません。
ブログを書くようになってから知ったことばかりです。
学ぶって楽しい。俺が死ぬまでブログを続ける理由
でも、こうして自分で調べて、現在野球をやっている子供たち、学生、社会人、プロ野球選手が学んでいることを、学んでみると楽しいんですよね。
現状、カープは投手が足りない。
しかし、現状、プロ野球の外国人選手枠は、4人。
しかし、プロ野球規約82条には、日本国籍でない者も次の場合には、外国人とは看做さないとある。
1.選手契約締結以前に、日本の中学校・高等学校・短期大学(専門学校を含む)などに通算3年以上在学していた者。
確かに昔から使われてきた手だが、そうか、この手があったか。
そうはいっても、この制度を利用してきたのは、韓国人、台湾人、日系ブラジル人が主で、黒人はいなかった。
私が黒人を見るのは年に数回でだったが、移民が増えた現在では毎日のように見かけるようなった。
キューバ、ドミニカ、プエルトリコの住民は、西アフリカから連れて来られた人の子孫だ。
先日、俺は、日本の遊びということで、友人のリベリア人、ブルンジ人の子供に野球を教えた。
ビニールボールで5球、軟球で5球(カットボール3、ツーシームのスライダー1、ワンシーム1)、硬球で3球(カットボール、ツーシームのスライダー,ワンシーム各1)、オーバースローのピッチングを教えた。
勿論、三塁側で四股を踏む昭和式の投げ方ではなく、現役引退後に学んだ、リリースの瞬間右足を突っ張らせ、一塁側に上体を倒し、右足を一塁側にターンさせるメジャー式の投げ方だ。
彼らは、日頃、サッカーでかけずり回っているだけあって、ハムストリングスが鍛えられている。
あっという間にマスターした。
彼等は、第二、第三のフランスアだ。
今後、彼等が、リトルリーグやボーイズリーグに進むのか、サッカーに進むのかは俺にもわからない。
しかし、野球を好きになってくれて、将来、カープに入ってくれたら、この上ない喜びだ。