Last Updated on 2018年9月20日 by wpmaster
試合のポイント
オープン戦で打球を受けて、ファームでの調整登板を経て、今季初登板となった中村祐太。
脱力してリリースの瞬間に瞬発力を注ぐ。
投球動作の過程の一つ一つをピックアップするとまだ修正を要する部分があるものもあるが、
投げた球のほとんどで、投球動作をきっちりと完結させている。
球速表示は平凡だが、ボールに瞬発力が乗っているね。
胸の張りも大きく、打球を受けた箇所は、もう大丈夫のようだな。
昨季よりも、総合的にみて、一段と成長が看て取れるな。
118球と、少し、球数を投げさせ過ぎだが、7回2安打 廣岡の本塁打1本による1失点。
故障しやすい投げ方が見られたところがあったので、そこは修正しながら、
このピッチングを続けて今季はシーズン通して先発ローテ定着といきたいところだね。
アイツもこの試合には、出番がなかったがベンチに復帰したしな。
相手もメジャーでそこそこ実績のある投手だし、中々対戦する毎に打てるもんじゃない。
終盤は、ヤクルト打線に迫られたが、バッテリーそ中心に守り切った。
カット打法なんてやる奴は、肩が内に入るか、回転軸が先に回る打者ということだから、投手は、縦の変化球やストライクゾーンの中に瞬発力の乗った真っすぐで案外軽くひねれるもんよ。
フルスイングしてミスショットせずに一撃で仕留める打者が最も厄介だよ。
試合の詳細
中村は、初回、ワインドアップから、右足踵に重心をかけて左膝を上げ始め、右股関節を内旋しながら、骨盤の上まで、左膝を上げる。
左膝を内入れして、右足拇指球に重心を移し、右足踵を軽く浮かせ、「く」の字を作ってステップ
テイクバックのときに、右肩が内旋する。
右肘が逆L字のときに、左足のスパイクの内側を地面に向ける。
右肘をつまみ上げたときに左肩がやや開き、左肘と左膝が並進しない。
トップを作ったときに左肩、左膝が開くが、胸の張りは大きく、右股関節、腸腰筋は外旋していない。
着地してからすぐに左内転筋を伸ばし、右腕を内旋しながら、左膝を蹴り伸ばし、上体が一塁側に傾けている。
トップの位置を高くできて縦回転の球が投げられているということ。
只、フィニッシュで右足を一塁側へのターンを途中で止めてしまっている。
山田哲人をアウトロー123キロのスライダーで空振り三振
中村は、9球目、右肘をつまみ上げたときに、両肩がM字になる。
左肩が開いて、左膝と左肘が並進しないが、フィニシュで右足を一塁側へターンして、アウトコースのベルトの高さのストレート136キロで西浦を空振り三振。
失速が少ない球が投げられてる。
バレンティンのところでも、右肘をつまみ上げたときに両肩がM字になり、トップを作る過程で左肩が開く右が、股関節は外旋していない。
上体がこのとき、やや二塁側に反っていて胸の張りが大きくない。
右腕を内旋してフィニッシュで右足を一塁側へターンする。
バレンティンをインコースのベルトの高さの144キロストレートで空振り三振。
1回裏
ハフは、トップを作ったとき、右股関節は外旋しないが、左肩が開く。
田中は、真ん中145キロの真っすぐを打って遊ゴロ。
菊池は、インロー132キロのチェンジアップを打って遊ゴロ。
丸は、インロー145キロの真っすぐ系の球を打って二ゴロ。
2回表右肘が逆L字になり、両肩がM字になり、頭が回転軸からズレるが、
青木は、インコースベルトの真っすぐ142キロにボトムハンドの前腕部が上がり、差されて遊ゴロ。
中村祐太は、右肘をつまみ上げたときに両肩がM字になり、トップを作る過程で、左肩、左肘が開き、リリースのときに右肘が伸び、アウトハイ(雄平から見ればインハイ)に外れ、四球。
中村祐太は、セットポジションから、右股関節の内旋なしで、ステップし、坂口は、インハイ119キロのスライダーを打ってニゴロ。
雄平は先に走っており、ランエンドヒットになり、進塁打となる。
中村は、セットポジションから、両肩がM字になり、右肘をつまみ上げたときに、右膝が沈み、左肩が開くが、上体を一塁側に傾け、右腕を内旋して左膝を蹴り伸ばし、右足を一塁側へターン。
廣岡は、インコースベルトの高さの真っすぐ140キロを空振り三振。
2回裏
松山は、アウトローのチェンジアップ132キロを打って中飛。
バティスタは、アウトコースのベルトの高さの137キロのカットボールを打って三ゴロ。
ハフは、トップを作る過程で右肩が開いたが、
下水流は、左肘が上に上がってインハイ(下水流から見ればアウトハイ)のチェンジアップを空振り三振
3回表
中村悠平は、アウトローの130キロスライダーを打って右飛。
中村祐太は、トップを作ったときに右股関節が外旋し、コックした右肘が一塁側に倒れ、左肩が開くが、胸の張りが大きい。
三塁側に重心が残るが、ハフは、インコースベルトの高さの129キロのフォークを空振り三振。
山田哲人は、ヘッドが遅れ、真ん中高目141キロのストレートを打って浅い左飛。
3回裏
ハフは、40球目、136キロのカットボールがインコースベルトの高さに外れ、美間に四球。
ハフは、左肘をつまみ上げたちきに、両肩がM字になる。
會澤は、インローのカットボール137キロをヘッドを残して打ってセンター前に落とす。
無死一、三塁。
ハフは、右足踵に重心をかけ、セットポジションからクイックで左膝の内旋なしでステップ。
トップを作る過程で左肩が開くが、左股関節は外旋しない。
中村は、インコースベルトの高さの147キロを、ステイバックしてヘッドを残してライナーでセンター前の安打。
センターは、本塁に送球しない。
広島1-0ヤクルト
無死一、二塁。
57球目、ハフは、腸腰筋の外旋よりも右肘の出が遅れ、インローに144キロのストレートが外れて田中に四球を与える。
無死満塁。
菊池は、体の近くでバットを回すが、インハイ130キロのカットボールを打って遊飛。
ハフは、左肘をつまみ上げたときに、右肩、右膝が開かない。
左腕のトップを作る過程でも、左股関節が外旋しない。
丸は、ボールをこすってボールの下にバットをくぐらせて左飛。
丸の犠飛で、広島2-0ヤクルト。
二死一、二塁。
松山は、真ん中高目のチェンジアップを、ボールの下から手首を返して打ってニゴロ。
山田がボールをこぼし、二死満塁。
バティスタは、インロー135キロのカットボールを打って遊飛。
4回表
中村祐太は、60球目、右肘をつまみ上げたときに、右股関節が外旋しないが、骨盤が前に出され、左肩が開き、回転軸から頭が外れ、トップの位置は高いが右肘が伸びて、105キロのカーブがインハイに外れ、ステイバックして振り下ろし始めた西浦の肩口に死球を与える。
中村祐太は、フィニッシュで右足を一塁側へターン、バレンティンは、アウトローの136キロ真っすぐに、ボールの下から手首を返し、三ゴロ併殺。
中村祐太は、両肩がM字になり、回転軸から頭が外れるが、右足を一塁側へターン。
青木は、差されてショート後方のフライ。
4回裏
下水流は、インハイ145キロのストレートを空振り三振。
美間は、136キロ真ん中高目のカットボールを打って投ゴロ。
會澤は、骨盤の上に頭を乗せて、右肘先行のインサイドアウトで振ってインコースベルトの高さの144キロのストレートを打って三遊間を破る安打。
中村祐太は、139キロ真ん中高目の真っすぐを空振り三振。
5回表
中村は、ワインドアップから、右足踵に重心を残して左膝を上げ、右股関節を内旋してから左膝を内入れして「く」の字を作ってヒップファーストでステップ。
テイクバックのときに、右肩の内旋が少しタイトである。
右腕のトップを作ってときに、胸の張りが大きいが、右股関節が外旋して左肩、左膝が開く。
フィニッシュで右足を一塁側へターンして投げる。
74球目、アウトハイのスライダー127キロを廣岡にレフトスタンドに本塁打される。
田中は、アウトハイ144キロのストレートを空振り三振。
菊池は、インローのチェンジアップ132キロを打って三直。
丸は、真ん中132キロのカットボールを打って二ゴロ。
6回表
中村祐太は、84球目、左膝を上げたときに、右踵に重心がかかり、上体が反る。
右肘をつまみ上げたときに、左肩が開く、右肘が伸びて真ん中高目に119キロのスライダーが外れ、山田哲人に四球を与える。
バレンティンには、アーム式に近い投げ方から、左足が一塁側に傾くが、左膝を伸ばし、右足を一塁側へターン。
バレンティンをアウトハイ149キロのストレートで空振り三振。
廣岡は、ヒッチして左足の着地位置を探るときに、グリップの位置を上げ、ステップの幅を狭くして頭が後ろの骨盤の上に乗せてステイバックできていた。
6回裏
松山は、腸腰筋の外旋が左肘の出よりも早く、アウトコースのベルトの高さのチェンジアップ131キロに、ヘッドが遅れて投ゴロ。
バティスタは、インローのチェンジアップ133キロをステイバックのときに頭が前に出されるが、壁を作って三遊間の安打。
下水流は、振り下ろし始めたときに左肩が下がってボールの下から手首を返して三ゴロ併殺。
ハフは、6回 106球 打者24人 4安打 4奪三振 2四球 2失点(自責同じ)。
7回表、中村祐太は、107球目、右肘をつまみ上げたときに、両肩がややM字になり、左肩が開く。
雄平は、真ん中高目148kキロをヘッドを残して壁を作って打って深い左飛。
雄平は、ステイバックの過程で、右膝よりも右肩が内に入った分、差された。
中村祐太は、トップを作ったとき、胸の張りが大きく、右股関節、腸腰筋は外旋していないが、右肘が一塁側に倒れて沈み、左肩が開く。
腸腰筋の外旋よりも右肘の出が遅れて、坂口は、インコースベルトの高さの140キロストレートを壁を作ってライナーで三遊間を破る安打。
中村祐太は、118球目、左膝を蹴り伸ばして右足を一塁側へターン。
廣岡を真ん中高目137キロでショート後方のフライに打ち取る。
中村祐太は、7回 118球 打者25人 2安打 1被本塁打 6奪三振 2四球 1死球 1失点(自責同じ)。
7回裏
美間は、アウトコースのベルトの高さの128キロのスライダーをボールの下から手首を返し、三ゴロ。
秋吉は、左足を着地し、右足を蹴ってから三塁側に回転軸が傾き、サイドアームよりは、アンダースローに近い投げ方をし、會澤は、インコースベルトの高さのストレート141キロを打って右飛。
サイド~アンダーアームは、腸腰筋の外旋が早く、秋吉は、打者の正面に胸を向け、ボールの出どころが打者の前に現れるのが早いが、インハイに142キロの真っすぐが外れエルドレッドの左肘をかすめ、死球を与える。
カウント1-2からの12球目、田中の打席で、秋吉がピッチドアウトし、中村悠平が二塁に送球するが、送球がスライダー回転して逸れ、代走安部が二盗に成功。
センター前で送球が右に切れ、バックスクリーン方向にボールが転がる間に安部がホームイン。
広島3-1ヤクルト。
秋吉は腸腰筋の外旋が右肘の出よりも早く、インローに130キロのスライダーが外れ、田中に四球を与える。
田中は、打者菊池の初球に走って盗塁失敗。
秋吉は、1回 15球 打者4人 無安打 1四球 1死球 1失点(自責0)
8回表、Jacksonが登板。
山﨑は、真ん中高目140キロのスライダーを見逃し三振。
川端は、アウトコースのベルトの高さのストレートを打って遊ゴロ。
Jacksonは、右足拇指球に重心を移し、ヒップファーストで投げるが、右肘をつまみ上げてから、トップを作る過程で右股関節が外旋していないが、腸腰筋が外旋し始め、左肩、左膝が開く。
回転軸から頭が外れる。
山田は、インコースベルトの高さのストレート150キロを、骨盤の上に頭を乗せ、ステップ幅を小さくしてボールをこすって、ボールの下にバットを入れてレフトスタンドに本塁打。
広島3-2ヤクルト
Jacksonは、右肘をつまみ上げたときに、左肩、左膝が開く。
西浦は、アウトロー140キロのスライダーを壁を作って左前安打。
打者バレンティンのところ、カウント0-1から、Jacksonがアウトコースのベルトの高さのボール球のストレート150キロを投げたときに、西浦は盗塁失敗。
Jacksonは、1回 21球 打者4人 2安打 1被本塁打 1奪三振 1失点(自責同じ)。
8回裏、石山が登板
菊池は、真ん中高目138キロのフォークを打って右飛。
丸は、真ん中高目のストレートを空振り三振。
松山は、アウトコースのベルトの高さの148キロのストレートを打って、二ゴロ。
中﨑は、左膝を上げたときに拇指球に重心がかかり、右股関節の内旋してから、左膝が外旋して左膝を真下に落とし、フットファーストでステップ。
トップを作る過程で、右股関節、腸腰筋は外旋していないが、左肩、左膝が開く。
左足は踵から着地し、すぐに左内転筋を伸ばすが、三塁側に重心が残る。
バレンティンは、アウトコースのベルトの高さの148キロのストレートをヘッドを残し、壁を作って右中間へフェンス上部に直撃する二塁打。
中﨑は、15球目、右肘をつまみ上げたときに両肩がM字になり、トップを作る過程で、右股関節が外旋していないが、左肩、左膝が開く。
ボールを持つ手が頭の方を向き、頭との距離が近くトップの位置も高いが、一塁側にコックした肘が傾く。
リリース直後に右肩が凹む。
雄平は、ステイバックのときに、右肩が内に入り、凹む。
青木は、体が前に出され、ボールの下からヘッドを返し、インコースベルトの高さのツーシームを打って遊ゴロ。
雄平は、インンロー135キロのスライダーを空振り三振。
坂口は、ヘッドの出が遅れ、アウトローのシュートを打って遊ゴロ。
中﨑は、1回 18球 打者4人 1安打 1奪三振 無四球 無失点。
広島3-2ヤクルトで試合終了。
勝利投手
中村祐太 1勝0敗
敗戦投手
ハフ 0勝2敗
セーブ
中﨑 0勝0敗7S
ホールド
Jackson
対戦成績 広島4勝1敗