Last Updated on 2017年12月11日 by wpmaster
22回戦 広島4-6巨人 東京ドーム
これ以上は、難しかったんだろうね。
大瀬良は、立ち上がりから、特に2回以降、トップを作ったときに右肩がへこみ、ボールを引っ掛けたり、更に、球によっては、頭がラインから外れ、高めに外れていた。
この動作は、肩を痛めている投手の投げ方で、この投げ方を続けていると試合中に肉体を損耗し、故障を再発、又は悪化させる。
翌日投げた中村祐太も大瀬良や岡田ほどではありませんが、このような動作が見られます。
やはり、彼も肩の故障歴があります。
大瀬良と同じ試合で投げた巨人の先発の宮國もテイクバックを小さくしてトップを作ったときの右肩、右肘の位置を高くしていますが、
やはり、トップを作ったときに右肩がへこむことがあります。
投手の頭数が足りない中、何も登録抹消しなくても、中5~6日後からリリーフに転向させて一軍に置いておけばいいのではないかという考え方も成り立ちますが、今の状態だと、短いイニングでも通用しないでしょう。
大瀬良を登録抹消したことは妥当であったと言えるでしょう。
フィニシュでの重心移動も含め、もう一度、ファームで投げ方を基礎から作っていった方がいいね。
この試合、勝利投手は、中継ぎの田原で、1勝1敗
カミネロに22個目のセーブ(2勝5敗)
敗戦投手は、大瀬良で、8勝2敗
対戦成績は、広島の16勝6敗
23回戦 広島1-3巨人 東京ドーム
中村祐太は、前回までと同様、左膝が開いたところを打たれましたが、5回3失点は試合を作ったと言えるでしょう。
ただ、今回、打たれた球は、重心が三塁側に残っているんですね。
中村祐太と同じ試合に先発した巨人田口も、フィニッシュで右膝が伸びて球速表示以上の球のキレがあったのですが、
打たれた球は、重心が一塁側に残っているのです。
左足の着地後、左膝、右股関節のタメを作ってリリースし、フィニッシュで左膝を伸ばして、骨盤、内臀筋を使って一塁側に上体を傾ける、
右足を一塁側に送り、左足の前を通過させるメジャー式の投げ方を、カープで初めてやったのは、1999年の長谷川昌幸。
その後、黒田、前田健太、野村、岡田、藪田、大瀬良、中村祐太らがこの投げ方をするようになりました。
広島は、他球団に比べ、投球でも打撃でも、新しいものを採り入れていくチームだったのですが、
先月辺りから、広島の先発投手が総じて従前の三塁側に重心を残す従来型の投げ方で投げる投球の割合が増えてきたことが気にかかるところです。
前述のフィニッシュで右足を(左投手は左足を)一塁側に(左投手は三塁側に)半時計周りで送るメジャー式の投げ方は、
腰の回転の方向と同じ方向に右足を回すので、瞬発力をつけて強く蹴りすぎなければ、瞬発力を逃さずに、加速させる。
腰の回転の際の瞬発力に抗わないので、別の瞬発力による負荷がかからず、肉体も消耗せず、故障もしにくい。
一方、フィニッシュで三塁側に四股を踏む、三塁側に重心を残す投げ方は、
骨盤を回転する方向と逆の方向に右足を進行させるわけで、
骨盤の回転する際の瞬発力に抗うわけですから、
抗う際にできた瞬発力による負荷がかかってしまい、右腕の振りを止めてしまうわけですから、
瞬発力をかけずに構えてテイクバックしてスイングしてもそこで瞬発力を消耗しまいます。
右肩が開き、リリースポイントと打者の目線との距離が遠くなる。
投手の手を解く動きを見てから、打者がスイングを始動した後の、
打者を通過した後での体感速度が速く感じない(いわゆる球を置きに行く、球がお辞儀する状態)だけでなく、
右腕だけ内旋させる、いわゆる手投げになりので、股関節、膝から下を肩を故障しやすい。
カープの選手には、メジャー式の投げ方で投げて欲しいのだが。
打つ方では、西川は、トップを作ったときに、グリップが耳と肩の間辺りに入り、
左足のラインよりも深く入っており、いい状態で打てている。
岩本も一昨日は、マシスンの半速球を引き付けて引っ張って打ち、状態はいい。
この試合、勝利投手は、田口で、12勝2敗
カミネロに23個目のセーブ
敗戦投手は、中村祐太で、4勝3敗
対戦成績は、広島の16勝7敗
まとめ
5.5ゲーム差だが、優勝は固い。
鞭を入れなくても優勝できる。
9月14日までは試合が詰まっているので、中5日ではなく、先発ローテーションは6人で回していって欲しい。
藪田、岡田、大瀬良の内から一人リリーフに回せるのは、16日の試合からだろうね。
いずれにしても、これから先の14日までが最もハードな戦いになるだろうね。
[追記]
Johnsonは、完治していないでしょうから、きっちり中6日で回してほしいです。阪神に勝っても他の球団に勝っても1勝は1勝です。
ファームの試合は、9/1が福井の先発、その前の試合である8/24も福井の先発。
次の水曜日は、中4日になるので福井は現実的ではない。
練習試合がどの程度行われるかの情報が入ってきていないので、現実にはだれが大瀬良枠で登板できるかは推察できません。
先発として誰が見てみたいかという観点で、言わせていただければ、加藤がどの程度改善されているか見てみたいですね。
他には、九里に、今週末~来週火曜日に登板がなく、中田廉を中継ぎで昇格させることができれば、中5日で九里でもいいと思います。