Last Updated on 2017年12月1日 by wpmaster
広島の優勝は、100%決まったといっていいでしょう。
オフのトレードによる補強についても、そろそろ、論じ始めてもいいと思います。
実際、既に、いくつか水面下で交渉もされているでしょう。
トレードが成立するということは、望まれていくこと。
トレードが成立したからといって、その選手が日本プロ野球から消えるわけではない。
個人的には、トレードについて、ネガティヴに考える必要はないと思う。
この選手は、カープファンに人気選手なので、トレード云々について論じつことは、半ばタブーのようになっているところがある。
相当、反対意見が出ることが予想されるが、
当方は、既に、カープファンから相当嫌われているので、何も失うものはありません。
このテーマについて、忌憚なく述べたいと思います。
堂林はトレードに出してあげた方がいいでしょう。
このまま、カープにいても来季以降も使われないでしょう。
一塁には、新井、エルドレッド、岩本がいて、西川がサードのときには、安部が一塁に入ります。
ライトは、鈴木誠也が不動のレギュラーで、来季も開幕から4番として出場するでしょう。
センターは、丸
レフトは、松山、エルドレッド。
外野の控えに野間。
数年後、柳田が加入すれば更に、出番はなくなるでしょう。
それは、最近、岩本でなく、堂林が降格したところを見ても明らかでしょう。
また、広島は、今季、今村、中﨑、一岡に登板が偏る結果になりました。
来季は、このようなことは避けなければなりません。
堂林をトレードに出した場合、どのような選手と交換されることになるでしょうか。
いくつか、考えてみました。
故障などにより、野手が不足した球団といえば、巨人とヤクルトがあります。
巨人とは、最近でも、青木高広⇔小野のトレードがありましたし、安部友裕⇔大田泰示のトレードが成立寸前まで行きました。
①堂林⇔宮國
巨人は、レフトのレギュラーが空いています。
プラス金銭かプラス下水流で獲得できるかもしれません。
宮國を先発ローテにいれれば、大瀬良、岡田、藪田のいずれかを後ろに持っていけます。
獲得できなくても前記3者の内、一人は後ろに回して、今村、中﨑の負担を軽くしなければならないでしょう。
しかし、九里がもう一人増えるようなものなので、それほどこのトレードは推奨できません。
②堂林、福井⇔高木勇人又は、堂林、西川⇔高木勇人
高木勇人は、プロ入り一年目は、先発ローテーションに定着し、8勝しましたが、昨年は、途中中継ぎ降格し、5勝9敗、
今季は、緊急の場合の代役先発、中継ぎが主。
巨人は、東野や木佐貫のようにローテーション投手であっても、1、2年ダメだとトレードに出すこともあるので、
条件次第では、トレードに応じるかもしれません。
交換要員が堂林のみでは無理でしょう。
西川又は福井辺りをプラスしないと交渉にすらならないでしょう。
福井は、先発のサブとして必要です。
西川も現状のカープでは出番が限られます。
田中に代わってショートを務めるのは無理ですが、レフトも守れ、
打撃もレギュラーと遜色のないレベルにあります。
②のトレードもあまり、推奨できません。
③堂林⇔平井諒(ヤクルト)
勤続年数、年齢、年俸も同程度。
交換要員は、堂林一人で獲得できるでしょう。
実は、この投手、以前から、個人的には、もの凄く欲しかった投手。
フィニッシュで三塁側に残るときと一塁側に右足を一塁側に送るときは、半々ぐらいですが、
低めも高めも伸びがある(スイングした後での錯覚の話です。)
2016年、広島打線は、手も足も出ませんでした。
今季は、一軍では4試合にしか投げていませんが、イースタンではクローザーをしています。
この投手が加入することで、一岡、中田廉の負担を軽くすることができます。
①から③の中では、最も現実的で、最もメリットのあるトレードでしょう。
④堂林⇔小熊
年俸は、ほぼ同じ。
広島にとって、先発のサブが一人増え、現在のローテーション投手が後ろに回った場合の先発勝ち数の減少分を
いくらか埋められますが、広島にとって、劇的なプラスにはならないでしょう。
⑤堂林⇔松田龍馬(阪神)
フィニッシュで一塁側に右足を送り、重心移動。
きちんとした動作で投げているときは、もの凄い球を投げる。
個人的には欲しい投手。
しかし、阪神は野手の層が厚く、ビハインドからでも勝ち越せる阪神にとって、後ろの頭数は、いくらいても多すぎることはない。
23歳(誠也と同じ年)と若いので、阪神側はトレードに出さないだろう。
[追記]
高木勇人投手は、ウチもまともに打ち崩した記憶がないので、今の起用のされ方は、非常に勿体ないと思います。
宮國投手も先発に固定すれば、相応の結果を出してくれるように思います。
西川と福井は、貴重な控えなので、出すのは憚られますが、堂林と下水流は、巨人さんに行っても、工藤選手、橋本選手、立岡選手、重信選手との競り合いに勝つことができるかどうかは怪しいです。
[追記]
中日岡田、福谷の両投手は、堂林と1:1は、現実的には難しいと思います。
中日岡田、福谷の両投手は、過去に相当使われていますので、損耗具合がどの程度なのかも気にかかるところです。
左は左でも、、田口、岩貞、大野、濱口、今永、石田は、間違ってもくれないでしょう。
セリーグのそれ以外の左投手を見ますと、総じて、右投手より実力が落ちるように思います。
探してみましたが、どうしても欲しい左というのは、セリーグでは現段階ではいないです。
パリーグは普段見ていないので、現段階ではお答えするのは難しいです。
実力の落ちる左であれば、実力のある右の方がいいように思います
Q
横浜ファンですが、西川は素晴らしい若手選手じゃないですか。
堂林以上にどんな選手相手であっても、出すべきじゃないでしょう。
堂林もまだまだ伸び代があるように見えますが、ポジションの問題と、環境を変えてあげるべき時期というのはわかります。
ただ左腕先発は、どこもなかなか出せないでしょうねえ。
話のもってきようによっては、同リーグでは、先発再生の可能性もあるヤクルト村中くらいか。
左腕というだけならば、横浜に福地、大原、林と余剰気味の投手がおります。
3名とも来季の契約は微妙な立場とも言えますので、交換トレードに乗る球団があるかはわかりませんけどね。
3名とも今季1軍登板なしで、3名とも2軍で防御率3点台、3名とも2軍での三振奪取率は高い。
佐藤祥万が1人増えるだけかもしれませんが、福地などは、去年今年合算で、64回2/3で80奪三振(しかし40四死球..)と球威はありますし、大原、林はキャリア十分。
投打違えど右腕の国吉なら、永遠の未完の大器どうしで、どうでしょう?
上記リリーフ左腕をつけるくらいできるかもしれませんよ。
[追記]
西川は、高木勇人投手を獲得するのであれば、出さないと獲得できないということで書きましたが、主砲の一人であり、プルヒッターであることから二番打者の候補の一人ですので、こちらとしては出したくはありません。
村中投手は、右足で弧を描く(右膝が開く)ので、打たれ出したら止まらないのとトップを作ったときに左肩が下がってボールを引っ掛ける。
大原投手は、リリース前に体重の負荷を解いていますが、スライドステップのときに右足で弧を描きます。
林昌範投手も、ステップするときに右足で弧を描きます。
福地投手は、トップを作ったときに左肩が下がりボールを引っ掛けるので、目線から遠いアウトローは見極められます。
申し訳けないですが、上記の投手は、今のカープには、あえて必要ないかなと思います。
国吉投手は、ステップするときに、左膝を伸縮運動するという動作により、瞬発力を消耗してしまうので、それがなくなればもっと良くなると思います。どちらかというと先発向きの投手ではないでしょうか。
コメントの中で挙げられた投手の中では国吉投手が最も良い投手でしょう。
[追記]
トレードは、相手、相手との関係(立場上の有利不利)があってのことですから、故障者が多く若手が伸び悩む他球団が堂林の打撃を見て必要な選手なのか否かというのはあります。
新井は、現段階では引退を発表していませんので、一塁には新井がいると書きましたが、個人的には、今季限りで引退もあり得るでしょう(新井の衰えと引退があり得ることはこれまで何度か書いています)。
ここでのテーマとは関係ありませんが、石原も今季限りで引退するかもしれません。
エルドレッドは、インコースを引っ張れるようになり、懐の深い打撃ができつつあるので、故障さえ治れば、一塁であれば数年はいけます。
自由契約にして他球団に獲得されてしまうということはしないでしょう。
一塁には、岩本、安部、外野の右打者は、鈴木の他にバティスタがいます。
右の内野手には小窪がいます。
新井が今季限りで引退しても、しばらくは、野手は、飽和状態にあるでしょう。
堂林は、規定打席に到達したシーズンが一シーズンだけありますが、不振のときの新井ほど、極端に前に出されてヘッドが前に出るということはありませんが、始動が遅れる、懐の深さがない(ボールを見る間が短い)、膝を使った重心移動が上手くないので、監督、コーチから見て最も計算しにくい選手なのではないでしょうか。
バティスタも小窪も懐は広くないですが、堂林よりは幾分広いように思います。
[追記]
佐藤祥万は、最近まで一軍登録されていましたが、敗戦処理です。
チームそのものが打線が追いつけないレベルの大量リードをされている試合がほとんどなく、登録されていても殆ど登板することはありません。
前々回登録されていたときは、一度も投げることなく登録抹消されました。
飯田、オスカル、佐藤祥万はいずれも、ステップするときに右足で弧を描きますので、僅差の場面では使えません。
三投手とも、来季の契約は怪しいでしょう。
戸田と中村恭平は先発型ですが、塹江は、ファームでは先発調整しているものの、将来のクローザー候補です。
国吉投手は、リリース前には、非常に瞬発力による体重の負荷を解いてトップを作っています。
ここ2年間一軍では殆ど投げていませんが、前回挙げさせていただいた点とフィニッシュでも一塁側への重心移動がコンスタントにできれば、制球は大雑把なままでも再生できると思います。
福井よりは修正するところは少ないように思います。
[追記]
昭和の30歳前後と今の30歳前後とは肉体的に違います。
働くことが可能な期間は延長させられています。
岩本、松山は30代前半で後7~8年、田中、丸、安部は、後12~13年、菊池8~9年、余程のことがなければ、現役でやれるでしょう。
安部は、過去、巨人との間にトレードが成立しかかりました。
球団によって必要な選手は異なるので、現在契約している球団から必要とされていないことをもって、実力がないとは必ずしも言い切れません。
移籍先で、開花、復活した選手はいくらでもいます。
堂林は、現在9年目の27歳。
岩本は、2年間低迷した後、今年優勝決定間近に復活しましたが、堂林は、3年間低迷。
堂林については、球団も十分待ったと思います。
トレードが成立しかかった安部の9年目と野球の動き(技術)を比較しても、攻、走、守とも安部の方が数段上です。
岩本は、2年間低迷した後、今年優勝決定間近に復活しましたが、堂林は、3年間低迷。
堂林ファンは認めたくないでしょうが、今後も安部、松山、エルドレッド、岩本、バティスタ、野間、西川らに競り勝って出番を得るのは相当難しいでしょう。
このまま、カープに在籍し続けて32歳ぐらいになったら、年齢を口実に他球団のどこからも必要とされずに、国内独立リーグか野球以外の仕事を探さなければなりません。
今の内に、移籍した方が堂林にとってプラスではないでしょうか。