投手起用のやり繰りはつくづく難しいね。

Last Updated on 2017年12月2日 by wpmaster

ピッチングそのものは、今一つなんだけど、最後まで投げさせちゃって済まないな。

りリーフ陣の連投がどこまで可能か、先発、リリーフの回跨ぎがどこまで可能かは投球動作による(限界はある)

リリーフ陣を責められないんだが、勝ち継投の3人は、三連投して疲弊している。

藪田を上回る投手がチームにいなかったという状況から118球投げることとなってしまった。

チームナンバーワンの投手だから、リリーフ陣に藪田を上回る投手を充てるというのは難しいにしても

来季は、先発、リリーフをいかに配分するかが課題だな。

藪田は、立ち上がりから、4,12,15,16球目でトップを作ったときに

右肩が下がる。

今日も肩の状態は良くない。

2回からは、それがなくなるが、76,77,88,111球目で再び、トップを作ったときに右肩が下がる。

この試合の一球は、8回2死2、3塁でゲレーロに投げた3球目(この試合通算103球目)。

アウトハイのフォーシーム148キロで一邪飛に打ち取るのだが、

フィニッシュで一塁側に右足を緩く始動して送っているのはいいのだが、

最後まで右足を振り切っていない。

初回の京田の初球のアウトハイ真っすぐ(センター前)、20球目の真ん中低めのカットボール146キロ(三振)、

50,65,107球目といい、フィニッシュで一塁側に右足を送っているものの、後1歩足りなかったり、

右足を振り切れていない。

三塁側に重心が残る球も多かった。

右腕だけ内旋している手投げになっていて、下半身を使って右腕を振り切れずに腕が止まってしまっている。

バックスピンがかかりきった球が投げられないだけでなく、肩、肘を更に損耗すれだけでなく、

股関節も故障する。

中日先発は笠原(左投手)。

トップを作る(腕のスイングを始動するときの形)のが遅いので、

右足を下すのと、スイングの始動が一緒になっている。

体が前に出されて、右膝が右足のつま先より前に出てしまっている。

右足を着地したとき、左の股関節と右膝にタメがない。

打者が泳ぐのと同じく、腕が伸びて指先に瞬発力が伝わらない。

バックスピンがかかり切らず失速した球が高めに外れる。

打者がトップを作るのと、指のリリースが一致する。

打者の目線も遠くなる。

テイクバックの前で瞬発力による体重の負荷が左足と左肩にかかってしまっている。

テイクバックで左肩が下がり、始動も遅れる。

テイクバックで左肩が下げる動作は、球数を投げる毎に、肩が損耗する。

31,36球目でトップを作ったときに左肩が下がる。

手の平が外側に向いてから小指を先にチョップするのであればいいのだが、

手の平が外側に向かずにスライダー回転しているので、失速の少ないカットボールが

バックスピンが掛かり切らずにアウトローに外れてしまう。

打者は振ってくれない。

広島は、菊池の本塁打で先制。

始動が遅れてトップを作った位置から振り出すのと、スライドステップで左足を下すのが一緒になっているのだが、

フォロースルーが大きい分本塁打になった。

2点目を挙げた丸も右足を下すのとヒッチしてグリップを上げてはいるが、すぐに振り出している。

こちらもやや始動が遅れている。

共に、打撃は、完全には戻っていないな。

更に、広島は、會澤がヘッドを残して右中間に運び3点目。

藪田は、今季2度目の完封で14勝目

13度の先発で11勝。

今村、中﨑、一岡の登板は回避できたが、畝がブルペン捕手に連絡を取っていたところから、

ブルペンでは今村若しくは中﨑又はJacksonか準備をしていたものと思われる。

準備をさせたにしても藪田は責められないよ。

ブレイシアは、登録抹消ということは、勝ち継投には起用できないという評価なのだろう。

藪田は投球動作からいって、7回までがベターだと思ったが、

中田廉は薮田の後に投げる投手ではないし、

個人的には、最終回はJacksonでもいいかなと思ったが、ブルペンでの出来は良くなかったのだろう。

チームによって打撃のレベルは異なる。

よそのチームにはよそのチームのやり方がある。

カープはカープで、リリーフの層の厚さは、来季以降見直さなければならないだろう。

消化試合の中で、塹江をリリーフとして育成できないか?

ボールを引っ掛けるところが修正できて、

もう少しリリース前に瞬発力による負荷を抜いてリリースの瞬間にMaxの瞬発力で投げれれば、

松井裕樹以上になれると思うのだが。

先発は、試合前に肩を作るとはいえ、基本的には、休んだところから、急激に負荷をかけるのであるから、

毎日、少しずつ投げ、急激に負荷をかけないリリーフよりはフィジカル的には負荷がかかるかもしれないが

リリーフには累積による負荷もあるので、休みは必要。

藪田は、中5日で投げたのだが、5日の内、投球練習は1回なのかそれとも2回なのか(投手によって異なる)

調整投球1回当たり何球投げたのか、

前回登板から中何日で投球練習したのか気になるところだ。

また、明日以降の藪田の状態も気になるところだ。

次の試合には、岡田が中5日で登板、日曜日は、中3日で大瀬良が先発するようだ。

岡田は、5日間どのようなペースで調整投球をしたのか。

大瀬良は、6日に、ブルペンと試合で合計何球投げたんだ?

昨日はブルペンで何球投げたんだ?

優勝は100%なんだから、どちらもやって欲しくないなぁ。

[追記]

捨て試合にできる試合は、年間10試合あるかないかは、昨年で実証済みです。

交流戦のときに、今村、中﨑とワークシェアリングできる大瀬良ではなく、ロング、敗戦処理しかできない九里を後ろに持っていったのが失敗だったと思います。

日本シリーズは、4勝すれば優勝できること、3つまで負けられることは、
予め決まっていますので、負け試合は、あっさりと負けられるといいですね。