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02/08/2017 16回戦 広島 3-4阪神 マツダスタジアム
第2戦の先発は、大瀬良と小野
大瀬良は、40球目(3イニングス目)からトップを作ったときに右肩が下がることが見られ始めた。
福留には、フィニッシュで三塁側に重心が残ったところを打たれた。
5回には、西岡、福留、ロジャースに四球。
伊藤隼太、鳥谷に対してはフィニッシュで右足を左足の上を通過させて、三振、左飛で乗り切った。
大瀬良は、6回 102球 4安打 1被本塁打 5奪三振 4四球 2失点(自責1)
2番手一岡は、1回 13球 無安打 1奪三振 無失点
3番手中﨑は、1回 22球 2安打 無失点
今村は、フィニッシュでの重心移動をしているものの、重心移動が弱い。
後ろが小さく、前を大きくして瞬発力を0から100への投げ方なのだが、
前も小さい。
ゴロは、フィニッシュした方向と反対の方向に飛んでいる。
投ゴロへの反応も右のふくらはぎ辺りを庇いながら走っている。
ゴロを処理する前から重心移動が弱いので脱水症状ではなく、故障しているのだと思う。
スライドステップのとき、左膝で弧を描いていないけれども、
下半身のタメ(左膝のこと)がなく、伸ばした膝を軸に一塁側へ回るのが次第に早くなってくる。
左膝が開くのが早く、頭がラインからズレる。
右腕がフリーになってボールが高低に外れる。
スリークウォーターに近いオーバースローなので、ボールを引っ掛けて外れる。
ボール球を振ってくれず歩かせる。
一死満塁から、ロジャースがスクエアスタンスからインハイを両肘を伸ばし、左肘で掃ってレフト前に落とす。
左肘が空いていないのでインサイドをさばける。
今村は、フィニッシュで右足を左足の上に通過させて重心移動しているが、一塁側に回るのが早いからシュート回転する。
打者は、リリースポイントが目線から遠くなるのでボールが遅く見える。
今村は、俊介のところでトップを作ったときに右肩が下がる。
鳥谷には、三角筋を使って胸を張りを作って投げファウルを打たせた球は良かったが、
それ以外は、頭がラインから外れ、アウトハイに外れ四球。
今村は、24球と球数を要したので、ヘーゲンズと交代。
ヘーゲンズは、スライドステップで、フィニッシュで膝が伸びているし、左足で弧を描いていないが、
一塁側に上体を倒しながら一塁側に回るのが早い。
今村もヘーゲンズも下半身のタメを作ってリリースしてから一塁側に上体を倒しながら回る必要がある(右のふくらはぎやハムストリングスを痛めている場合は尚更)。
今村は、2/3 24球 2安打 3四球 2失点(自責同じ)
ヘーゲンズは、1/3 6球 無安打 無失点
今村は、事実上は今季初のセーブ失敗(記録上は2回目)。
チーム全体として見ても、エラーで負けたのではない。
クローザーが打たれたことが負けの原因の一つということだけ。
そんなに痛い負けではない。
今まで今村には散々助けられてきたんだ。
たった一回の失敗でとやかく言うことではない。
シーズンは長い。
球数が多くなれば途中交代もある。
投げられないほどの故障でない限り、これまでどおり、今村のクローザーでいいよ。
回の頭からギアを入れての三者三振なんて要らない。
そんなことしてたらシーズン持たない。
回の頭から投げる以上、これまでどおり、
先発同様、安打や四球は出してもいい。
一点差でランナー二、三塁でもない限りは、
リリースの瞬間だけにギアを入れ、後はフィニッシュをしっかりして
先発投手と同じく打たせて取ればいい。
打つ方は、初回、菊池の2ランの後は、松山が高橋聡文から打った本塁打のみ。
小野は、左足で弧を描いていないし、フィニッシュで右足を左足を通過させて重心移動をすることがしっかりとできており、
大瀬良も左足で弧を描かないので、重心移動ができている分、出来は大瀬良よりも良かった。
畠、柳だけでなく、小野も楽しみな投手の一人だよ。
小野は、5回2/3 114球 6安打 1被本塁打 5奪三振 4四球 1死球 2失点(自責同じ)
鈴木は、初回インコースベルトの高さのストレート151キロを左肘を掃ってレフト前に打ったが、
その後は始動が遅れて打ち損じ。
2番手 岩崎は、1回1/3 27球 無安打 3奪三振 無失点
3番手 髙橋聡文は、1回 16球 1安打 1被本塁打 2四球 1失点(自責同じ)
ドリスは、1回 18球 1奪三振 1四球 無失点
試合は、3-4で広島の敗戦。
勝利投手は、髙橋聡文で、4勝0敗
セーブは、ドリスに付き、1勝3敗 26 S
敗戦投手は、今村で、1勝2敗 19 S
対戦成績は、広島の8勝8敗
まとめ
阪神の中継ぎから、追加点が取れなかったことが主な敗因だろう。
マテオは左足で弧を描くことがある(パットンやカミネロほど頻繁にあるわけではない)。
ドリスは、左足で弧を描かずにスライドステップし、フィニッシュで右足を左足の上を通過させて
一塁側に上体を倒しながら重心移動をさせるので、球が伸びていると錯覚する投手。
一塁側に回るのが早いことがあればそこを捕えてフルスイングして崩してもらいたい。