対DeNA戦4-3で粘勝

Last Updated on 2018年5月8日 by wpmaster

DeNAとの2連戦。

野村と濱口の先発

野村は、交流戦 3試合 19回1/3 7自責 防御率 3.26 0勝1敗

濱口は、交流戦 3試合 19回1/3 2自責 防御率0.93で3勝0敗

野村は、立ち上がりから、ボールを引っ掛けて低めに外れる球があり、あまり良くない。

しかし、フィニッシュで右足を左足の上に通過させて重心移動をさせてそれを補う。

甘いところに変化球を投げ込んで打ち取る。

初回、四球で歩かせた梶谷の二盗を會澤が阻止し、2死走者無し。

ロペスの1球は、左膝を伸ばしてノンストップでステップし始めたが、

足の付け根からつま先までに体重、瞬発力が伝わってしまい、エナジーが消耗してしまった。

ボールは、目線から離れ、骨盤の回転や肋骨周辺の筋肉のスライドにより瞬発力が伝わるインローの最も飛ぶコース。

只でさえ失速するシュートが更にお辞儀をして、ロペスは、ヒッチして上げる打法で

重心移動をして前で裁き、フォローも大きいのでスタンドに入る。

一方、濱口は、右足を一塁方向に蹴ってからステップし、右足で弧を描くのを抑止。

しかし、チェンジアップを投げるときに、右膝を伸ばし、スライドステップに近い投げ方をするが、

そのときに右足で弧を描くことがある。

フォロースルーの後一塁に走る左打者は遅く見えるので、左打者を並べるのは作戦として有りだろう。

濵口は、クイックのときには、左足の踵に重心をかけるが、クイックでないときは、左足のスパイクの外側に重心をかけて左股関節を内旋して右膝を上げる。

右膝を内入れして逆「く」の字を作ってステップ。

極端でないヒップファーストです。

テイクバックのときに、左肩が下がる。

トップを作ったときに胸の張りが大きく、左股関節も外旋していない。

しかし、左股関節が伸びて、腸腰筋が外旋しかかり、右膝が割れる。

右足は踵から着地に入り、インサイドアウトで左肘を出し、トップの位置が高く、回転軸と垂直に交わる。

右内転筋も伸びる。

しかし、リリースと着地がシンクロするので右肘に衝動が加わる。

濱口は、左腕で大きく弧を描いて、フィニッシュで膝が伸びて左足を右足の上を通過させて三塁側に重心移動をしてキレのある真っすぐを投げるのを助ける。

しかし、右膝の壁が崩れてしまう。

低めの真っすぐもホップして伸びていた(錯覚の話です)。

しかし、重心移動ができていないときは、トップを作ったときに左肩が下がり、手首が寝る。

ボールが低めに外れて、左打者に振ってもらえない。

濱口は野村に四球を出した後、田中の四球で押し出しとなり同点に追いつかれる。

濱口は、ステップをするときに頭が前に倒れたり、三塁側に外れたりするので、ボールが高めに外れる。

よって、右打者だけでなく、極端なボール球は、左打者も振ってくれない。

菊池の3塁線寄りの当たりを宮﨑が逆シングルで抑え、1点で済む。

三回には、安部にヒットの安打で逆転。

高城がハーフバウンドを前に落とし、後ろに逸れずに済んだ。

三塁線を跨いだのは止むを得ないのでコリジョンの適用はないだろう。

ホームベース手前でストップした鈴木が高城の背中で転がる。

ベースに鈴木がタッチしてセーフ。

同点の6回、菊池の当たりを倉本が逆シングルで捕球するものの、内野安打。

一死一塁で丸に対して三振暴投。

振り逃げの適用なし。

鈴木は二飛で3アウト。

野村は、ロペスの二遊間の内野安打に同点に追いつかれる。

野村は、筒香に対し、左足で弧を描きながら、アウトローにチェンジアップを投げた。

野村の体が開いているので、筒香は、ボールが見やすい。

しかも目線から最も遠いコースも最も見やすいアウトロー。

筒香は、ミートの直前でバットを遠回りさせてボールの下にバットをくぐらせ、

バックスピンをかけてバックスクリーンに放り込まれる。

打った筒香が巧いのではない。

野村の投げ方が悪いから絶好のホームランボールになった。

野村は、6回 101球 6安打 2被本塁打 4奪三振 2四死球

対する濱口は、6回 130球 6安打 7奪三振 7四死球

一昨年までの広島であれば、このまま負けてしまっただろう。

パットンは、この前に対戦したときは、左足で弧を描くのが解消されて

別人のようにキレのある真っすぐを投げていたが、

今日は、再び、初対戦のときに戻った。

會澤、新井に対し、ステップするときに左足で弧を描く。

ランナーがいるとき、スライドステップで投げるときにそれが顕著になる。

會澤は、一塁線に落ちたボールが客席に入るエンタイトルツーベース。

代打新井の安打で2者還り4-3と逆転。

キレの落ちる真っすぐを見逃さなかった。

7回は、中田廉が未だ三塁方向に重心が残る球があるものの、フィニッシュで右足を左足の上に通過させて投げる球が

数球あり、今季最も良い出来。

DeNA投手陣は、続く左の田中健二朗もステップする足で弧を描いていた。

しかし、広島打線は、追加点が取れない。

中﨑は、9球中2球フィニッシュのときに右足を左足の上を通過させ、一塁側に重心移動していた。

三塁側に重心が残っていたのは1球で、その他の球も以前より一塁寄りに重心移動するようになった。

加賀繁は、ステップするとき膝を曲げて静止してから着地。

静止したときに体重、瞬発力が負荷され、動力を消耗させる投げ方だが、

逆球になったシュートにより0点に抑えられた。

今村は、左足で弧を描かずに、ノンストップでステップし、フィニッシュのときに左膝が伸びる。

ボールにバックスピンがかかる。

フォークもよく落ちる。

前が大きいということは、始動前に体重や瞬発力を体に負荷させずに立っているということ。

0からリリースの際にはMaxに指先に瞬発力、体重を伝えているのである。

逆転された試合を再度逆転して1点差を守り抜いての勝利。

野村は、5月16日のDeNA戦以来の4勝目。

貯金は19、2位阪神とのゲーム差は、6に拡げます。

明日は、岡田と久保の先発。

[追記]

濱口は、左腕が弧を大きく描き、フィニッシュのときに右膝が伸びるので、高めの球も低めの球も伸びていると錯覚するので、特に、右打者は、トップを作るのが遅れてしまいます。

前述の投球動作ゆえ、フォークもチェンジアップもよく落ちます。

真っすぐに絞って濱口の膝が開いて体が横振りになったところを捕えられればいいのですが、体の横振りを連発しないので、連打を奪うことができていません。

ロペスについては、スコアラーからデータが上がってきていますので、野村は、高めを投げるときと同じ投球動作で、低めに投げるときにも、体重、瞬発力の乗ったボールを投げられるかが課題だと思います。