Last Updated on 2017年12月2日 by wpmaster
広島は、昨年は17.5ゲーム差をつけて優勝しました。
しかし、巨人とDeNAには、13勝12敗と苦戦しました。
初優勝した広島の選手と何度も優勝をしている巨人の選手との関係は、
依然として、広島の選手が挑戦者でしょう。
昨年の巨人の先発投手の成績は下記のとおりである。
菅野 26試合 9勝6敗 2.01 180回1/3 41自責 5完投 2完封 無四球3
田口 26試合 10勝10敗 2.72 162回 49自責
内海 18試合 9勝6敗 3.94 107回1/3 47自責
大竹 16試合 6勝6敗 3.60 90回 36自責
高木勇人 18試合 5勝8敗 4.32 104回 50自責 2完投 1完封
マイコラス 14試合 4勝2敗 2.45 91回2/3 25自責 1完投
今村 14試合 3勝4敗 4.84 74回1/3 40自責
ポレダ 5試合 1勝3敗 4.00 27回 12自責(自由契約)
桜井 1試合 0勝1敗 8.31 4回1/3 4自責
小山 1試合 0勝1敗 9.64 4回1/3 5自責(移籍)
長谷川 1試合 0勝1敗 7.71 4回2/3 4自責
江柄子 2試合 0勝1敗 7.27 8回2/3 7自責
平良 1試合 0勝1敗 9.82 3回2/3 4自責(移籍)
合計 47勝50敗 865回2/3 324 防御率 3.37 8完投
2016年の巨人の救援投手の成績は、次のとおりである。
澤村 63試合 6勝4敗 37S 64回1/3 19自責 2.66
Mathieson 70試合 8勝4敗 1S 41 HLD 80回 21自責 2.36
山口鉄也 63試合 1勝6敗 1S 19HLD 48回 26自責 4.87
田原 64試合 4勝3敗 14HLD 3.46
戸根 42試合 1勝0敗 1S 5HLD 36回 18自責 4.50
宮國 34試合 4勝1敗 39回2/3 6HLD 13自責 2.95
西村 27試合 0勝0敗 2HLD 28回 10自責 3.21
公文 12試合 0勝0敗 11回2/3 5自責 3.86(移籍)
矢貫 8試合 0勝0敗 10回1/3 3自責 2.61
高木勇人 7試合 0勝1敗 13回 6自責 4.15
土田 7試合 0勝0敗 1S 8回1/3 6自責 6.48
メンドーサ 3試合 0勝0敗 4回 5自責 11.25(自由契約)
今村 2試合 0勝0敗 3回 8自責 24.00
長谷川 2試合 0勝0敗 1回2/3 2自責 10.80
乾 2試合 0勝0敗 2回1/3 0自責 0.00
大竹 1試合 0勝0敗 1回1/3 0自責 0.00
合計 24勝19敗 41S 414回2/3 165自責 防御率 3.58
巨人の外国人選手は、下記の6人
マイコラス、Mathieson、カミネロ
クルーズ、マギー、ギャレット
マイコラスは、オープン戦で結果を残し、開幕投手が濃厚。
とにかく、本塁に向かって左足を真っ先に踏み出すので、球に力が伝わる。
防御率もいいし、勝率も高い。
山口俊は右肩痛で三軍スタート。
騙し騙し投げられる肘を異なり、今シーズンを棒に振ることもあり得る。
吉川は、右足が弧を描くことなく、ゆっくりと本塁方向にステップし、肘も高く上がり、
スピードそのものは出ていないが、縦回転が付いて打ちにくい。
ステップが小さく、リリースのときに手首が立っていないので制球が安定しない。
オープン戦最後の登板で6回1失点(自責0)(トータルの防御率5.25)。
大竹も最後の登板で5回6失点と打たれたが、オープン戦2勝
オープン戦で結果を残した内海も開幕ローテーションに入ってくる。
高木勇人は、二軍調整中であるが、7回1失点と二軍では抑えている。
昨年のドラフト1位の桜井は、3月22日のファームで5回2自責
杉内は、3/23のファームの試合で5回2/3 3自責
開幕は、菅野、田口、マイコラス、吉川、内海、大竹で回る。
中継ぎ、抑えの層から見て、オープン戦先発調整をして、ヤクルト戦5回無失点の宮國は中継ぎに回るのだろうか。
先発ローテーションの枠は6人。
吉川は、2イニングに1個の割合で四球を出すところは、昨年も変わっていない。
日本シリーズで登板させてもらえなかった。
高木勇人、杉内、桜井らに取って代わられる順番とすれば、大竹→吉川の順
Mathiesonは、左足を骨盤よりも高く上げ、真下に下すことで、左足が弧を描くのを抑止している。
肘も高く上がり角度がつけられている。
カミネロは、左足は骨盤より下まで上げる。
左足をテイクバックして反動をつける。
右肩のテイクバックをゆっくり取り、首筋を頂点に右肩、右肘と順に下がるスリークウォーター。
本塁に向かって左足を踏み出すときに弧を描く。
三角筋をそれほどねじらず、右肘が伸びる。
腕が横振りなので、
打者は数字は出ていても、Mathiesonの方が速く感じるのではないか。
ルール上、投手4、野手0ということはできない。
クルーズは速い球に膝が伸びて刺される。
マギーは、オープンスタンスで膝を前後に使った体重移動で球を評価し、打つときに壁もできる。
左膝が伸びたり、つま先より前に出たりせず、
打席での動作を見れば、クルーズよりも優れた打者であることがすぐに看て取れる。
マギーは、二塁も守れるが、それは、8~9年も前のこと。
ただでさえ、二塁は片岡、クルーズと複数いて、
コンビを組む坂本の守備面の負担を考えると、マギーに二塁を守らすことは考えられない。
前年に三塁で3割25本を打った村田の試合数を減らしてマギーに三塁をやらせるとも思えない。
村田と同時出場させるのであれば、上背のあるマギーが一塁。
しかし、故障がなければ、昨年2o12年頃の打撃に戻して120試合ぐらいスタメンで出れば、
.310 32本 105打点ぐらいが計算できる阿部を外すとも思えない。
オープン戦を見ると、阿部は、スタンスをスクエアに変えて、足を上げて着地したときのトップの位置も安定し、
腰を逆回転しつつ、ミートしたときに膝も伸びず、つま先よりも前に出ず、前でさばけていた。
常時出場してもしなくても3割は残すと見る。
阿部が故障しないかぎり、マギーを一軍登録したところでベンチに置いておくしかない。
陽岱鋼は、バックスピンをかけて本塁打を打つことができる選手だが、
ミートするとき、肘が「く」の字に曲がるので(肘が前に出るのが遅いということ)、センターから右の打球も多い。
交流戦や日本シリーズでの対戦があるとはいえ、シーズン通してセリーグの投手と対戦するのは今年が初めて。
そうなると投手有利。
陽岱鋼が下半身の故障で復帰が4月中旬であることから、
二軍で結果を出しているギャレットが昇格すると考えられる。
片岡も故障で2軍調整中
岡本は、ややオープンスタンスで、膝の使い方が固く、速い球に刺されることがある。
野手は、そうなるとギャレットとクルーズが一軍。
投手は、Mathieson、マイコラス
又は、二塁を脇谷あたりにやらせてカミネロを一軍に上げるのか。
話は戻るが、中継ぎは、宮國、田原、山口鉄也、カミネロ、Mathieson、澤村。
西村、戸根も2軍調整中。
森福は、オープン戦5.40。
サイドスローでまっすぐは、126~132。
三角筋をねじって強い球を投げるわけではなく、3球に1球ぐらい右足で弧を描く。
左打者もそれほど対応に苦しまないのではないかと思われる。
右打者にも引き付けて引っ張られている。
巨人の救援陣の中に常時定着は難しいのではないか。
広島の昨年の守備成績は、
1,643捕殺(リーグ1位) 併殺357 67失策 守備率 .988
巨人の昨年の守備成績は、
1.602捕殺 391併殺(リーグ1位) 85失策 守備率 .985
先発投手の広島戦成績
菅野 4試合 1勝2敗 27回 10自責 3.33 22被安打 5本 与四球 1 与死球1 31三振 無四球完投1
被打率.224
広島は、通算6勝11敗。
勝敗上は善戦しているが、防御率0点台に抑えられた年もあり、打てていない。
田口 9試合 2勝4敗 54回 20自責 3.33 54被安打 6本 41三振 17四球 3死球 被打率.269
マイコラス 3試合 0勝1敗 18回 8自責 4.00 20被安打 5本 25三振 5四球 2死球
内海 2試合 0勝2敗 7回1/3 9自責 11.05 14安打 3本 2三振 3四球 1死球
大竹 2試合 1勝1敗 11回1/3 5自責 3.97 12安打 2本 6三振 6四球
今村 3試合 0勝0敗 12回 9自責 6.75 13安打 3本 6四球 2死球 10三振
高木勇人 2試合 1勝1敗 13回 3自責 2.08 13安打 1本 4四球
江柄子 1試合 0勝1敗 4回1/3 4自責 8.31 6安打 2三振 4四球
抑え投手の広島戦
澤村 11試合 3勝2敗 5S 11回2/3 6自責 4.63 15被安打 1本 8三振
Mathieson 11試合 3勝0敗 6HLD 13回2/3 1自責 0.66 9安打 1本 14三振
鈴木誠也の本塁打1本だけ。
セリーグ5球団の中で最も抑えられている。
広島打線は、相変わらず、からっきし打てていない。
2016年の主な打者の成績は次のとおりである。
(右)長野 .283 11本 42打点
(中)橋本 .233 2本 20打点
立岡 .229 2本 9打点
(遊)坂本 .344 23本 75打点
(一)阿部 .310 12本 52打点(91試合)
(三)村田 .302 25本 81打点
(二)クルーズ .252 11本 37打点(81試合)
脇谷 .157 1本 7打点
片岡 .222 2本 4打点
(左)ギャレット .258 24本 68打点(一塁43試合 外野78試合)
亀井 .253 3本 23打点
(捕)小林 .204 4本 35打点
今季の打撃成績を予想すると、次のようになる。
(中)陽 .277 7本 41打点
(右)長野 .290 13本 62打点
(遊)坂本 .308 21本 83打点
(一)阿部 .315 32本 105打点
80~90試合の出場だと打率は同じで14本 46打点
(三)村田 .293 24本 78打点
(左)ギャレット .265 22本 67打点
(二)クルーズ .248 13本 46打点
(捕)小林 .244 7本 39打点
投手成績を予想すると次のようになる。
菅野 11勝9敗 1.98
13~16ぐらい勝ってもおかしくない投手だが、今年はWBCで消耗している。
マイコラス 12勝5敗 2.60
田口 9勝8敗 3.46
内海 7勝6敗 3.98
吉川 4勝5敗 4.53
大竹 3勝3敗 3.77
高木勇人 3勝4敗 4.15
今村 2勝3敗
桜井 1勝2敗
杉内 1勝
先発53勝45敗
打線が終盤に強いので、中継ぎ・抑えで24勝18敗
カミネロは、26試合 防御率3.00ぐらいだと思います。
2017年巨人は、シーズントータル77勝63敗と予想します。
新戦力も実績があり、それぞれ、いいところもあると思いますが、
このチームは、試合巧者なので、阿部、坂本、長野、菅野、内海といった生え抜きの選手が
平年並みの成績を残したときが最も怖い。
強いチームと接戦をしながら、僅差のゲーム差でペナントを競り勝つことで
広島も更に強くなる。
今年も両者の戦いを含めたペナントレースを楽しみにしています。