対ロッテ1回戦,ロッテ強ええよ。

Last Updated on 2019年2月18日 by wpmaster

広島は、過去交流戦114勝158敗(11位)、対ロッテ18勝26敗、千葉マリン5勝14敗。鬼門でも何でもなく実力差。

今季の広島がどれほど実力をつけ、パリーグのチームを相手にどこまで戦えるかお手並み拝見です。

ロッテの石川は、右スリークォーターの投手で、故障を避けているのか言われているほど極端な横回転、インステップの投手ではなかった。

右足の踵に重心をかけて右股関節を外旋し左膝をレッグアップ。

左膝を内入れしたときに上体が一塁側に傾く。

テイクバックのとき、右腕前腕部を回内するが、テイクバックはやや横に大きい。

左足は踵から着地する。

右肘の出と共に左股関節も外旋し、左膝もクローズドしない。

左足の着地から右肘が出てくるまでの間が短い。

最大外旋位のときのコックした右肘のレイバックは、オーバーハンドの投手。

リリースの瞬間に左膝は突っ張らないが、ほぼ0ポジションができ、コッキング、右肘の高さ、体軸の一塁側への倒れ方を総合するとオーバーハンドに近い。

フォロースルーの過程で左膝の壁が崩れ、右足を三塁側に着地させる。

常にセットポジションからストレート系、チェンジアップとしての且つ決め球になり得る115キロ前後のカーブ、129~135キロのシンカー、スライダーを投げ分けてきた。

セーブし安打を打たせながらもストレートは、144~149キロ投げており、走者を出すとギアを上げ、防御率1点台前半。

カットボール的なスライダーがあれば前田健太クラスの投手になり得るいい投手であった。

初回、田中広輔は、ヘッドを残して打つが、ヘッドがボールの内側に入り、遊ゴロ。

ランナー一塁から、丸も、ヘッドがボールの内側に入り、併殺打。

2回、新井は、踵体重になってアウトローの変化球を空振り三振。

エルドレッドは、左足の着地が遅れシンカーを空振り三振。

安部も踵体重になってシンカーを空振り三振。

3回、丸も踵体重になって落ちる球を空振り三振。

K.J.は、初回、先頭の清田を歩かせ、制球が高目に行き、石原のリードが、投手が最も制球しにくいフォーシーム系に偏り、単調になったところを、角中がヘッドを残して打ち、ヘッドがボールの内側に入りながらも三塁線を破り、井口がヘッドを残してヘッドがボールの内側に入りながらもツーシームを右中間フェンス直撃に打つなど、追加点をも稼ぎ3得点。少ない得点機を捕らえるところは、強いチーム。

今季、広島が公式戦で戦ったチームの中で最も強いチーム、パリーグ2位のロッテがこれだから、ソフトバンクはどうなるのか。

K.J.も2回以降は、上体を三塁側に倒し、インサイドのカットボール、新旧チェンジアップ(速いチェンジアップとスプリットチェンジ)、110キロ後半~120キロ前半のハードカーブを交え、いつもの状態に戻る。

3回、井口が踵体重になって空振り三振。

ナバーロも踵体重になって空振り三振。

5回、ロッテの打者は、共に上体が前に出され前の足の着地が遅れ、インコースベルトの高さの真っすぐ系、ナックルカーブをスイングできず、KJは、2つの見逃しの三振を奪う。

角中は、壁を作るが、ヘッドがボールの内側に入り遊ゴロ。

115球を要しながらも6回3失点でQS。

ロッテの田村も、エルドレッドには、空振りが取れるインサイド高目、外低目のリーチの長いエルドレッドの届かないコースを徹底的に攻め(田村の構えたところと逆のアウトサイド高目に投げ、タイミングのあったファウルを真後ろに1本打たれましたが)、無安打に抑えます。エルドレッドは外低目に関しては、緩い変化球は強いですが、速い変化球は打てません。

広島打線は、カーブには対応しますが、外低目に投げたシンカー系の速い変化球には対応しきれていなかった。

3回、一死から田中が死球で出塁、菊池の当たりを、先に一塁をアウトにしているので二塁タッチプレーですが(3フィートルール適用の場合はタッチしなくてもアウト)、井口が二塁へ悪送球で併殺が取れず。田中は三塁へ行きますが丸は外低目のシンカーを三振。

4回、先頭の新井が数少ないスライダーを安打、エルドレッドがカーブを打って深い中飛。松山レフトフライの後、鈴木誠也が通常の打者は空振りになるので手を出さないか反応できない、坂本や山田が打ってもファウルにするのが限度のインハイのストレート系をX軸を作ってスライス回転させながらもレフト線に持っていく二塁打。2回にも外高目の149キロを内からバットを出して右方向へ安打。.292、規定打席まで後9、2桁を切りました。

結果論ですが、足の速い走者なら一塁から二塁打で還れ、エルドレッドの深い中飛でタッチアップしていれば新井でも本塁に還れたかなと思いましたが、どっちにしろこの試合負けだな。

安部は、二、三塁から、カーブに踵体重になりながらもヘッドをボールの外側に入れて骨盤を一塁側にずらして打つが、一ゴロ。

6回、新井がヘッドを残して打ち、ヘッドがボールの内側に入りながらも右前安打。

エルドレッドは踵体重になり、外の球を空振り三振。

松山は、泳ぎながらヘッドをボールの外側に入れて左中間のフライを打つ。

6回裏、井口がヘッドをボールの外側に入れて打つが安部がダイヴして捕球。

鈴木大地は、ヘッドの下がりを抑えてヘッドをボールの外側に入れて骨盤を横にずらしながら打つが一飛。

7回、安部がカーブを振って2塁打を打ち、石原の代打で土生。顎が上がり、膝の落ち方といい、初球のシンカーの空振りを見た瞬間、こりゃ駄目だなと思いました。二球目のスイングもレッグアップが遅れ波を打ち、やはり三振でした。投手石川との実力差だけでなく、同じ左打者の安部との実力差も感じました。福井が登録される日に登録抹消でしょうか。

田中広輔は、左足拇指球で地面を蹴って右足に重心を移すときに右膝が右足のつま先よりも前に出されて一ゴロ。

石川は7回無失点。8回からは、益田がストレート、スライダー、シンカーを散らして完璧なリリーフ。

菊池は、右足のスパイクでエッジをかけて右足を前に運ぶときに、上体がスウェイしてしまい、壁を作って打つがトップスピンがかかり、三ゴロ。

新井は、ヘッドを残し、左足を軸に上体を回すとき、右足に重心を残すが、ヘッドがボールの内側、更に下に入り、手首を返して打球が減速、スライス回転かかった二ゴロを打つ。

広島打線でもロッテの救援陣から2イニングで4点還すのは無理、7回は今村、8回は戸田が登板。

角中に投げたスライダーは抜けずに直前で曲がる、いわゆる伸びるスライダーで良かったですが、K.J.には合っていなかったナバーロには、3点負けているケースでロッテの救援陣のレベルを考えると広島打線でもひっくり返すのは難しいので勝負するのは構いませんが、磯村の構えたところに制球されず、真ん中に集まり、ナバーロが打ち損じた後、左足をちょこんと骨盤より下にレッグアップしてちょこんと左足をスパイクの外側から踏み下ろし、左足が着地後すれるが、左足踵に重心を移し、ヘッドの下がりを抑えて推定150メートルの本塁打を打ち、0-5。

ナバーロはミートの瞬間からフォロースルーの過程にかけてバナナカーブができている。

ナバーロは、左足の着地位置のとき、頭が骨盤の中心線より前だが、ヘッドが立つ。

戸田は、テイクバックのときに左腕前腕部を回内するが、テイクバックが横に大きい。

トップを作るのが遅れ左腕上腕部の外旋が遅れる。

左腕前腕部が回外している。

戸田は、フォロースルーの過程で上体を地面に平行近くまで三塁側に倒し左足を三塁側にターンさせるが、リリースの瞬間、体軸の傾きはオーバーハンド、コッキングの角度、左肘の高さはスリークウォーターで、左腕上腕部が凹み、右膝が曲がり瞬発力が吸収される。

戸田は、インステップするが、左肘の出と共に右股関節を外旋させている。

高目の球も、赤松に次ぐ守備範囲の広い岡田にも振り切られ、スライダー回転をかけられながらセンター前に落ちる安打を打たれています。

9回表、鈴木誠也は、上体がスウェイしてヘッドをボールの外側に入れるもスライス回転がかかったレフトフライを打つ。

9回表は、南が締めて試合終了。

試合前事実上防御率1位の石川とのマッチアップですから、2試合連続完封中のK.J.と雖も、競り勝つのが難しい試合であり、救援も打たれ0-5の完敗ですから、諦めがつきます。

本日は、5月21日7回3失点がプロ初登板の新人の関谷と野村のマッチアップ。

初めて見る投手なので何とも言えませんが、先制して野村を援護して、J.J.,ヘーゲンズがロッテ打線にどこまで通用するか。角中、ディレードスチールを決めた細谷など足のあるチームなので、牽制の多投は走者にタイミングを計られ、要注意です。