Last Updated on 2017年12月21日 by wpmaster
黒田は、昨年オフから、満身創痍で限界を超えていたが、後1年であるならということで、球団が評価し提示した4億円という条件を呑んで契約をしたと見ていた。他の方が主催しているブログにコメントさせて頂いた頃から、当方がブログを建ててからも、黒田は今季限りで引退するということを前提に来季の構想について書かせていただいた。
先発再転向を考えていたヒースと条件面で折り合わなかったにもかかわらず、先発の補強することなくリリーフ2枚を調査しているという発表だけを見れば、黒田とは下交渉は既に成立していて、球団は契約更新に手応えを感じていたという見方が成立するかもしれない。
他に考えられるのは、年俸、契約年数、防御率、イニング数といったインセンティヴ、登板間隔及び起用法、調整方法といった契約条件の話し合いが難航していることか。黒田のいうモチベーションの根底にあるものは、肉体面、その上での契約条件面であると考えられ、メンタル面ではないと言える。
然し、黒田のコメントからすると、来日しお世話になった人達に挨拶をし、球団側にも実は引退を申し出たが、前田の慰留に失敗し、ヒースを残留させることに失敗した球団が頼むからもう1年やってくれと泣きついてきたというのが現実的な見方かもしれない。当初から予想していたことが現実のものとなる時期が近付いてきたのである。
黒田は、前田同様、かつてチームの緩慢な守備に不満を持っていたことから渡米したとの報道があって8年ぶりに復帰したものの何も変わっていなかったから見切りをつけたのかは姿形のない内面のことなので実際のところはわからない。黒田は、プロ入り1年目から肘、6年目には腰を故障し、勤続疲労も重なり、今季も開幕前から右足の故障を押して投げていて、限界を超えていながらも、投球術で自分の中ではそれなりの数字を残した、然し、もう体がいうことをきかない。数字には現れなていないが、素人にはわからない部分で、本人は、自分のピッチングどころか、日常生活で投げることすらきついと感じていたのかもしれない。
もう本人の決めた途を尊重して、引退することにしたというのであれば、球団側もファンも労って欲しい。
前田、黒田がいないことを前提に補強するなり、育成するなりして編成していくしかない。
ジョンスンも近い将来いなくなることを前提に補強、育成をして欲しい。
来季は、ジョンスンという軸になる投手がいるから、大型連敗を回避でき、新外国人の先発を1枚補強することで、残された投手陣のやりくりで何とか、ヤクルト、中日、DeNAと最下位争いはできるだろう。
然し、新外国人選手による先発投手の補強に目途が立っていない現段階では、
ジョンスン13、福井10、大瀬良8、野村4に、中日やDeNAのように4勝前後の投手を3~4人作って先発で50勝前後し、65勝前後のレベルに持っていくしかないだろう。