Last Updated on 2017年12月15日 by wpmaster
左腋窩動脈閉塞症の手術から復帰した岩本だが、既にトレーニングを再開し、当方もすればいいのにと述べてきた
柳田との自主トレを本当にするらしい。学んだからといって即打撃成績が向上するとは必ずしも言い切れないが
来季の開幕に間に合うところまで回復してきたのは朗報である。
打撃は、ファウルで粘り、振り切って逆方向に打つことも、引っ張ることもでき、
一塁守備は規定試合に出場すればゴールデングラブ賞を獲れるレベルにあるので
守備固め、代打のみの起用では勿体無い。
今季は、たった10打席だけで二軍に降格させられてしまった。
今季は、一二軍の入れ替えが頻繁に行われたとは言い難く、ベンチ入りさせた選手を使い切らずに
接戦を落としてきたことがBクラスに低迷した原因の一つとなった。
来季は、支配下選手をフルに無駄なく起用して欲しい。
それで負けたのであれば諦めもつく。
2015年年末の段階での現戦力をいかに使いきるか、私見を述べることにしたい。
一塁、三塁の先発出場は下記の通り。
一塁エルドレッド 72試合 岩本36試合 新井28試合 ルナ7試合
三塁ルナ108試合 堂林35試合
ブランクができると打球、送球の判断が鈍るので堂林は可能な限り試合間隔を開けずに守備固めで、先発、守備固め計80試合位使って欲しい。
1. 一塁 エルドレッド、三塁ルナ 61試合
(左)丸
(二)菊池
(三)ルナ
(右)鈴木
(一)エルドレッド
(中)野間
(遊)田中
(捕)會澤
代打:新井、松山、梵、小窪、廣瀬(天谷)、堂林
控え捕手 石原、
内野控え 安部
守備固め 赤松 新井(岩本)
代走 赤松
2. ルナ三塁 岩本一塁 25試合
(中)丸
(三)ルナ
(左)松山
(右)鈴木
(一)岩本
(遊)田中
(二)菊池
(捕)會澤
ルナ、松山、岩本と三人起用するとそれなりの重量打線と言えなくもない。
代打:新井、梵、小窪、廣瀬、堂林
代走守備固め:赤松 野間
3. 三塁ルナ 一塁 新井 22試合
(中)丸
(二)菊池
(三)ルナ
(右)鈴木
(一)新井
(左)松山
(遊)田中
(捕)會澤
大砲はいないが、それなりに切れ目のない打線と言えなくもない。
代打:岩本、梵、小窪、廣瀬、堂林
代走、守備固め:野間、赤松
4. エルドレッド1塁 三塁堂林 11試合
(左)丸
(二)菊池
(中)野間
(右)鈴木
(一)エルドレッド
(遊)田中
(三)堂林
(捕)會澤
代打:ルナ、新井、梵、廣瀬、松山、小窪
or
(左)丸
(中)野間
(遊)田中
(右)鈴木
(一)エルドレッド
(三)堂林
(二)菊池
(捕)會澤
代打:ルナ、新井、梵、廣瀬、小窪
5. ルナ1塁 堂林三塁 7試合
(中)丸
(二)菊池
(一)ルナ
(右)鈴木
(左)松山
(遊)田中
(三)堂林
(捕)會澤
代打:新井、梵、プライディ、小窪、廣瀬
一塁守備固め:岩本
代走守備固め:野間、赤松
6. 一塁新井 三塁堂林 6試合
(中)丸
(二)菊池
(左)松山
(右)鈴木
(一)新井
(遊)田中
(三)堂林
(捕)會澤
代打:ルナ、岩本、梵、小窪、廣瀬
代走守備絡め:赤松、野間
7. 一塁岩本 三塁堂林 11試合
(中)丸
(二)菊池
(左)松山
(右)鈴木
(一)岩本
(遊)田中
(三)堂林
(捕)會澤
代打:ルナ、新井、プライディ、梵、廣瀬、小窪
新井とルナは二打席以上立たせても良い。
(中)丸
(二)菊池
(遊)田中
(右)鈴木
(一)岩本
(左)プライディ
(三)堂林
(捕)會澤
代打:ルナ、松山、梵、廣瀬、新井、小窪
[追記]
7年間で2度プチブレイク(2013年も少ない出場ながら勝負強い打撃、高い代打成功率を見せています)した岩本と、賛否両論ありながらも規定打席に到達したことのある堂林を比較してブレイクする確率するのは理解できますが、実績が皆無に等しい美間が来季急激にルナや堂林を抑えて規定打席に到達して彼等のマックスの数字を超えることができる程、甘い世界ではないと思われますので、同一の俎上に載せて確率を論じるのはいかがなものかと思います。
一軍でそれなりの実績がある選手は、二軍では、打者の場合は、成績よりも自分の形で打てているか、打球の精度を確認しながら調整するということを投手の場合には、フォームの確認、投球のキレ、微妙な制球を確認、調整をすることを重視しますので、これから一軍に昇格していかなければならない選手よりも総じて二軍の成績は良くないです。
堂林も岩本も各々三塁と一塁で守備を向上させることに成功してきたので、両者とも各々のポジションに専任させて欲しいというのもあるので、堂林の一塁起用や岩本の外野起用というのは避けて欲しいところなので、岩本と堂林を競わせるというのは難しいところでもあります。
リハビリやトレーニング方法の進歩により選手寿命が伸び、一昔前の30歳と現代の30歳とでは肉体年齢がやはり違いますし、投打のレベルも向上しているので、高校や大学を出てすぐに数字を残すことが難しくなりました。岩本はまだまだ、伸び代はあると思います。
来季、勤続疲労から新井、ルナ、エルドレッドが揃って戦列を離れることも十分有り得ることで、見切るのはまだ早いと思います。
[追記]
当方作成のコメント欄2行目から3行目「比較して確率をするのは」理解できますが(誤)⇒「比較して確率を論ずるのは」理解できますが、に訂正させて頂きます。
注記
4行目の「彼等のマックス」の彼等は、岩本、ルナ、堂林がこれに該当します。
[追記]
akai様
地力を付けた、一軍である程度実績のある選手は、二軍での成績が今ひとつでも実戦に出場できる体力であれば、一軍に呼ばれてもそれなりの対応をしてそれ相応の結果は出すと思います。天谷や岩本あたりは、ファームでの数字が.250~.260程度でも、一軍に上がれば、別に夢物語でも何でもなく、100打席で.300、250打席で.265位は打つと思います。
丸や松山と天谷、岩本を比較した場合、絶対的な差は、まだ無いと思います。例えば、外部招聘で監督が変われば、天谷や岩本が重宝されて松山や丸が干されることは十分有り得ます。
現状では、下水流、磯村、美間あたりは、仮にファームで首位打者を独走する位の無双の結果を出しても、一軍投手のレベルについて行けずに、20打席前後でヒット2~3本しか打てずに脱落すると思います。一軍で我慢して100打席立たせても.170前後くらいではないでしょうか。
[追記]
確かに、2014年の丸は、大部分の数値において規定打席に到達した選手の平均値は上回っていますが、2015年の打率、ops、得点圏打率、得点圏安打、三振数、どれを取ってもチームが低迷したことの原因の一つとも言えると思います。少ない四球、少ない三振という三番打者の条件に照らせば、三番打者としては難しく、四球の多さから1番打者が適任と言えます。昨季1シーズン悪かったからといって急激に出番が少なくなるとは思えませんが、今年も.250前後に低迷しているようだと、再来年は、規定打席をギリギリで割るかもしれません。再来年、数字を盛り返せないようですと、2018年以降は、天谷のようにフェイドアウトしていくこともあるかもしれません。
松山の場合には.277~.310位に安定はしていますが、Maxの数字が2013年の.282 10本 52。規定打席に到達したことがありません。.318を打ったシーズンもチーム試合数の約半数しか出ていません。守備走塁の面で落ちるだけに、チーム内の競争相手を突き放すだけの成績を残せていないからだと思います。岩本も松山も四球が少なく出塁率が低い点が共通しますが、岩本との差は、走力の割に併殺打がそれほど多くないこと位だと思います。
カープにとって、スケールの大きいとは言えない攻走守三拍子揃った選手の層が厚いですが、日本人選手で欠けているのは大きいのを打つことができる選手。
岩本は四球は少ないですが、丸や堂林の半分の打席数で同じ位のホームランが打てて且つ三振が少ない。クリーンアップとしてはむしろ、堂林や丸よりも適任であると言えます。故障のないシーズンは.260前後打っていますので二軍に落とされるほどの成績ではありませんし、安定度は堂林より益しです。低反発球の時代も丸や松山よりも高い打率を残しているので、技術的にも丸や松山より大きく劣っているとは言えないと思います。
二軍で無双している若手がいても、ある程度一軍実績のある岩本が二軍での数字が上がらなくても打撃内容が最悪でない限りは、体力面で実戦出場に耐えうる状態であれば、真っ先に一軍に呼ばれると思います。
岩本は、丸、松山とは打撃面では比較され得るでしょうが、外野守備に着くと打てなくなり、一塁守備の上手さから一塁専任で良いと思われるので、二軍から引き上げられるとすれば、現状では、エルドレッド、新井の離脱があった場合ということになると思います。
エルドレッド、ルナ、新井が143試合フルで出るということは、ほぼ100%無いでしょうから、必ず、必要なときは来ると思います。ルナの3割は有り得ますが、新井は岩本より若干打率は上にいくでしょうが、エルドレッドは.220~.260程度です。
シアーホルツ位の数字を一軍で残せば、一塁守備はチーム一なので、エルドレッドや新井(両者と守備は上手いですが)を押しのけて一塁のレギュラーになるかもしれません。
[追記]
岩本の起用については、次のような意見があります。
首脳陣の意識には昨年開幕を見ての通り、長打力のある内野手として美間が入っていますし
終盤で上げた下水流も長打力のある外野手として認識しているはずです
まずこの2人を突き放してからでないと、1軍スタメンどころか逆に厳しいシーズンになります
これについて、私は、次のように考えます。
首脳陣の認識として長打力があるというのは、ドラフト指名前の調査によって、ほとんど全ての選手について形成され得ることです。
俊足巧打が売り物の選手であっても、ホームランをアマチュア時代に殆ど打ったことがない選手はドラフトに引っかかってきません。
しかし、意識というのは実体がありません。
因みに、岩本も昨年2015年開幕28人に入っています。岩本も10打席で二軍に落とされていますが(10ー3 .300)、美間も1試合のみの出場で3-0、一本も安打を打つことなく二軍に降格し、以後一軍に昇格していません。下水流も優勝が事実上絶望になった9月(ファン以上に首脳陣は冷静に見ています)に一軍に昇格しましたが、1週間で二軍に降格しました。
今季昇格前の過去の実績からいって下水流は、自由契約されるかどうかのボーダーラインなので、テストして契約の有無の評価の材料にしたのでしょう。
美間は、21歳と若いので後4年位は見てもらえると思いますが、下水流は、大学、社会人を経て3年間一軍で4安打、2014年2本塁打、2013年5本塁打の岩本よりも今季の成績次第で自由契約になる確率は下水流の方がはるかに高いと言えます。下水流の場合、更に言えば、2015年オフの段階で来季の契約を結ばないと宣告され得る選手で、現段階でも、オーナー、フロント、首脳陣の評価では、自由契約候補の筆頭グループの中の一人ではないかと推察されます。
両者は、現段階では岩本のライバルにはなりえないでしょう。ましてや、両者が岩本の前に壁として立ちはだかっているということは現段階では100%ないと思います。
岩本は、エルドレッド、新井に対して挑戦者の立場。岩本の打のライバルは、堂林、松山でしょう。