丸の本塁へのスライディングについては、これは明らかに捕手のタッチの方が丸の足がベースに触れるよりも早かったのでいいとして、
問題は、20号本塁打に関する観客のした行為である。
サンスポの写真で見ると広島のレプリカユニフォームを着た男のグラブが工藤の捕球を明らかに妨害しているように見える。
しかし、新聞やテレビは洗脳マシーン、加工や編集もできる。
素人の動画も確かに編集はできる。
しかし、経済界、審判と利害関係のない者の動画も存在する。
現在のアップされているあらゆる角度からの「動画」を全て見た上で「私見」を述べると、
一、丸の放った打球は、フェンスは越えた。
二、当該観客のグラブの土手の先端はわずかにフェンスを越えてグラウンド側にはみ出しているように見えた。
工藤の両足は、当該プレー中においては、グラウンド及びグラウンド上にあった。
三、解説者は、当該観客が捕球してからそのグラブが降りてきて工藤のグラブと接触したと信じたいと語っていたが
当該観客の捕球したグラブが被さり工藤のグラブと接触したのは同時ではないかと思われる。
上記の点を総合すれば、工藤が捕球すればアウト、観客に守備妨害の判定がされれば、打者はアウト(観客がフェンスを越えてグラウンド側に乗り出していたか否かは関係ない)。
当該観客は、工藤より先に捕球したことという、インプレー中に守備妨害をしたと受け取られるかもしれないコメントを実名顔出してFBにアップしている。
当該観客は、おそらく軟式野球のチームにすら所属したことがないのであろう。
顔の近くまでグラブを引きつけて捕球するのではなく、
手だけを伸ばしてグラブの土手を上に向け、ボールから顔を背けて女の子のような捕り方をしている。
しかし、捕球しないと体にぶつかるからやむを得ずグラブを出したのではない。
野球をかじったことのある人なら、捕球動作に入れば工藤と接触することがわかるので、スタンドでワンバウンドしたのを見届けてから捕球する。
工藤は、当該観客のグラブと接触した後、グラウンドに叩き落とされた。
工藤が怪我でもしたらどうするんだ。
守備妨害がなかったとして丸の本塁打が取り消されなかった旨のコメントを聞いた、疑義を招きビデオ判定に持ち込ませ試合を停滞させた当該観客は、喜んでいる。
周りの広島ファンもそいつと手を取り合って喜んでいる。
俺がその観客の周りの観客で、当該観客にハイタッチを求められたら思いっきりフルシカトしてやるけどな。
周りの観客の反応もとても残念でした。
審判は最も近くで見ていて情報量が多いというが、
実際に誤審は存在したわけで、
ビデオ判定の「趣旨目的」ではなく、その導入の「原因となった事実」を考えてみると
誤審がある。
工藤が観客が捕球動作に入らなければ捕れていたかどうかは、審判の主観にすぎない。
審判が主観、客観を容れずに全方面から一部始終を見た上で本塁打というのなら判定そのものにはこれ以上言及しない。
判定そのものは、中日のBクラスが確定し、大差で広島の優勝が確定した後のことなので、
年が開ければスルーされてしまうだろう。
だからこそ、一言言わせて下さい。
俺が前述の観客に言いたいのは、
素人がしゃしゃるのは止めて頂きたいということ。
打球の軌道が不明確になる。
接触があったか否か、接触が捕球後か否かに関係なく外野手はプレーしにくいんだよ。
貴方のような観客がいるから野球がつまらなくなるんだよ。
その方にはお子さんがいるようですが、
球場関係者には、子供の居る前で恥をかかせてはいけないと憚ることなく、
厳しい態度で臨んでもらいたい。
丸の本塁打が19本になったとしても20本でも
優勝に十分貢献してくれたことはわかっている。
来季は、3割30本打って、アレがあったから20号を超えたなどという詰まらないことを言う奴を黙らせてやれ。
[追記]
人の心が行動を律するという立場からの対応では今後も今回のようなことが起こるでしょう。観客の払った金銭とプレーが引き換えられるが、プレーは打つだけではない、守る、走るもある。そんな基本的なことがわかっていない客がいることは残念でなりません。
その客が妨害する意図があったか否かは実体がないのでわかりません。実際にプレーの邪魔をしたか否かです。
最前列から何列かを撤去して柵を作り、外野フェンスとその壁の間に立ち入ることを禁止する、スタンドに入ったボールは全て没収する、ガキの駄賃レベルでない罰金、退場、出禁といった物的施設や経済制裁でしか対応するしかなくなってしまうのだろう。
[追記]
自己の利益にのみ基づいて、他人を蹴落としてまで掴みに行く、自分の行動にブレーキをかけることができない。あのような観客は、子供と一緒ですね。守備妨害がなかったとの判定が出てもガッツポーズをしていたところから、FBが炎上してもああいう人は自分のしたことがどういうことなのかわかっていないんでしょうね。