今季巻き返しが期待される濵口遥大のピッチング

巨人の星で”野球人形か否か”というテストに”おまえは野球に関係のない友人がいるか”という問いがある。

学生時代の私は、野球に関係のない友人というのはほぼいなかった。

尤も、野球人形と言われるほど自らに厳しい練習を積んできたわけではありませんでしたが。

同窓会に行くと、こんな奴いたかという今でいう陰キャと呼ばれる奴とは、学生時代は全くしゃべったことがなかった。

で、実際、社会人になってヲタと話しを見ると結構面白い。

最もつまらない奴は、金魚のフンのようにリア充にくっついてきた腰巾着みたいな奴。

女、子供と付き合うとつまらないというのと共通するものがある。

さて、今回は、昨季は故障で出遅れたが、ドラフト前にカープに指名を推してきた投手。

昨季は、故障で出遅れたが、DeNAの左投手(東、石田、今永、濵口)の中で実力そのものはナンバーワンであると評価している。

その投手が四球を連発して広島が勝ったというのはあるが、打ち崩したとまでは言えない。

昨季の通算成績(2018)

2018年は、左肩の故障により出遅れ、初登板は、5月12日のヤクルト戦。

7月1日の広島戦では、3回先頭の田中広輔に死球を与えてから、同イニングを終了するまで7与四死球(田中広輔以外は全て四球)。

バティスタに申告四球を与えて満塁にした後、7番會澤から1番田中広輔まで4連続四球で

押し出しで4点を取られる(71年ぶり二人目の日本タイ記録。2リーグ制になってからは初)。

1人の投手による1イニング6与四球(セ・リーグ公式戦タイ記録)、1イニング5者連続与四球(NPB史上11人目の一軍公式戦タイ記録)を併せて記録した。

最終結果は、2017年よりも落とした。

動作解析

濵口は、左足のスパイクの外側に重心をかけ、左足の踵にも重心を残す。

セットポジションから投げるとき、クイックで投げるときは、左股関節の外旋をするときとしないときがある。

左足の拇指球に重心を移して右足を踏み出す。

テイクバックのときに、左肩を右肩よりも大きく下げる。

テイクバックのときに、左腕上腕は回内し、背中の方に左腕を引かないので、テイクバックは横に小さい。

右足は、スパイクの内側から踵へと着地させ、右肘と右膝が並進する。

ステップ幅も6足半未満で狭い。

右足を着地するや否や左肘が出てくるので、右足の着地から左肘が出るまでの間が短い。

トップを作ったときに右肩がクローズドしていることがある。

トップを作ったときに左腕上腕部が外旋する担ぎ投げの投手である。

トップを作ったときに左腕前腕部が回外し、左肘が沈む。

右肩、右膝の割れよりも左肘が遅れて出ることがある。

そのときは、ボールを引っ掛けたり、インハイに外れたりする。

リリースの瞬間に右肩を下げ、前方にも上方にも0ポジションが出来ている。

リリースの瞬間に右足が突っ張る。

リリースの瞬間は左足の踵に重心をかけ左足を軸に脊椎左周辺の筋肉を内旋させる。

しかし、右足がインステップしたままのときがある。

リリースポイントを経過するときに左腕上腕部が凹むことがある。

フォロースルーで左腕前腕部を回外するときに、右足の拇指球で地面を蹴り、左足も蹴る。

フォロースルーのときに右膝の壁が崩れることがある。

体軸を三塁側に倒し、左足を三塁側にターンさせる。

リリースの瞬間に左足に重心が残り、フォロースルーの過程に入って右足の位置がズレることがある。

右肘と右膝は並進するが、右足を踵から着地して右足の拇指球で地面を蹴るので、マウンドが柔らかい横浜(防 6.92)、マウンドが硬いが粘土で掘れ易いマツダ(防 4.32)の成績が良くない。

テイクバックが小さく、右足の着地から左肘が出てくるまでの間が短いので、打者は、濵口のレッグアップ又は左股関節の外旋に遅れることなく左膝を上げるか、すり足をすることが重要。

打者はレッグアップを低く、スイングのときの軸足の着地位置の探りを小さくが基本。

ステイバックの過程でボトムハンドの方の肩、肘が内に入ってロックされると、上体がホームベースに被さり、トップハンドの方の肘の出が右股関節の内旋に遅れて、チェンジアップにヘッドが止まらなくなる。

また、ステップ幅が広いとトップハンドの肘の出が右股関節の内旋に遅れてしまい、チェンジアップをフルスイングできなくなってしまうのだ。

各種指標(2018)

コース別成績

右打者

左投手

球種配分

球種別成績

対戦成績

追加更新情報

(2022)
対日本ハム3回戦

年度別通算成績

NPB