走者を動かすことのメリット[対西武18回戦F2-2L]

日本ハム対西武18回戦、先発は上原健太と平井克典
試合は、9回を終了した段階で2-2の同点で、延長戦に入った。延長に入っても両チーム得点を入れることができず、延長12回終了、引き分けに終わった。
走者を動かすことによって、1)牽制球を投げさせることによって投手の労働量を増やす、2)
ボークを導出できる、3)一塁牽制を投げたら三塁走者が本盗できる、4)相手の監督、コーチ、及びチームリーダーが前進守備のシフトを敷かせてくれるというメリットの他にもメリットが生ずる。それは、何か。
心理面での動揺と答えた人は、私は正解にしません。捕手は投手に落ちる変化球を投げさせず、フォーシームを投げさせると答えた人も私は正解にしません。クイックで投げることによって球速が落ちると答えた人も私は、正解にしません。
打者走者を出塁させた後、投手は、出塁した走者のいるベースに首を向けます。人間には本能は備わっていません。人間は、ロスチャイルドによってフィクションされた経済関係によってタダ働きをして且つ労働力の再生産が義務付けられています。労働者を使用する権利が貸し出された指揮官は、労働者をタダ働きさせることによって自らの労働量を減らすことができるという経済関係が生じます。投手が走者がいる塁に首を捩じるのは、目線で走者を牽制しろという守備走塁コーヂの指導と後ろの股関節のタメを作ってクイックで投げろという投手コーチの指導によるものです。

バーチスミスのピッチング

5回裏二死一二塁、捕手森友哉がフォアハンドでミットを地面に落とし捕球におけるトップを作ります。右投手のスミスは、右手首、左手首を底屈、左腕前腕部、右腕前腕部を回外して左手親指の指先、右手親指の指先をボールの外側に反らす。右手中指の付け根にボールを嵌める。首を左打席の外側のラインからボール3個分、左肩、左膝をを2個分入ったところに向け、グラブを背骨の前でベルトの上にセットした後、首を二塁ベースのアンツーカーと芝の境目方向に首を捻ります。左肩が左打席の中心線に左肩が向きます。グラブに背骨の右側に入られます。
首の位置を左打席の外側のラインからボール1個分入ったところに首を向けると、左肩、左膝が左打席の外側のラインからボール1と1/3個分入ったところを向きます。グラブが背骨の前に動きます。

ボータカハシのピッチング

捕手森友哉は、左腕前腕部を回内してミットを構えます。右投手のボータカハシは、首を左打席の中心線、左肩を左打席の中心線からボール2個分外れたところに左肩を向けます。グラブは、背骨の前のベルトの上にセットします。
首を二塁ベースと二塁ベース周辺のアンツーカーと芝の境目の中間に首を向けます。左肩が左打席の外側のラインから3.5個分入ったところを向きます。グラブに背骨の右側に入られます。

清宮のスライディングとBona fide rule

8回裏一死一二塁、一塁走者清宮、二塁走者は、中島卓也です。近藤は、ニゴロを打ちます。二塁には、遊撃手の源田が入ります。清宮のスライディングが守備妨害に当たるという価値が審判に付けられ、近藤の二併打が成立しました。
静止を含む全ての肉体の稼働には根拠が存在します。源田と清宮の衝突は偶発ではありません。メンタルによって肉体の稼働をコントロールすることはできません。故意は、実体のない観念です。故意は後付けの方便です。
かつては、現場において、二塁に入った送球を捕球するのが、一塁走者がベースを蹴るのよりも先であれば、二塁に入った野手は、ベースを蹴ってすぐに足をベースから離しても、ベースを踏まずにスライディングしてきた野手を避けてもアウトという価値が審判につけられていました。「二塁ベースを踏む」という行為については、複数の価値が付けれられていました。複数の肉体の稼働が衝突すれば、肉体が損傷し、労働力が再生産できなくなります。タダ働きをさせて医薬品を造らせることができます。保険に加入すれば、ロスチャイルドは、労働者から金を借りてロスチャイルド自身がした借金を保険の加入者に負わせることができます。他の労働者をタダ働きさせて故障者を扶養させることができます。審判は、「二塁ベースを踏む」に複数の価値を付けなくなりました。

清宮は、アンツーカーの手前で右膝が外側に開きます。右足の拇指球で地面を蹴ってしまいます。左股関節が外旋してしまいます(フロントステップ)。左足のスパイクの外側から入射しますが、左膝下がO脚になります。左腕前腕部は回内、右腕前腕部も回内しています。左足拇指球で地面を後ろに蹴ると、左股関節が伸展しきらず(=左股関節が外旋しきらず)、屈曲します。左膝の屈曲の角度が90°になりますが左膝が左股関節の前に出ています。右足はスパイクの外側から入射しますが、骨盤の右側が右足のスパイクの外側のラインからはみ出します。右膝下がO脚になります。左股関節を内旋、屈曲し、左膝が屈曲します。右膝が外側に開きます。左股関節の内旋運動の回転半径が長く、加速距離が短くなっています。清宮は、左足をスパイクの内側から入射します。左膝が伸展します。左股関節のストライドが長くなります。右股関節を内旋、右膝を屈曲しますが、右股関節の内旋運動の回転半径が長く加速距離が短くなります。

外崎は、二塁ベースに入ってくる源田にグラブでフォアハンドトスをします。左股関節の内旋運動の加速距離が短くても、左股関節の内旋が減速する前に左股関節を外旋し左膝を伸展、左足首を底屈、背屈して、ベースを蹴れば、アキレス腱、足首、膝、股関節を損傷します。

外崎のトスは、二塁ベースの最も一塁ベース寄りのラインを通過します。源田は、左腕前腕部を回内してバックハンドで背骨の左側にグラブを出します。二塁ベースの三塁線寄りのラインの側面を蹴るのではなく上を右足のスパイクの内側で踏みます。源田は、両内踝をぶつけて両足をシャッフルするのではなく、右足首を底屈したままベース上を滑ります。清宮の左足外踝が源田の内踝の中に入ります。清宮の左肩が源田の右膝の内側に入ります。源田は左足のスパイクの外側の踵から入射します。清宮の首が源田の股間に入ります。源田は左足首が底屈します。源田は左足首を背屈させます。源田の左足内転筋が内転して左足のスパイクの内側が入射します。一塁走者は、膝を伸展した方の足でベースを蹴って走塁のトップを作ってオーバーラン(フォロースルー)しないと下半身を損傷します。更にトップを解除し、トップハンドの反対側の足の足首を底屈してスタートを切ってガラ空きになった三塁に進塁できません。二三塁間のランダウンプレーに持ち込んで三塁走者の本盗をアシストすることもできません。

清宮が左股関節の外旋を解き始めたのも二塁ベースから近すぎであるという価値が付けられますが、源田は、二塁ベースの蹴り方の基本と両足をシャッフルして右足をベースから離すという基本もできていません。走者がベースを蹴る方の足の股関節の内旋運動の開始位置とベースまでの距離を長くし、内旋運動の加速距離を伸ばすスライディングを練習することで、二塁手はフライングエルボーをし、ベースに足を入射し、ベアハンド捕球兼送球のトップを作る間ができます。二塁ベースに入った野手が避ける練習をすれば、審判の助けを借りなくても、走者野手双方は肉体の損傷をせずに済むのです。
「守備妨害」に付ける価値を減らし、野球規則6.01(j)の3の「スライディング終了後はベースに留まる」に「オーバーランすることにとって故障を防いだ、及び、オーバーランによって野球技術を進歩させた場合」という価値をも付して複数の価値を付け、守備妨害に関する規定の提供を適用を0に近付けないと、野手がベースの蹴り方、ベースから足を離すという動作を練習しなくなります。野手は走者がオーバーランしてきたら避けられず、野手も走者も肉体を損傷し、労働力が再生産できなくなります。

走者がオーバーランをしなかったら、走者自身が肉体を損傷します。一塁走者が空きの三塁に走るという連続盗塁をしなくなる、ランエンドヒットで一つの出塁に留まるこことなります。バントで送ってドアスイングでゴロを打ってシングルヒットでつなぐ各駅停車の残塁野球になります。清宮のスライディング程度でボナファイドルールを適用していたら”おまんこ野球”になるのだ。

総合

走者を動かすことによって、投手は、牽制球を投げなくても、首が二塁ベース方向又は、三塁ベース方向(左投手は、一塁ベース)に首が向く。オープンスタンスにセットしても前肩が右投手の場合は、ホームベース方向に動く。左投手は、一塁ベース方向に前肩が動く。頸反射していないので、グラブ、前肘に投球肩関節に入られる。投球する手の親指のPIP関節が屈曲する。引手の肩関節の内旋にブレーキがかからない。投球する手の小指が立たない。投球する手の小指第二関節の回転半径が長くなり、前肩を開いた後、トップハンドの小指第二関節の内旋運動、トップハンドの肩関節の外旋運動の加速距離が短くなる。投球する手の親指がしならない。投球肘が上がらない。トップを作っても投球する手の親指の指先が中途半端になる。投球する手の親指の指先のしなりを解いても投球する手の親指の指先が加速しない。
打者は、フライングエルボー、トップを作る間が十分にできる。後ろの肩関節がフルに外旋する。トップハンドの親指がしなる。トップハンドの親指のしなりを解く間が長く作れる。

宮川哲のピッチング

右足のスパイクの外側をプレートの三塁側に沿わせる。
右足のスパイクの内側、左足のスパイクの内側でエッジをかける。
左足の踵を右足の踵からはみ出す。左肩関節は、左打席の中心線に向ける。
右手中指の指先にボールを嵌め、右手親指の指先はボールの外側に反らす。
左膝をヘソの高さでアウトサイドの角度で屈曲する。左足首を背屈する。右足の外踝にウェイトがかかる。
右手親指基節骨でボールを叩いてグラブから抜く。
右腕前腕部を回内する。
両股関節を結ぶライン上で右腕前腕部を回外する。左肩関節は、左打席の内側のラインからボール1.5個分入ったところを向く。
左足前脛骨筋が回内(外反)し、左足裏が立つ。
右足踵で地面を荷重している。頸反射はしていない。
右手親指基節骨でボールを叩く。右足の拇指球でエッジをかけているがCアーチはできている。
右肘の屈曲の角度はアウトサイドになる。
左足は、スパイクの内側の踵寄りから入射する。
右肘のアクセレーション前に右足拇指球にウェイトが移る。左股関節が外旋している。頸反射はしていない。
リリース直前の右手小指基節骨の入射角は60°ある。左膝の屈曲の角度は150°である。
リリースの直後に右腕前腕部棘下筋が凹む。
右手人差し指と中指をくっ付けてリリースするパワーカーブを投じた場合、リリース後だけでなく右腕前腕部の回外後、右手人差し指と中指の間隔が空く。
右腕前腕部を回外後、右手親指基節骨でボールを叩いてフィニッシュする。
右股関節の内旋運動の加速距離が長く、右足をターンした後、両足がクロスした後、右足つま先が肋骨下部の高さまで上がる。
今川は、右肘をフライングエルボーをした後、左肩が入らず、左肘も突っ張らない。右腕前腕を回外してヘッドステイバック後、頸反射できているが、右肩が残らない。空振り三振する。

参考資料

日本ハム

2回表、上原は、28球目、愛斗に対し、アウトロー(右打者のインロー)にフォークをワンバウンドさせる(ボール)。
2回表、上原は、31球目、愛斗に対し、アウトロー(右打者のインロー)にスライダーをワンバウンドさせる(ボール)。
3回表、上原は、36球目、川越に対し、アウトローにチェンジアップをワンバウンドさせる(ボール)。
4回表、上原は、50球目、山川に対し、インロー(右打者のアウトロー)にスライダーをワンバウンドさせる(ボール)。
4回表、上原は、54球目、山川に対し、インロー(右打者のアウトロー)にフォークをワンバウンドさせる(四球)。
5回表、上原は、78球目、源田に対し、アウトローにフォークをワンバウンドさせる(ボール)。
6回表、上原は、97球目、中村剛也に対し、インロー(右打者のアウトロー)にスライダーをワンバウンドさせる(ボール)。
6回表、上原は、99球目、中村剛也に対し、インロー(右打者のアウトロー)にチェンジアップをワンバウンドさせる(空振り三振)。

上原は、左足のスパイクの外側をプレートの一塁側に沿わせる。グラブは背骨の左側で鎖骨の高さにセットする。首をホームベースを囲むアンツーカーと芝の境目と一塁線が交わるポイントに向ける。左腕前腕部を回内、左手首を背屈している。右足拇指球で地面を蹴る。右膝を肋骨下部の高さでインサイドの角度で屈曲する。右足首を背屈する。左足がヒールアップする。左腕前腕部を回外してセットを解く。左腕前腕部を回内する。リリース直前に右股関節から下がX脚になる。リリース後、左腕上腕部棘下筋が凹む。右膝から下がO脚になる。

中村剛也は、右手首を背骨の前、胸の高さにセットする。右手親指基節骨をグリップに当て右手親指の先はグリップの外側に反らす。右手人差し指の付け根に嵌める。ヘッドの角度を45°にしている。右足内踝、左足拇指球でエッジをかけ、オープンスタンスでセットアップする。オープンスタンスは、右足踵の前に左足の親指の付け根をセットしている。頸反射はしていない。左膝は右股関節の下の高さでアウトサイドの角度で屈曲する。左足首は背屈している。右腕前腕部を回外して右肘をヒッチする。右足踵の内側が三塁側スタンド方向に滑る。右手親指基節骨でグリップを押してフライングエルボーをした後、右肘のヘッドの外側への張出しは大きくない。左肘、左肩が背骨の方に入る。右足拇指球で地面をバックネット方向に蹴る。

8回表、北山は、5球目、外崎に対し、アウトローにフォークをワンバウンドさせる(ボール)。
8回表、北山は、14球目、森友哉に対し、アウトロー(左打者のインロー)にチェンジアップをワンバウンドさせる(ボール)。

8回表、北浦は、1球目、山川に対し、インロー(右打者のアウトロー)にフォークをワンバウンドさせる(ボール)。

10回表、井口は、17球目、森友哉に対し、インロー(左打者のアウトロー)にフォークをワンバウンドさせる(ボール)。
10回表、井口は、18球目、森友哉に対し、アウトロー(左打者のインロー)にフォークをワンバウンドさせる(ボール)。
10回表、井口は、19球目、森友哉に対し、アウトロー(左打者のインロー)にフォークをワンバウンドさせる(ボール)。
10回表、井口は、20球目、森友哉に対し、アウトロー(左打者のインロー)にフォークをワンバウンドさせる(空振り三振)。

10回表、ロドリゲスは、2球目、栗山に対し、アウトロー(左打者のインロー)にナックルカーブをワンバウンドさせる(ボール)。

10回表、吉田輝星は、4球目、西川愛也に対し、インロー(左打者のアウトロー)にフォークをワンバウンドさせる(ボール)。

西武

2回裏、平井は、18球目、近藤に対し、インロー(左打者のアウトロー)にフォークをワンバウンドさせる(ボール)。
4回裏、平井は、56球目、片岡に対し、インロー(左打者のアウトロー)にフォークをワンバウンドさせる(ボール)。
8回裏、本田圭佑は、12球目、近藤に対し、アウトロー(左打者のインロー)にチェンジアップをワンバウンドさせる(ボール)。

本田は、プレートの三塁側に右足のスパイクの外側を沿わせる。左足内踝から爪先を右足つま先からはみ出す。グラブは背骨の右側でヘソの高さにセットする。左足拇指球で地面を蹴らず、セットを解かずに首を三遊間、三塁線に向ける。首を二塁走者に向ける。ウェイト踵にかかる。左足拇指球で地面を蹴らず、セットを解かずに首を左打席の中心線に向け、セットし直す。二塁走者に首を向けたときと同じでグラブは背骨の右側でヘソの高さにセットする。左足拇指球で地面を蹴る。左膝を右太腿の股関節寄りの高さでアウトサイドの角度で屈曲する。左足首は背屈している。左股関節が内旋する。右足踵にウェイトがかかる。左膝を伸展し、左股関節は外旋する。左足前脛骨筋は回外(内反)する。右腕前腕部を回外してセットを解く。右手首は両股関節を結ぶラインを越え、背中の方に入る。右足首が底屈し、右膝が外側に開く。左足前脛骨筋が回内(外反)する。右腕前腕部を回外する。右手親指の爪の裏でボールを叩く。左腕前腕部を回外する。左肩関節が左打席の中心線からボール2個分入ったところを向く。右足小指球にウェイトが移り、右足踵が地面から浮く。左足はスパイクの内側踵寄りから入射する。

11回裏、増田は、6球目、近藤に対し、アウトロー(左打者のインロー)にカーブをワンバウンドさせる(ボール)。

12回裏、宮川は、3球目、万波に対し、アウトローにカーブをワンバウンドさせる(ハーフスイング、ボール)。
12回裏、宮川は、7球目、万波に対し、アウトローにカーブをワンバウンドさせる(空振り三振)。
12回裏、宮川は、14球目、今川に対し、アウトローにカーブをワンバウンドさせる(空振り三振)。