日本ハム対西武8回戦
先発は、上沢直之とディートリックエンス
試合は、上沢が一人で9イニングスを投げ抜き、3-0で日本ハムが勝利
6回以降、得点には結び付かなかったが、走塁面での最低限のノルマは履行した。
上沢直之のピッチング
上沢は、リリース直後に右肩の腱板が凹み、初回だけで投球を3球ワンバウンドさせる。
球数が嵩み、ワンバウンドさせる投球が120球中8球に達し、フィジカル面のコンディションは最悪であった。
上沢は、テイクバックをせずに、スタンダードWで右肘を上げることで右肩腱板の張りを抑え、更に高めのボールゾーンに投じ、打者を差し込むことによって凌いだ。
攻撃面の検証
4回裏無死一塁、エンスは、打者中島に対し、カウント0-1からの2球目、左腕前腕部を回内後、左肩の腱板が凹む。投球をワンバウンドさせる。
捕手の古賀は、投球を前に落す。
松本剛は、エンスがセットを解いた後、シャッフルしながら二次リードを取る。
エンスが左腕前腕部を回外(フォロースルー)をした後にスタートをする。
中島は、ワンバウンドを振っていないので帰塁の必要は生じない。
松本剛は、右膝を伸展、左股関節を屈曲して滑り込む。
松本剛は、左足の爪先で二塁ベースを蹴った後、右股関節を内旋する(ドリルスライディング)
オーバーランして三塁に進む準備をしている。
無死一塁2ストライクを取られる前から盗塁を仕掛けるのは大賛成。アウトになってもOKです。
しかし、ディレードスチールを仕掛ける場合、エンスが腱板が凹んだ直後にスタートを切る必要が生ずる。
8回裏二死走者無し、マルティネスは右中間に飛球を産む。
既に2アウトを取られているから、打者走者もゴロ、ライナー、フライであろうと、帰塁する必要は生ぜず、本塁に向かって走らなければならない。
マルティネスは、右膝を伸展、左膝を屈曲して二塁ベースを蹴った後、右股関節を内旋している。
マルティネスは義務を履行している。
無死又は一死であっても、左中間、右中間の打球で外野手の間を破らなくても二塁ベースに向かって走り、ドリルスライディングをして三塁に進む準備をすることは、どんどんやってくれてよい。
無死又は一塁から外野の頭を打球が割らない場合に二塁に走ってアウトになっても私は文句を言わない。
5回裏、一死満塁、野村は、捕邪飛を打つ。
野村がフライングエルボーをした後、三塁走者は帰塁、一塁走者、二塁走者はハーフウェイまで走って停止する。
捕手の古賀がフェアグラウンドに背を、バックネットに腹側を向け、打球に触れる。
しかし、何れの走者もスタートを切らない。
古賀がミットを閉じた後、一塁走者、二塁走者が帰塁する。
脚注
用語の意味に関しては下記記事参照