日本ハム対西武17回戦
先発は、根本悠楓と與座海人
試合は、6-5で日本ハムが勝利
相手に隙を生じさせない守備をしているか
前進守備シフトは敷かない。
三塁手は、三塁ゴロは、二三塁間の走路より前に前進して打球に触れないこと。
投手又は遊撃手が三塁に走るまでの間に三塁ベースがガラ空きになるからである。
走者一塁、一二塁は、ゴロを打った場合、一塁走者、二塁走者に進塁義務が生ずる。三塁手は三塁ベースを踏んでから他の塁に投げる。
グラブを持つ手の小指基節骨→親指基節骨の順で打球を叩く。
野手は、先頭を走る走者の進行方向とは逆の塁に投げない。
送球はノーバウンドで投げる。走者又は野手が走ることによって生じた窪みに送球が当たれば、送球の軌道が変わるからである。
5回表一死一塁、投手根本、打者山野辺(右投げ右打ち)、一塁走者岸
二三塁ベースを結ぶラインの後ろで待って打球に触れたら内野安打になるのでは~と言う奴が生ずるであろうが、一死三塁とされるよりは、無死一二塁とされた方が遥かに益しである。
山野辺は、スイング(右腕前腕部を回内)後、ヘッドが下がる。右腕前腕部を回外、右手首を背屈してヘッドアップする。右腕前腕部を回内してカチ上げる。
ファーストバウンドは根本の前頭部の高さに跳ねる。
清宮は、二三塁間を結ぶラインの前から、三塁線、三塁ベースのアンツーカーと内野芝の境目まで前進し、ショートバウンドの角度でバックハンドシングルで打球に触れる。
遊撃手上川畑が三塁に走る。
清宮は、右手親指の爪の裏でボールを押してグラブからボールを抜き取る。
左腕前腕部の回外、回内、右腕前腕部の回外運動の回転半径が長く加速距離が短くなる。
清宮は、三塁ベースを踏まずに右腕前腕部を回内して一塁に投げる。
一塁走者岸は、オーバーランせずに二塁で停止する。
9回表無死二三塁、投手田中正義(右投手)、打者中村剛也(右投げ右打ち)、二塁走者外崎、三塁走者マキノン
中村剛也は、垂直に近い角度で飛球を打つ。
中堅手江越が、塀際のアンツーカーの手前で頭上でバックハンドシングルで打球に触れる。
左肘を胸の高さまで落とした後、右肘を上げ、右腕前腕部を回外、回内して本塁ではなく三塁に投げてしまう。
送球は、ワンバウンドする。
中村剛也が打った中飛は、犠飛となる。
一死三塁
つなぐ野球のベースランニングでは、この先も厳しい
バントは、ドラッグバントではなく、三塁線投手と三塁手の中間にプッシュバントする。
送球に触れた野手が三塁ベース方向、又は三塁線に背を、一塁線側に腹側を向け、先頭の走者の進行方向とは逆の塁に投げたら、先頭の走者は本塁に突入する。
捕手は、どこの塁にも投げられる。捕手が本塁を囲む円形アンツーカー内三塁線寄りで触れられる位置関係にバントするのは厳禁である。
5回表無死一二塁、投手與座(右投手)、打者五十幡(右投げ左打ち)、一塁走者松本剛、二塁走者上川畑
五十幡は、三塁線寄りにドラッグバントをする。
投手の與座は前進してくるが、三塁手山野辺は前進せず、三塁ベースに張り付く。
取られたら取り返す守備をするオリクッス、広島とは異なり、西武は、一点をやらない野球寄りのバント守備を行う。
捕手の古賀が本塁アンツーカーと内野フェアゾーンの芝の境目でベアハンドで打球を拾う。
古賀は、三塁方向に背を向け、一塁線に腹側を向けて一塁に投げる。
しかし、二塁走者の上川畑は、本塁に突入しない。
5回裏二死一二塁、投手與座(右投手)、打者万波(右投げ右打ち)、一塁走者五十幡、二塁走者松本剛
万波は、ヘッドを残し(右腕上腕部を外旋=トップポジション、左肩がスクエアに戻る)、スイング(右腕前腕部を回内)、バナナカーブが垂直に生ずる。
松本剛は、二次リードを取り、與座がトップを作った後、スタートを切る。
松本剛は、ハーフウェイからラインの内側に入る。
五十幡は、與座がスローした後にスタートを切る(ディレードスチール=ランエンドヒット)。
五十幡は、ハーフウェイに達する前に走路を膨らませる。
松本剛、五十幡は、二三塁間でハーフウェイの内側に入り、三本間で走路が膨らませるので、三塁で停止できる「つなぐ野球」のベースランニングをしてしまっている。
万波は、一塁線に飛球を産む。一塁手のマキノンがジャンブするが及ばない。
右翼線に打球が落ち、ボテボテのゴロが転がる。
マキノンは、右翼方向に打球を追う。
右翼手蛭間は、ベアハンドでボールを拾う。ボールを持ったまま走り、外崎にトスする。
しかし、五十幡は三塁でストップする。
万波は、一塁ベースをオーバーラン後、アンツーカーから出ることなく停止してしまう。
二塁ベース近くまで走っておらず、一塁走者の本塁生還をアシストできていない。
5回裏二死一三塁、投手水上(右投手)、打者野村(右投げ右打ち)、一塁走者万波、三塁走者五十幡
水上は、インコースベルトの高さ、右打席の内側のライン寄り体寄りに投球し、四球を与える。
野村は歩いて一塁に向かう。
二死一三塁、捕手が二塁に偽投したら、三塁走者は、帰塁せずに本塁に走るのがノルマ。捕手が三塁線に背側を向けるからである。又、右打者が打席に立てばタッグが難しくなる。申告四球で満塁策を採られたら、打者走者が二塁に走るのが、タッグプレーのケースよりも難しくなる(①、②、③)。
7回裏二死一二塁、投手ティノコ(右投げ)、打者奈良間(右投げ右打ち)、一塁走者江越
ティノコが右腕前腕部を回内(リリース)後、江越は、一二塁間ハーフウェイからスタートを切る(ディレードスチール)。
古賀は、左腕前腕部を回外し、左胸にグラブを包む。左手親指の爪の裏と人差し指の爪の裏でボールをつまむ。
右手親指の爪の裏でボールを押し、ボールをグラブから抜き取る。右肘を上げる。
三塁線に背側、一塁側席に腹側を向け、左肩を二塁方向に向ける。
左腕前腕部の回外、回内、右腕前腕部の回外運動の回転半径が長く加速距離が短くなる。
古賀は、右腕前腕部は回内するが、右手親指基節骨をボールを叩く直前で止める。ボールをリリースせず偽投に留める。
矢澤は、三本間ラインの内側、三塁ベースアンツーカーと内野フェアグラウンドの芝との境目で一次リードを取り左腕前腕部を回外、右股関節を回外してスタートを切る準備をする。
古賀が二塁偽投後のフォロースルー後(右腕前腕部の回外後)、矢澤は、三塁ベース方向にサイドステップしながら帰塁し始めてしまう。本塁方向に背側、三塁方向に腹側を向けて帰塁する。
二死二三塁に留まる。
脚注
用語の意味に関しては下記記事参照