日本ハム対西武21回戦
先発は、上沢直之と平良海馬
試合は、0-6で日本ハムが敗戦
一塁走者が二塁打で本塁に還れない件
4回裏一死一塁、投手平良(右投手)、打者マルティネス(右投げ右打ち)、一塁走者清宮、スコアは、0-0の同点
マルティネスは、ヘッドを残して右翼方向に飛球を打つ。
清宮は、一塁ベースと内野芝のアンツーカーと芝の境目に右足のスパイクの外側を沿わせ、腹側を右翼席に向け、シャッフルする。
右翼蛭間のグラブの先に打球が当たった後、スタートを切る。
打球は、右翼塀に当たる。
マルティネスは、二塁ベースをオーバーランする。二塁打にもかかわらず、清宮は、本塁に還ることができない。
一死二三塁に留まる。
清宮幸太郎のボーンヘッド
走者二三塁は、ゴロの場合、既に出塁している走者に進塁義務が生じない。
二死二三塁で使える得点手段は、下記のものがある。
①ランエンドヒット
②スクイズ
③フォースボーク(二塁走者又は三塁走者が仕掛ける)、重盗(二塁走者は犠走)及びそれら合せ技
左腕前腕部を回外、右股関節を外旋することにより、右足拇指球で地面を蹴らずにシャッフル、ニーアップできる。右股関節の内旋の加速距離が長くなる。塁が詰まっているケースでも三塁走者のディレードスチールと二塁走者のディレードスチールでない盗塁の組み合わせは可能。
投手又は捕手が三塁線に背中を向け、二塁に向けセットを解いた後、三塁走者はスタートを切る。
二死を取られた後、本盗は、帰塁不要
二死を取られた後は、打者走者を含め、打球に関係なく、送球の有無、方向に関係なく、帰塁することなく本塁に走る。
④トリプルスチール(三重盗)
カウント3ボール後、二三塁走者は、ディレードスチールの義務が生ずる。
打者がワンバウンドを空振りしたら二塁走者、三塁走者は帰塁する(インサイドアウトスイングが上達しないから)
投手がボールゾーンに投球し、打者が振らなかった場合は、トリプルスチール(打者走者が二盗、二塁走者が三盗塁、三塁走者が本盗)
4回裏二死二三塁、投手平良(右投手)、打者奈良間(右投げ右打ち)、二塁走者マルティネス、三塁走者清宮
清宮は、三塁線の外側、アンツーカーとファウルゾーンの芝との境目で一次リードを取る。
マルティネスは、平良が左膝を上げた後、二次リードを取る。
平良がセットを解く。
マルティネスは、平良が右腕前腕部を回内(スロー)後、スタートを切る。
清宮がスタートを切り、シャッフルする。
平良が65球目をリリースする。
マルティネスは、左股関節をバックステップ、右股関節を内旋し帰塁し始める。
清宮が右股関節を外旋して停止する。
右股関節を内旋して三塁に帰塁し始める。清宮がラインの内側に入る。
ボールが捕手柘植の右手人差し指からリリースされる。
二塁ベースに外崎が入る。
捕手が煎餅捕りをする。
マルティネスは、左股関節を内旋して三塁に向かう。
捕手柘植が右肘を上げる。
清宮は、ここでスタートを切らないといけない。帰塁は不要。
捕手が柘植ボールをこぼす。
清宮は、右股関節を内旋する。左膝が外側に開く。
マルティネスは、右股関節を内旋、右足拇指球でバックを踏んでコケる。
柘植は、二塁方向に向かって右足内踝を左足内踝にぶつけステップする。
捕手柘植が右腕前腕部を回内(スルー)する。
ボールが捕手柘植の右手人差し指からリリースされる。
二塁ベースに外崎が入る。
清宮がスタートを切る。
清宮が左足の拇指球でバックを蹴る。
ストライドが広がる。
清宮が三塁に左股関節をバックステップさせる。
外崎がボールを持ったまま三塁にマルティネスを追い詰める。
マルティネスが三塁に向かう。
清宮がシャッフルしてスタートを切る。
清宮は、ハーフウェイで左足拇指球でバックを踏む。
清宮が右股関節を外旋して停止する。
外崎が右股関節をバックステップして三塁に偽投する。
清宮が再スタートを切る。
清宮は、左足拇指球でバックを踏む。
右膝が右足のスパイクの外側の前に出る。
マルティネスが二塁に帰塁し始める。
捕手柘植が三塁に投げる。
マルティネスが左股関節をバックステップして二塁に帰塁し始める。
佐藤龍世がボールを持ったまま本塁に清宮を追い詰め始めた後、ボールをこぼす。
マルティネスが三塁ベースを蹴る。
佐藤龍世が本塁に投げる。
本塁に一塁手の渡部が入る。
清宮は、左膝を伸展、右膝を屈曲して本塁にスライディングする。
渡部が清宮の背中にグラブでタッグする。
3アウトが成立し、攻撃が終了する。
無死一三塁、左前安打[守備]
内野手は、走者の走路の前に守らない。内野手の背後を走るので先の塁に向けて帰塁することなくノンストップで走れる。
外野手はアウトにできるかどうかに関係なく本塁に投げる。本塁に触れた野手が本塁に突入していた走者にタッグした後、三塁に投げる。走者がランニング中にバックを踏むことが生じ得るからである。打球に触れた外野手は、三塁、二塁及び一塁には送球しない(①、②)
新庄は、「間に合わないケースでは送球をカットして投げるな」とするが、先頭の走者が三塁未達の場合は三塁に、先頭の走者が三塁到達後は、本塁に、実際に投げなければならないとするのが私見である。
7回表無死一三塁、投手上沢(右投手)、打者柘植(右投げ右打ち)、一塁走者ペイトン、三塁走者佐藤龍世、スコアは、0-3と3点ビハインド
柘植は、カーブに泳ぐが、左前にポテンヒットを打つ。
二塁手水野は、二塁ベースの三塁寄りのコーナーの内側に右足のスパイクの外踝(二塁ベースには右足は接触していない)。
遊撃奈良間が外野芝内で右打席の外側のラインと三塁線が交わるポイントと野村が右肘を上げたポイントを結ぶラインの外側(中堅方向)にカットに入る。
清宮は、三塁ベースの左翼寄りのラインの後ろに入る。
左翼手野村は、ダイレクトで三塁に投げる。
二塁ベースを蹴った一塁走者のペイトンと交錯する。
ペイトンは、右膝を伸展して三塁に滑り込む。
三塁走者の佐藤龍世が本塁に還る(F0-4L)。
清宮がペイトンの右膝下にタッグする。
一塁審判が水野とペイトンが交錯した件に関し、接触したという事実認定をして一三塁で再開するとした(事実上は走塁妨害)。
上沢が降板し、福田俊が登板する。
代打栗山が右飛を打ち、犠飛となる。
F0-5L
脚注
用語の意味に関しては、下記記事参照