日本ハム対西武11回戦(ベルーナドーム)
先発は、金村尚真と青山美夏人
試合は、6-1で日本ハムが勝利
7回表の個々の選手の打撃並びに走塁、及び試合全体の野球は、100点満点の評価は付けられないが、7回表の攻撃では、日本ハムがやらなければいけない攻撃の基本を提示してくれた。
無死一塁からの攻撃
無死一塁に関しては、私は、盗塁派である。
7回無死一塁
レイエスの代走五十幡が二盗
無死二塁
無死二塁における攻撃
無死二塁では、バントするなら三塁線にプッシュバント
三塁手が三塁ベースから離れて前進してくれれば1点が取れる。
投手青山(右投げ)
田宮(右投げ左打ち)が一塁線寄りにバントして一死三塁
一死三塁における攻撃
三塁帰塁は本塁を蹴った後でもできる。
打者は、ワンバウンド以外はスイングして構わない。
三塁走者は、左投手の場合、左投手がセットを解く前にスタートを切る。若しくは両股関節を伸展、両足親指IP関節を底屈してシャッフルして本塁との距離を詰める。
右投手の場合、右投手が右腕前腕部を回内(スロー)した後、ランエンドヒット(ディレードスチール)のスタートを切る。
三塁には帰塁せず本塁との距離を詰める。野手がグラブを持つ手の人差し指の付け根で打球を挟んだ後、本盗する(ディレードスチール)。
三塁に送球されても三塁には帰塁しない。
又は、
野手が落下点の後ろに入った後、グラブを持つ手の前腕部を回内して親指基節骨を打球の後ろに入射させる前、両股関節を伸展、両足親指IP関節を底屈し、右足親指の爪先で地面をタップし、三塁方向にシャッフルを開始する。野手がグラブを持つ手前腕部を回外して若しくは回内したまま打球に触れた後、三塁から離塁して本塁に走る。
7回表
一死三塁
投手ヤン(左投げ)、打者郡司(右投げ右打ち)
三塁走者五十幡
スコアは、0-1で日本ハムの1点ビハインド
郡司は、投球に泳がされる。
五十幡は、打球がリリースされた後、スタートを切る(ギャンブルスタート)
打球は、左中間に飛ぶ。
五十幡は、三塁ベース周辺のアンツーカーの黒土部分を出る。
中堅西川愛也(右投げ)が腹側を左翼席方向に向け落下点の後ろに入った後、五十幡は、両股関節を伸展、両足親指IP関節を底屈し、右足親指の爪先で地面をタップし、三塁方向にシャッフルを開始する。
西川愛也が定位置より前で両足親指IP関節を底屈。左足親指爪先で地面をタップ、右足爪先で地面をタップ(シャッフル)、左腕前腕部を回内して頭上で打球に触れる。
五十幡は、左股関節、左膝を伸展、右膝をニーアップしてスタートを切る。
西川愛也は、首の高さで左手人差し指の付け根と左手親指基節骨で打球を挟む。
西川愛也の本塁送球を遊撃源田がカットする。
源田が本塁に送球する。
五十幡は、両足親指IP関節を底屈、両膝を屈曲、右股関節を内旋、右膝を伸展、右股関節を内旋して本塁にスライディングする。
五十幡は、捕手古賀がタッグする前に本塁を蹴る。
プロの外野手でもバックを踏んで(拇指球で地面を蹴って)打球の落下点に追い付けないことが生ずる。
しかし、郡司は、一塁ベースを蹴った後、フェアゾーンをオーバーランしていない。二塁に向かっていない。
五十幡の進塁若しくは本盗をアシストできていない。
[比較参考]
中日対広島12回戦(6/7/2024)(バンテリンドーム)
9回表
一死二三塁
投手ライデルマルティネス(右投げ)、打者松山(右投げ左打ち)
三塁走者羽月
松山は、左肘をコックアップ後、右腕上腕部腱板が左肩の方に入る。あっちむいてホイのドアスイングで打球にスライス回転が生ずる。
左打者にとって最も屈辱的な打撃をする。
羽月は、マウンド方向に腹側を向け、三塁ベースアンツーカーを出て三塁線の外側で両股関節を伸展、両足親指IP関節を底屈してリードを取る。
三塁手福永が両股関節を伸展、両足親指IP関節を底屈、三塁ベンチ方向に腹側を向ける。
羽月は、左股関節を内旋、右股関節を外旋、左翼ポール方向に腹側を向け三塁帰塁を開始する。
福永は、腹側を左翼席方向に向け打球を追う。
羽月は、右足外踝を三塁ベースの本塁寄りのラインに付け、フェアゾーンで腹側を三塁側席に向ける。
打球がℓの軌道で本塁方向に戻される。
福永は、右足拇指球で地面を蹴ってしまう。
福永は、三塁ベース後方、ファウゾーンで左膝を伸展、右股関節を屈曲、左膝を地面に着け、左腕前腕部を回外する。左腕前腕部を回内、回外し首の左側で打球に触れる。
羽月は、両足親指IP関節を底屈、左股関節、左膝を伸展、右膝をニーアップしてスタートを切る。
遊撃ロドリゲスが送球のカットに入る。
福永は、腹側を中堅方向に向け、左腕前腕部を回外した状態で左手人差し指の付け根と左手親指基節骨で打球を挟む。
福永が落球することなく右腕前腕部を回内、左腕前腕部を回外、右股関節を内旋し、グラブからボールを抜き取り、本塁に送球する。
捕手加藤匠馬は、左打席の内側のラインに左足の爪先を付け、右足を左打席のマウンド寄りのラインの前(マウンド方向)に出し構える。
加藤匠馬は、左腕前腕部を回内し送球に触れる。
羽月は、右膝を伸展、左膝を屈曲してスライディングをする。
加藤匠馬が羽月の左胸にタッグする。
羽月は、左手でホームプレートの三塁線寄りのラインに触れる。
球審の付した評価は、タッグアウト
五十幡の事例に比べ、野手が打球に触れた位置が地面に近かった分、羽月はスタートを遅らせざるを得ず、本塁手前でタッグアウトとなった。
二死満塁における二塁守備
二塁手は、外野芝のエリアに入って守る。
打球に触れた後、本塁に投げるか、二塁に投げてフォースドアウトで3つ目のアウトを取る。
4回裏
二死満塁
投手金村(右投げ)、打者松原(右投げ左打ち)
一塁走者野村大樹、二塁走者栗山、三塁走者山村
スコアは、0-1で日本ハムが1点ビハインド
二塁手石井一成は、一二塁間の走路の後ろ、外野芝の切れ目の前、一二塁間走路と外野芝の切れ目の中心線より外野芝の切れ目寄りに守る。
石井は、一二塁間の走路の直後まで前進、左腕前腕部を回外して打球に触れる。
石井は、一塁に送球してしまう。
一死一塁における走塁
9回表
一死一塁
投手田村伊知郎(右投げ)、打者松本剛(右投げ右打ち)
一塁走者上川畑
スコアは、4-1で日本ハムが3点リード
松本剛は、投球に泳がされる。
打球がリリースされた後、一塁走者上川畑は、腹側を右翼に向けハーフウェイ手前までシャッフルする。
打球が地面に落ちた後、スタートを切る。
三塁すら行けず、二塁に留まる。
松本剛は、一塁ベースを蹴った後、フェアゾーンをオーバーランするが、一塁ベースのアンツーカーの黒土が敷いてある部分すら出ていない。
一塁走者の三塁、本塁進塁をアシストできていない。
つなぐ野球の信者はこれでOKを出すだろうが、これでは、セカンドゴロを打ったのと同じである。
ランエンドヒットのスタートを切り、ポテンヒットで一塁走者は、本塁まで還れなければダメだ。
俺的は、松本剛も上川畑も不合格だ。
一死一二塁における攻撃手段
9回表
一死一二塁
投手田村伊知郎(右投げ)、打者水谷(右投げ右打ち)
一塁走者松本剛、二塁走者上川畑
スコアは、4-1で日本ハムのリード
水谷は、投球に泳がされ、差される。
二塁走者上川畑は、左中間に腹側を向けハーフウェイ手前まで二次リードを進める。
遊撃源田は、本塁方向に腹側、左中間方向に背側を向け、打球を追う。
源田は、ハーフウェイ寄り左翼線寄り、外野芝のエリアに入り、左腕前腕部を回内、頭上で打球に触れ鎖骨の高さで左手人差し指の付け根と左手親指基節骨で打球を挟む。
源田が打球に触れた位置は、右腕前腕部を回外後、右手首を掌屈し、右腕前腕部を回内して送球しても三塁にノーバウンドで届く距離である。
一塁走者松本剛は、一二塁間ハーフウェイで停止するが、源田は、二塁にも一塁にも投げない。
上川畑は、三盗せず二塁に帰塁する。