日本ハム対ロッテ8回戦
先発は、コナーメネズとCCメルセデス
試合は、2-5で日本ハムが敗れました。
敗因は、監督コーチが序盤少々失点しても、打者が打って追いつき追い越してくれるであろうという唯心論野球を選手にさせてきたからです。
日本では、子供の頃から、グラブでボールを叩くのではなく、グラブを閉じる、グラブを引手側の胸に包み込む捕球の仕方に改造させられます。
送球する方の手の親指の爪の裏でボールを押さないとグラブからボールを抜き取ることができません。
グラブを持つ手の肘が送球肩の方に入ります。
グラブを持つ腕の上腕部の内旋運動、送球腕の前腕部の回転半径が長く加速距離が短くなります。
送球腕を回外するのと逆方向の塁(走者の進行方向)に投げる場合、送球腕を回外する方向の塁に投げる場合よりもグラブを持つ腕の上腕部の内旋運動、送球腕の前腕部の回転半径が更に長く加速距離が更に短くなります。
プロアマ問わず、野球の試合では、走者を出塁させた後、先行する走者の進行方向には投げずに、簡単にアウトにできる塁に投げます。
併殺を取る間に二塁走者に三塁に進塁されます。
一三塁のケースでは、2つアウトを取ることを優先します。併殺崩れの間に得点されます。
特に2アウトを取ってからは、簡単にアウトを取れる塁に投げてアウトを稼ぎます。
無安打で得点されます。
先取点を与え、追加点を与えれば、それが最少失点に留めたにしても、捻転差を作らずに、オーバーハンドの高さに肘を上げる投手からは、追い付き追い越すことができなくなります。
よって、腕の振りがドアスイングで加速距離が短い弱い投手にしか勝てなくなります。
野手が一死二三塁からしてはならないこと[守備編]
先行する走者の進行方向と逆の塁に送球すること<
3回表一死二三塁、二塁手の福田光輝は、前進守備を敷かずに、一塁走者が走るであろう走路よりも後ろに守ります。
これはOKです。
福田光輝は、右手親指の爪の裏でボールを押し、左肩を一塁ベースに向けます。ボールをグラブから抜き取り、右肘を上げる過程でボールを落球します。
三塁走者が本塁に還ります。
1回表一死三塁、打者中村奨吾、投手メネズは、三塁側に背を一塁側に腹側を向ける。
二塁手の福田光輝は、一二塁間のアンツーカーより前の芝が植えてあるところ、すなわち走路の前に守る。
三塁手の野村は、二塁走者が通るであろうライン上に守る。
三塁走者の藤原は、二次リードを経て中村奨吾がフライングエルボーをした後にスタートを切ります。
福田光輝は、背骨の左側でフォアハンドシングルで捕球します。右手親指の爪の裏でボールを押してグラブからボールを抜き取ります。
左肘が右肩の方に入ります。
左腕上腕部の内旋運動、右腕前腕部の回外運動の加速距離が長くなります。
藤原は頭から滑ります。
伏見は、両足をフェアゾーン内に入れて本塁送球します。
伏見は、グラブで藤原のベルトにタッグします。
審判は、セーフを宣告します(リクエスト申請後、アウトとなる)。
メネズのクイックモーション
三塁線のバントは、投手がチャージをかけます。
三塁手がチャージをかけると、三塁ベースがガラ空きになるからです。
一塁線のバントは、一塁手がチャージをかけ、二塁手が一塁に入ります。
右投手は、右腕前腕部を回外させてベアハンドキャッチできるのと同期して送球のトップも作れます
左投手は、左腕前腕部を回外してベアハンドで打球に触れれば、右股関節が外旋し、右股関節が引っ込みます。左足の拇指球で地面を後ろに蹴らずに済みます。送球のトップを作って三塁に投げられますが、右股関節を内旋しないと一塁に投げられません。
右肘が左肩の方に入ります。
右腕上腕部の内旋運動、左腕前腕部の回外運動の回転半径が長くなり、加速距離が短くなります。
左投手の方が右投手よりも打者走者を一塁でアウトにするのが難しくなります。
左腕上腕部の内旋運動、右腕前腕部の回外運動の回転半径が長く、加速距離が短くなるからです。
投手の仕事は、フィールディングよりも打者に投げることが優先されます。
右投手は、一塁側に上体を流し、左投手は三塁側に上体を流して、バントを失敗させる(空振りさせる、ファウルさせる、捕手に触れさせる)ことが重要です。
和田は、一塁線にドラッグバントをします。
一塁手のマルティネスがベアハンドキャッチをしてサイドハンドで一塁に投げます。
二塁の福田光輝が一塁に入りますが、打者走者の和田にはセーフが宣告されます。
メネズは、クイックモーションでは、スモールステップ(前膝を骨盤の高さまでニーアップしないこと)はできます。
しかし、メネズは、カーブを投げる場合、ファストボールを投げる場合よりも左肘を空上げた後の右足のインステップが大きい。ストライドが長くなります。
左腕前腕部を回外する間が作れず、左肘のアクセレーションの回転半径が長く、加速距離が短くなります。
和田に二盗を決められます。
野手が無死、一死、二死一三塁からしてはならないこと[守備編]
前進守備
先行する走者の進行方向と逆方向の塁に送球すること<
3回裏、一死一三塁、打者藤原の2球目、一塁走者の友杉は、シャッフルしながら二次リードを取り、二塁ベースとの距離を詰めます。
三塁走者の和田は、シャッフルしながら二次リードを取りますが、ワンウェイリードです。
伏見は、右手親指の爪の裏でボールを押しグラブからボールを抜き取ります。
左肘が右肩の方に入り、右肘が上がりません。
ストライドが長くなります。
右手親指の爪の裏でボールを叩いて右肘を上げ直します。
伏見は二塁に送球してしまいます。
遊撃の上川畑が二塁ベース上でジャンプし、二塁ベースのセンター寄りのコーナーを蹴ります。
友杉は、左股関節を外旋、左膝を伸展、右股関節を内旋、右膝を屈曲して二塁に滑り込みます。
三塁走者の和田は、伏見が右肘を上げ、左肩を二塁に向けた後、スタートを切りますが、帰塁してしまいます。
3回裏二死一三塁、茶谷に対する2球目、三塁走者の藤原は一次リードのみ取ります。
一塁走者の井上がシャッフルしながら二次リードを進め、ディレードスチールのスタートを切り二塁に走ります。
井上は、左股関節を外旋、左膝を伸展、右股関節を内旋、右膝を屈曲して二塁に滑り込みます。
伏見は二塁に送球してしまいます。
三塁走者の藤原は、伏見が右肘を上げ、左肩を二塁に向けた後、スタートを切ります。
福田光輝が二塁ベースのマウンド寄りのコーナーの前、すなわち、走路よりも前に入ります。
三塁走者の藤原が本塁に還ります。
無死一二塁からの得点手段
プッシュバント
一塁走者は二次リードを取り、二塁ベースとの距離を詰める。
一塁走者は左足でベースを蹴り、オーバーランする。
一塁走者はシャッフルして二次リードを取り、フライングエルボーの後、スタートを切る。
フライングエルボーの後、引手の肘が落ちれば、外野の頭を越える。最低でも差されてポテンヒットとなる。
一塁走者は左足でベースを蹴り、オーバーランする。左股関節を外旋すると、右股関節が内旋する。三塁ベースが無人の場合、三塁に向けてスタートが切れるからである。
内外野合計3人が打球を追い、カットに入る野手がいない場合、一塁走者は、本塁まで走る。
一塁走者が一二塁間又は二三塁間で挟まれて二塁走者の三盗(ディレードスチール)及び本塁生還をアシストする。
二塁走者は、打者がフライングエルボーした後、帰塁する。
一塁走者は帰塁しない。
二塁走者は、野手が打球に触れた後、スタートを切る。
打球に触れた野手が一塁に向けて送球腕の前腕部を回内(リリース)した後、一塁走者は帰塁する。
二塁走者の三塁進塁をアシストする。
バントエンドラン、ランエンドバントの場合、既に出塁している全ての走者は、進行方向と逆の塁に野手に送球されても帰塁しないで進塁する。
打者がノーバウンドの投球をバントして空振りした場合若しくはバントをしなかった場合は、ディレードスチール及びディレードダブルスチールとなる。
7回裏無死一二塁、伏見が初球、バントを空振りします。
二次リードを進め三塁との距離を詰めていた二塁走者の万波は、スタートを切ります。
捕手田村が二塁に送球します。
ライナーや飛球と異なり、野手からの送球は、帰塁義務が生じません。
万波は、二塁に帰塁できずにタッグアウトとなります。
ゴロが転がってからスタートを切るのでは、シングルヒットで繫ぐ各駅停車のバカープ野球になってしまいます。
打者がフライングエルボーをした後にスタートするのが正解です。
余裕で二塁に帰塁できたよりはスタートを切って帰塁できずにアウトになった方が益しですが、スタートを切っていたなら、帰塁せずに三塁に走らなければなりません。
①一人ランエンドヒット
②ダブルスチール
③プッシュバント(トップハンドの手首を背屈して構える。バントする前にトップハンドの前腕部を回外してトップを作る)
→バントは、捕手にホームベースを囲む円形アンツーカー内三塁線寄りで打球に触れることができるところにしない。
後続の走者である一塁走者は、野手が打球に触れる前、すなわち、打者がフライングエルボーした後にスタートを切ります。
打者走者は、一塁まで減速せずに駆け抜けた後、フェアゾーンをオーバーランします。
一塁走者又は打者走者が二塁走者の犠牲になります。ランダウンプレーに持ち込んで二塁走者の本塁生還をアシストします。
全ての走者はオーバーランします。
2回裏一死一三塁、矢澤は三塁方向にドラッグバントをします。捕手が捕球し、一塁に送球します。
三塁走者の上川畑は本塁に還れません。
脚注
用語の意味に関しては下記記事を参照