日本ハム対ソフトバンク20回戦
先発は、上原健太とスチュワットジュニア
試合は、5-3で日本ハムが勝利
尚、この試合では、「いつもやっていないことをやるとこうなる」ということが生じています。
肩関節の外旋、内旋の加速距離を高めるトレーニングをしていなければ、他者の動きに対し、アドリブを入れられません。アドリブをしかけられても対応できません。
いつもやっていないことをやるなということではありません。
いつもやりなさいということです。
進塁を許す守備をしない
野手は、グラブを持つ手の前腕部を回外しグラブを持つ手の小指基節骨→回内して親指基節骨の順に打球を叩く。
内野手は、走者の走路の前に守らない。
内野手は、走者の走路の前に出て打球に触れない。
走者が投手がセットを解いた後(ニーアップする投手はセットを解く前)にスタートを切られるからである。
帰塁することなくノンストップで本塁に向かって走ることができる。
三塁手は、他の野手が三塁に入るまでの間、三塁ベースがガラ空きになるからである。
野手は、先頭を走る走者の進行方向と逆の塁に投げない。
野手は、先頭の走者が三塁に達した後は、本塁に投げる。
三塁手は、三塁に走者が未達の場合、ゴロに触れたら三塁ベースを蹴ってから一二塁に投げる。
二回裏一死一二塁、投手上原(左投手)、打者中村晃(左投げ左打ち)、一塁走者牧原大成、二塁走者近藤健介
二塁走者近藤は、シャッフルして二次リードを取る。中村晃が左腕前腕部を回内(スイング)後、ハーフウェイ手前からスタートを切る。
中村晃は、左腕前腕部を回内(スイング)後、ヘッドが下がる(左手首が底屈する)。
投球に差されて地を這うゴロを三遊間に打つ。
遊撃手上川畑は、二塁走者の走路の後ろで、両膝を屈曲、両膝より腰を落とす。両腕前腕部を回外、右手をグラブに添えて打球に触れる。
上川畑は、アンダーハンドで二塁に送球する。
二塁に入った二塁手奈良間は、二塁ベースの左翼寄りのコーナーに右足のスパイクの内側を引っ掛け、送球に触れ一塁に転送する。
近藤は、三塁ベースを一足分オーバーランした後、打者走者がアウトになる前に、三塁に帰塁してしまう。
四球を与えられたら歩かない
四球を与えられたら、打者走者は、二塁に走る。捕手が二塁に送球したら三塁走者は本塁に走る。
5回表一死三塁、スコアは、2-0と日本ハムがリード
投手スチュワットジュニア(右投手)、打者郡司(右投げ右打ち)、三塁走者奈良間
スチュワットジュニアは、郡司に四球を与える。
郡司は、バットを持って三塁側に歩いた後、一塁に歩く。
追加点が取れず、一死一三塁となる。
5回表一死一二塁、打者マルティネス、一塁走者松本剛、二塁走者郡司
スチュワットジュニアは、投球をワンバウンドさせ、四球を与える。
甲斐は両腕前腕部を回外して投球を止める。
マルティネスは、バットを持って三塁側に歩いた後、一塁に歩く。
追加点が取れず、一死満塁となる。
追加点が奪えない根拠
ゴロゴーをさせずに、全球ランエンドヒットを仕掛け、打者走者が二塁ベースとの距離を詰めれば、ポテンヒットであろうが、ボテボテのゴロヒットであろが、地を這うゴロヒットであろうが、一塁走者を本塁に返すことができる。
帰塁は、次の塁を蹴ってからでもできる。
打者走者を含め、後続の走者は、次の塁をオーバーランして先頭を走る走者の進行方向とは逆の塁に投げさせることによって本塁生還をアシストする。
野球に流れは存在しません。
物が利潤を産み出すのではありません。
人間が肉体を動かさなければ得点は産み出せません。
6回表一死二塁、投手又吉、打者奈良間、二塁走者野村
野村は、シャッフルして二次リードを取る。
奈良間が右翼に飛球を打つ。
右翼手増田は、頭上でフォアハンドシングルで打球に触れる。左鎖骨の高さで左手人差し指の付け根でボールを叩き落とす(煎餅捕り)。
野村は、左足内踝で二塁ベースを蹴って帰塁した後、クロスステップして離塁する。左腕前腕部を回外、右股関節を外旋して停止する。
二塁に帰塁してしまう。
野村は進塁できず、二死二塁となる。
伏見は、三遊間に地を這うゴロを打つ。又吉のグラブのネットの部分に当たる。
今宮は、二塁走者の走路の前に出てベアハンドで打球に触れる。
野村は、三塁に進塁する。
今宮は、首を三塁に捩じった後、三塁若しくは本塁には投げず、左肩を一塁に向ける(①、②)。
今宮は、一塁には投げなかったが、野村は、本塁に走っていない。
走者二死一三塁に留まる。(「3. 走者一三塁におけるケース打撃」に続く)。
8回表一死一塁、スコアは、5-3と日本ハムがリード
投手松本裕樹(右投手)、打者奈良間(右投げ右打ち)、一塁走者上川畑
一塁走者上川畑は、一次リードを取り、松本裕樹がセットを解いた後、スタートを切る。
リチャードは、本塁寄りファウルゾーン、バックネット方向に腹側、三塁方向に背側を向け、フォアハンドシングルで打球に触れる。グラブを左胸に包み込む。
左腕前腕部の回外、回内運動、右腕前腕部の回転半径が長く加速距離が短くなる。
リチャードは、右肘を3回上げ、左肩を一塁に向ける。
上川畑は、帰塁してしまう。
奈良間は一塁及び二塁に走らずにバットを持ってベンチに引き揚げてしまう。
上川畑は、進塁できず、二死一塁となる。
その後、得点を加えることができない。
走者一三塁におけるケース打撃
5回表一死一三塁、スコアは、2-0と日本ハムがリード
投手スチュワットジュニア(右投手)、打者松本剛(右投げ右打ち)、一塁走者郡司、三塁走者奈良間
初球、松本剛は、投手がレイバックした後、バントの構えに切り替える。
郡司はスタートを切っていない。
一次リードを取っていた三塁走者奈良間は、投手が右腕前腕部を回内(スロー)した後、スタートを切る。
松本剛は、右腕前腕部を回外してバットを止める。ホームベースを横切る。
甲斐は、右肘を上げ、三塁に左肩を向ける。
この段階になって郡司がスタートを切る。
甲斐は、本塁に突入してきた奈良間を三塁方向に押しやる。奈良間は三塁に戻る。
甲斐は、右肘を上げ、一二塁間に左肩を向ける。
グラブで一二塁間を指す。
郡司も一塁に戻る。
偽装スクイズは、失敗し、三塁走者は本塁に還ることができない。
松本剛は、ベンチの方に首を向ける。
カウント1-0から三塁走者奈良間は、一次リードを取り、左腕前腕部を回外、右股関節を外旋する。投手がセットを解いた後、シャッフルして二次リードを取る。
郡司は、投手が右肘の上で右腕前腕部を回内した後(ふける、投球肘のアクセレーション前)、スタートを切る。
投手が右腕前腕部を回内(スロー)した後、スタートを切る(ディレードスチール=ランエンドヒット)。
松本剛は、アウトローの投球に泳いで右方向にファウル
カウント1-1からの3球目、松本剛は、左前安打を打ち、スコアは、F3-0Hとなる。
6回表二死一三塁、スコアは、4-0と日本ハムがリード
投手は、又吉(右投手)、打者郡司(右投げ右打ち)、一塁走者伏見、三塁走者野村
ヘッドを倒して構える神主打法は、トップハンドの手首をコックしないと、トップハンドの肘を上げることができない。
トップハンドの手首をコックすれば、引手の肘が突っ張る。引手の肩がホームベースに被さる。
引手前腕部の回外、回内運動、トップハンド前腕部の回外運動の回転半径が長く、加速距離が短くなる。
ワンバウンドを空振りし、ストライクゾーンの投球に対し、トップが作れず、更にスイングできない。
新庄は、神主打法の構えをしている郡司に全球ヒッティングさせる。
郡司は、二塁ベース後方の飛球に終わる。
脚注
用語の意味に関しては下記記事参照