一軍の試合が中止の間も、ファームでは試合が行われた。
俺は、投手も打者も、ファームでの成績は、全くといっていいほど考慮に容れない。
一軍で実績のある投手とそうでない投手は立場が違う。
一軍で実績のある投手は、ギアを上げて投げることはないからファームの成績は良くない。
ファームのレベルは、フィジカル面が悪くて、投球動作が悪くても抑えられてしまうからだ。
打者は、ファームの投手相手では、始動が遅れないからだ。
一軍での実績のある投手は、一軍で野球の動きができるフィジカルであると評価できれば昇格させていいと思っている。
一軍で野球の動きができるフィジカルであれば、そんなに悪い投球動作はせず、細かな瑕疵は、試合の中で修正できるからだ。
そこで、後半戦、一軍のキーマンとなるであろう投手について検証してみたい。
①中村祐太
7月9日 オリックス17回戦
5回 3安打 1四球 4奪三振 無失点
序盤は、テイクバックの小さく、脱力して投げられている。
右足を一塁側にターンしてフォロースルーして投げているケースも多い。
左股関節から右腕のトップまでのラインの内旋も左肩、左膝の割れに遅れることなく、ボールを上から叩けていた。
しかし、球数を投げる毎に、テイクバックが背中の側に入り、右肘の出が遅れるようになってきた。
もう暫く再調整が必要。
②高橋樹也
7月10日 オリックス18回戦
5回 被安打6 奪三振4 無四球 無失点
序盤は、左足を三塁側にターンしてフォロースルーをできていた球もあったが、球数を放る毎に、右膝の壁が崩れて左足が一塁側に着地する。
一軍でも長いイニングを食うのは無理。
体作りを含め、もう暫く調整が必要。
③藪田和樹
7月10日 オリックス18回戦
2回 無安打 無四球 3奪三振 無失点
トップを作るまでは脱力できている。
相変わらず、大半の投球は、下半身が使えていない。
上体の一塁側への傾きが大きくない。
リリースの瞬間に左足が突っ張らない。
左膝の壁が崩れる。
2イニング投げて、右足を一塁側にターンしてフォロースルーができていたのが、3球。
ターンも途中で止まることがあった。
一軍では、先発としては、通用しないだろう。
それでも、最後の打者を三振に取ったときは、上体のタンブル、一塁側へのターンは申し分なし。
これを改善の兆しと解釈すれば、もう少し調整すれば、後半戦、一軍で、ロングでないリリーフの起用は可能。
④カンポス
7月10日 オリックス18回戦
1回 被安打1 1奪三振 無四球 無失点
ファームトップの19試合に登板
トップの位置も高く、一塁側に上体も倒れ、右足のターンもできている。
カンポスは、一軍の試合に投げさせれば、1イニングに1個の割合で四球は出す。
四球を出した後の被打率と本塁生還率の統計指標を持ち出して論破しかかる野球を知らないバカがいるが、おまえなんか、陰毛生やし放題の日本のAV女優でも見てオナニーしてろよ。
打者が打ち損じる原因は、100%始動の遅れといっていい。
四球の後にベース上を通過するストライクを投げても、瞬発力の乗ったボールは打者は打ち損じる。
サフォーテには及ばないが、昨年在籍したブレイシア、ヘーゲンズよりは、フォーシーム、カット系の失速が少ない。
一軍では、三振は取れなくても、ファウルでカウントが稼げ、打者を差すことができる。
終わってみれば無得点に抑えているだろう。
永川、飯田、佐藤祥万は、炎上も2連続押し出しも、十二分にあり得るが、カンポスは、2連続で押し出しをするほど制球は悪くない。
横からも投げる千手観音投法なんて、ちんちくりんのメザイクブスが、海千山千のイケメン高身長の前で股を開くようなものだ。
通用するわけねえだろ。
右打者の背中から腕が出てくるから、右打者は打ちにくいというのは、打席に立ったことのない記者のセリフ。
横回転の投手は、縦回転の投手よりも、打者は、バットとボールの軌道との距離が遥に取りやすい。
ヘルウェグの実力は、ジーやカラシティよりも落ちる。
ヘルウェグの投げ方だと、二軍では無双できても、一軍では、高確率で炎上する。
カープファンよ、夢を見るな。
リリーフの場合、炎上よりも押し出しの方が、打線次第でどうにかなるので、未だ益し。
カンポスは、ヘルウェグより実力は数段上。
仮に、ヘルウェグが二軍で無双したとしても、Jacksonが点滴を受けながら登板しているkこともある現状、Jacksonに代えて昇格させるなら、カンポスにしろ。
俺は四球には寛容だが、問題は、畝がどこまで四球に寛容かだ。
⑤長井良太
ウェスタンの動画なし。
フェレッシュオールスターから。
リリースの瞬間に左足が突っ張っているのはナイス。
右足の一塁側へのターンも右膝を曲げたまま、完結させていないが、両足はクロスするようになった。
ターンが完結し、もう少上体がし一塁側に倒れるようになると、一軍でリリーフとして通用する。
⑥塹江敦哉
ウェスタン、フレッシュオールスターとも動画なし。
⑦今村猛
7月9日 オリックス17回戦
1回 被安打1 与四球2 奪三振1 無失点
トップを作ったときに、右肘が沈んで、左肩、左膝の割れに遅れて右肘が出る。
コッキングの角度は、オーバースローだが、トップの位置が低い。
一塁側への右足のターンは、そこそこできている。
しかし、総合すると、フィジカル面が戻っていないので、一軍の僅差の場面で投げさせるのは、現状ではキツいかな。
⑧藤井皓哉
7月9日 オリックス17回戦
1回 無安打 無四球 1奪三振 無失点。
二段モーションでも試投。
三塁側に右足を着地させてしまい、フォロースルーが止まる。
リリースの瞬間に左足が突っ張って、上体が一塁側に倒れて、右足を一塁側にターンさせて投げた球は素晴らしい。
消去法で救援明け即昇格させるとすれば藤井かな。