[選手名鑑]アンドリュースティーヴンスン#6

日本ハム資本は、前ツインズのアンドリュースティーヴンスン(Andrew Patrick Stevenson)との間で経済関係上、契約が成立したと広報担当者を使って発表した(2023年12月14日)。

スティーヴンスンは、今季は、メジャーで25試合の出場に留まる。主に、AAAセントポールセインツでプレーし、出場試合は、106試合、打率.317 16本塁打、44盗塁が記録された。

プロフィール

生年月日 1994年6月1日
左投げ左打ち
中堅手、左翼手

MLBドラフト(2015)2巡目(全体58位)でワシントンナショナルズが指名

  • ワシントンナショナルズ(2016-2022)
  • ミネソタツインズ(2023)

182cm 83kg

打撃

左手親指の爪の内側をグリップに当てる。左手人差し指の付け根をグリップに嵌める。グリップエンド(朝顔の部分との境目)と右手小指の間は、小指一本分空ける。
ヘッドの角度を鋭角にして構える。オープンスタンスでセットアップする。左足拇指球と土踏まずの境目から左足つま先までが、右足の爪先から出ている。
頸反射している

左腕前腕部を回外して左肘をヒッチする。
右足拇指球で地面をタップしてスモールステップをする。

左腕前腕部を回内し、左肘を上げる。
右足は、スパイクの外側から入射し、アウトステップする(右股関節を外旋)する。
しかし、右股関節を引っ込める間が作れない。

インロー、インハイは、引っ張る。
アウトロー、アウトハイに対しては、ドアスイングで左肘をアクセレーション後、左手小指の付け根からグリップに入射する。左投げ左打ちであるが、右投げ左打ちのスイングをする。

守備

三塁側に背を向けて背走する場合には、右手小指基節骨で打球を叩くことができる。打球の落下点の後ろまで前進する場合、一塁側に背を向けて背走する場合には、煎餅捕り(右手人差し指の付け根で打球を叩き落とす)。
カットに入った野手にはノーバウンドで返球できるが、本塁には、2バウンドの送球をする。

走塁

ベースランニングは、一二塁間で走路を膨らませ、二三塁間で走路の膨らみを抑える。三塁でストップをすることを優先する。
帰塁は、右手首を背屈してヘッドスライディングする。2wayリードを基本にしている。
スライディングは、左膝を伸展(左股関節を外旋)、右膝を屈曲(右股関節を内旋)するが、ドリルスライディングをするのではなく、停止を優先し、右股関節を外旋してオーバーランする。

総合

全てのコース、球種に対して、引っ張ってフライボールを産み出すスイングができるわけではなく、コース、球種に応じて広角に打球が飛ぶ。
故に、対戦相手のバッテリーが、ヘッドの届かないボールゾーンに投げて四球をくれる打者ではない。
打順としては、1番打者としては難しく、下位打線の1番打者に相当する6番左翼が妥当である。

守備は、捕球は、NPBのプレーする選手の中では、中の上であるが、スローイングは、チーム内で加速距離が短い(わかりやすい言葉を使うと肩が弱い)松本剛より若干強い程度で、万波、江越と比べると数段落ちる。

走塁は、つなぐ野球の信者には好まれるであろう。

攻撃、守備、走塁を総合した場合、日本ハムの外野手の中から抜け出ることができるかというと難しいと言わざるを得ず、ハムの外野手の中に入れば、ワンオブゼムとして埋もれるだろう。他の外野手と競争をしないと試合に出ることはできないであろう。

footnote

メジャーでの実績に関しては、下記サイト参照

MLB

用語の意味に関しては、下記記事参照

[知って得する]頻出野球用語集[完全保存版]