Last Updated on 2017年12月6日 by wpmaster
中継ぎ投手が60球前後回跨ぎをして投げて、中3日、4日置いて投げることがあるが、投げても平均20球前後。
前回先発で64球投げ、中4日で先発の場合、その間、2日ノースローを経て、ブルペンで20~30球、1日ノースローで登板となることが予想され、中継ぎのように、20球前後で降板というわけにはいかないので、藪田は、相当ハードであったことだろう。
初回、11球目、左膝にタメがなく、インハイにファストボールが外れて柴田に四球。
トップを作るのが遅れていることなので、肩の状態は、この試合も良くない。
2回30球を超えた辺りからトップを作ったときに、肩が前方に倒れることが頻発した。
こういうときは、股関節、腸腰筋を内旋、外旋して腕を振り切らなければならない。
34球目に真ん中のファストボール147キロに投げたところと、4回、宮﨑、梶谷、嶺井の3者連続三振のところでの、
73,74,77,78,79球目と上体を含む回転軸を一塁側に傾け、
フィニッシュで左膝を真上にルーズに蹴り伸ばして一塁側に右足を送って投げたところは圧巻であった。
しかし、筒香への61球目アウトローの真っすぐ系142キロは、フィニッシュで重心が三塁側に残り、
このように、フィニッシュで重心が三塁側に残る球も多かった。
ウィーランドの三遊間のヒットもそう。
スライドステップもいつもの登板よりも数センチ三塁線よりにつま先を伸ばし、
股関節は伸ばしていないので弧は描いていないが、左膝が開いた球が6o球目以降数球あった。
筒香に本塁打を打たれた球は、スライドステップのときに左膝が伸びて負荷がかかり、硬直し、
瞬発力を消耗していた。
4回を終えて79球と、80球前後に達していたので、肩の状態、中4日ということも踏まえると、
ここで降板で、5回の頭からは、別の投手でいいと思った。
5回藪田は、ウィーランドのところで、2球、倉本のところでi球、
トップを作ったときに、右肩が下がって手首が寝てボールを引っ掛けた。
失速して低めに外れる。
ウィーランドに四球を出し、倉本にライトフェンス直撃の2塁打、桑原には、3塁線を破る二塁打を打たれて同点。
ここで降板。
九里は、柴田がバントで送った後、ロペスにセンター前に打たれ、3-4と逆転。
藪田は、4回0/3 91球 5安打 4奪三振 4四球 4失点(4自責)
九里は、ロペスへの2球目、3球目は、一塁側に右足を送って投げるが、2球目は、わずかに左足で弧を描く。
ロペスは、重心が降りて足を下し始めたところで、トップを作り、バックネット方向に2球連続でファウル。
九里は、スライドステップをせずに、一旦静止して投げるので、ロペスは、始動とボールの軌道が一致するのだろう。
5球目、九里は、フィニッシュで三塁側に重心が残り、腕が振り切れずに、
インコースベルトの高さのシュートを微妙に始動が遅れて、足、スイングの順ながらも腸腰筋の回転でセンター前に運ばれた。
今村も投げる毎にフィニッシュで一塁側に右足を送って投げられるようになり、
嶺井にヒット、ウィーランドに四球を出したが、無失点。
一方のウィーランドは、重心移動の前に、右足のかかとに重心がかかり、
トップを作ったときに前にバタンと肩が倒れて腕の位置が下がることがあった。
それにより、ボールを引っ掛けたり、瞬発力が消耗し、シュート回転(失速)する球があった。
左膝にタメがなく、高めに外れることがあった。
丸は、ウィーランドのハードカーブ(ナックルカーブ。藪田も投げる。)を本塁打。
ウィーランドは、回転軸を一塁側に傾けて、フィニッシュで一塁側に右足を送って投げるのだが、
この一球は、重心が三塁側に残っていた。
丸は、ヒッチして足の下しを同時にグリップを上げ、ヘッドを立てトップを深く入れ、
ポイントを前で、俗に言うヘッドをしならせて(比喩ですよ。実際には、バットは、しなりませんよ。微妙にヘッドをグリップよりも後から出す。)、すぐさま、前の肘で掃って打った。
松山は、ウィーランドが膝にタメがなく真ん中高めに外れたフォーシームをヘッドを残して二塁打。
バティスタは、オープンスタンスで立ち、両肘に負荷がかかり、始動が遅れ、
ヘッドがグリップの前に出て三振。
新井は、ややオープンスタンスから、開かずに重心を後ろに残してアウトハイの球をライトへ二塁打。
広島3-0DeNA。
西川は、トップを深く入れ、アウトローのチェンジアップを、壁を作った後、
前の腕1本で、肘で掃って引っ張る。ライト前安打。
會澤のところで、ウィーランドは、3球トップを作ったときに、右肩がバタンと倒れる。
會澤は、差されてファウルを連発した後に、ウィーランドが左膝を伸ばして壁を作って投げたアウトローにチェンジアップに三振。
6回無死満塁から、岩本は、クローズドスタンスに近いスクエアスタンスで立つが、膝がタイトに曲がり、
トップを作る過程で、重心が沈むので、膝に体重がかかり、トップを作るのが遅れる。
三上は、2球目が一塁側に回転して右足を送るのが早く、トップを作るのが遅れているから、トップが作り切れていない内に
リリースするので、打者の目線からリリースポイントが遠くなる。
岩本は、真ん中低めのストレートをレフトスタンドにファウルした後、
5球目のインローのスライダーに始動が遅れ、バットのグリップより前にヘッドが出されて
三振。
小窪も始動が遅れ、足の下しとスイングが一緒で、ヘッドがグリップよりも前に出されて三振。
岩本も小窪もプレッシャーとかメンタルの問題じゃないから。
打撃の基礎の問題。
センター返しじゃない、逆方向に打つじゃない、転がすバッティングじゃない、大振りじゃない。
フルスイングや。
ロングティーや。歩きながらのティーじゃ。
けど、ファンの方々、早まってはいけません。
美間、堂林、下水流、桒原、高橋大樹、庄司の方が、岩本、小窪よりもスイングが上だから、彼等を使えば、
打てたかもしれないって?
無理、無理。
二軍の成績は関係ないよ。
総合的に見て岩本や小窪の方が彼等より数段益しだってことは、俺でもわかるよ。
全ての選手をきちんと評価した上で緒方は、采配してるよ。
田中広輔は、代わったエスコバーから、アウトローのファストボールに、
トップが浅く、足を下したときに弧を描き、ニゴロ。
無死満塁から無得点。
広島打線は、2回以降、ウィーランド、その後を引き継いだDeNAの投手から1安打じゃ勝てねえな。
現段階に限っての広島とDeNAの実力差は、2013年前半の広島と巨人ぐらいの差がある。
追い詰められたんじゃなくて、俺の中では、事実上、結果は出てるよ。
CSは、特別に評価するもの、位置付けるものじゃない。
2013年は、やっとBクラスを脱出したかという思いよりも、ペナントレースで今年も巨人に勝てなかったという思いの方が強かった。
だから、CSにのめり込むことができなかった。
CSで巨人に勝って日本シリーズに行ってくれとも思わなかった。
2013,2014年は、CSで勝って更に日本一になったって、広島は、敗者なんだよ。
カープが嫌いな人達、利益処分と給料が別物であることがわからない牙を抜かれた奴隷の方たちは、今後も興行収入の文言n洗脳されてCS存続を支持するだろう。
カープは、昨年、今年と既に、CSよりも、遥に手に入れるのが難しいリーグ優勝を手に入れてるんだから、
CSに負けてもどうってことは思わないし、
残り2戦、これ以上、故障者を出さずに終われや。
[追記]
私は、CSや日本シリーズよりもペナントレースに価値を付けています。
昨日、今日の試合も何が何でも勝たなければいけない試合ではないですね。
中4日で先発させてしまったり、あらゆる野球の動きで使用する部位を故障した安部を繰り上げで復帰させたりしたのは、どうかと思います。
実際のところ、安部も攻、走、守の全てをこなすことができるレベルにないから、代打での出場ですから。
現行CSの制度においては、Aクラスさえ確保すれば、日本一になることができます。
しかし、かつての広島のように、結果として、広島は、3位にはなれませんでしたが、当時最下位であったDeNAに前田健太を集中的に登板させて、
当時優勝の常連であった巨人戦に登板させないということは繰り返して欲しくはありません。
[追記2]
DeNAが見せたようなイニングの途中からの登板は、いきなり肉体に負荷がかかるので、基本的には反対です。
個人的には、左対左、右対右の場面でしか通用しない投手は一軍に上げるなという考えです。
一軍登録選手枠の無駄使いにもなります。
DeNAさんのやり方について口を挟むつもりはありませんが、ペナントレースとCSのどちらが重要かと言われれば、比較にならないぐらいペナントレースの方が重要です。
[追記3]
坂倉は、岩本、小窪よりは現段階では、落ちますが、美間、堂林、下水流、桒原、高橋大樹、庄司より見込みがあります。