Last Updated on 2024年3月9日 by wpmaster
プレシーズンマッチ日本ハム対西武(鎌ヶ谷)
試合は、日本ハムが7-1と勝利
レイエス、マルティンティネス、スティーブンスンの3選手全てが結果を出した。
外国人選手の競争相手は、外国人選手
外国人選手間の競争が激化した?
いいえ、激化していませんよ。
草野球以外の野球をやったことのないライトな野球ファンは、どうして打率、守備指標で結果を出しているのにあの選手は、先発から外れるんだ、どうして使ってもらえないんだろうと言うだろう。
ファン感謝デーやSNS上でプロ野球選手の野球以外の一面を知ったファンの中には、推しの選手がスタメンから外されると文句を言うだろう。
しかし、プロの監督は、情実人事を行ってはならない。ファンの顔色、オーナーの顔色ではなく、コストパフォーマンスの面ではなく、結果ではなく、肉体の稼働の水準を見て選手起用を行わなければならないと考える。
スティーブンスンは、打撃のみに限って言えば、技術水準は、現段階では、水野、細川、五十幡より上であろう。
狭い球場であれば、外野守備において肩が弱いという欠点も誤魔化せるだろう。
スティーブンスンが日本人選手であれば、レギュラーだろう。
しかし、スティーブンスンの競争相手は、水野、細川、五十幡らではない。
現状、日本ハムは、バーヘイゲン、マーフィー、ザバラ、ロドリゲス、レイエス、マルティネス、スティーブンスンの7人と契約している。
一軍登録できる外国人選手は、5人、ベンチ入りできるのは4人、4人全員を投手とすることはできない。
投手を優先とした守りの野球をしろ!
投手を中心とした守りの野球をするのか打撃優先の野球をするのかによって、誰を選ぶかが異なってくる。
打撃優先で選べば、レイエス、マルティネス、スティーブンスンの3人と投手2人を一軍登録ということになるだろう。
しかし、捻転せずにトップポジションにおいて手首が立つパワー系の投手からは、いかに打撃優先のオーダーを組んでも大量点は取れない。
投手が失点を抑えて、少ない得点で接戦を競り勝たないといけない。
田中正義は、昨シーズンと比べると、相当レベルアップしたが、玉井や石川直也がリードが僅差の試合で登板するようでは、終盤で昨シーズン同様、ひっくり返される試合が増えるだとう。
私が監督であれば、投手3人、打者2人としたい。
そうなると、スティーブンスンは、レイエスとマルティネスが競争相手となる。
レイエスは、左足の内踝で地面をタップしてから、間を置かずに、左股関節を外旋するスモールステップに修正して安打を打った。
コンスタントにインサイドアウトスイングを実際に再現できているという面では、レイエスは、マルティネス、スティーブンとは比較にならないほど優れている。
そういうことを言うと、いかに自分が賢いということをアピールしたいのか
“うん、再現『性』の話ね”
と、しゃしゃってくる奴が生ずるが、
再現性じゃねえからな、再現だからな!
オメエ、そんなにセックスが好きなのかよ
人間には性質は備わっていない。トレーニングの積み重ねによって再現できるようになるのである。更に、再現できたか否かというのは、それを見た人間が現実に生じた事実関係(関係には、性質は備わっていない。関係は、当事者の少なくとも一方の労働によって生ずる。関係性じゃなくて関係だからな!)に評価を付ける作業である。
打撃面では、トップポジションにおけるトップハンドの小指基節骨の入射角がレイエスとマルティネスの方が垂直に近い。
引っ張った打球を比較しても、レイエス、マルティネスと比べると、スティーブンスンはヘッドが遠回りしている。
レイエスは、打つだけの選手ではなく、走塁でも貢献できる。
私は、守備面では、肩が強いか否か(価値の付与。価値の付与の土台は、送球動作及びそれにより産み出された送球の軌道である)に重点を置く。
人間には素質が備わっていない肩の強い弱いは生まれつきではない。肉体の稼働によって肉体の稼働の源泉である肉体が形成され、再生産される。
レイエス、マルティネスの方がスティーブンスンよりも肩は強い。
他球団は、捕手3人制を採用するが、マルティネスは捕手ができるから、捕手は、伏見と進藤で足りる。捕手3人制を採用する球団よりもリリーフ投手を一人多くベンチに入れることができる。
但し、スティーブンスンは、レギュラーシーズンに入ってから今シーズン契約した新外国人打者が使えないということが認識できた他球団関係者から獲得の打診はあるのではないか。