Last Updated on 2024年5月27日 by wpmaster
日本ハム対オリックス9回戦
先発は、伊藤大海とルイスカスティーヨ
試合は、6-3で日本ハムが勝利
得点圏で打席に入った場合に脱力できないのは、メンタルが原因ではありません。
野球選手は、前腕部の回外運動(ヒッチ、フライングエルボーの後~トップポジションの形成)の回転半径を狭くし、加速距離を増大させればさせるほど、上腕部の腱板が弛みます。
前腕部の回内運動(フライングエルボー、トップポジションの解除~フライングエルボー)の回転半径が短くなります。
対角線上に位置する股関節の内旋運動の加速距離が増し、股関節が弛緩します。その下の親指のIP関節が底屈します。内旋運動が停止します。
股関節の対角線上に位置する前腕部の回内運動の回転半径が狭く加速距離が長くなります。
回内した前腕部でない方の前腕部の回外運動の回転半径が狭くなします。
前腕部の回内運動の回転半径を狭くし、加速距離を増大させればさせるほど、前腕部の側副靭帯の前束、深層屈筋が弛みます。
その下に位置する股関節の内前運動の回転半径が短く、加速距離が長くなり、その下に位置する親指のIP関節が底屈します。内旋運動が停止します。
反対側の股関節が伸展し外旋運動が停止します。
股関節を内旋した側の前腕部の回外運動の回転半径が短く加速距離が長くなります。
親指基節骨でグリップを叩くと前腕部が回内します。前腕部の側副靭帯の前束、深層屈筋が弛みます。
中指の第二関節にグリップを嵌め、小指基節骨でグリップを叩くと前腕部が回外します。肘がヒッチします。上腕の腱板が弛みます。親指PIP関節が背屈します。
脱力でして構えることができます。
すなわち、両肩関節間のストライド、両股関節間のストライドが長いから前腕部の側副靭帯の前束、深層屈筋、上腕部の腱板、股関節が弛まず、突っ張ってしまう。内旋、外旋、回内、回外運動の加速距離が短くなる。故に脱力できないのです。
メンタルが弱いから得点圏でヒットが打てないのではないのです。
よって、インハイ、アウトハイ、真ん中高めにウェストされたファストボールをスイングすることが脱力できる最も簡単な方法です。
一言で言えば構えるのが遅いから脱力できないのです。
スイングスピードが遅せえから脱力できないのです。
言い換えれば、ゆっくりと振っているように感じられる選手の方がスイングスピードが実は速いのです。
無死二塁における攻撃手段
無死二塁における攻撃のポイントのいくつかを挙げると下記のとおりである。
a. ライナーバックの失敗は、俺的にはOK
b. 飛球は、2つ以上進塁できる。
C. 帰塁は、三塁ベース、更には、本塁を蹴った後でもできる。
d. 打者走者が二盗すれば、二塁走者の本塁生還をアシストできる。
その他無死二塁でも攻撃手段を集めたものとして下記記事参照
8回表無死二塁
投手宇田川(右投げ)、打者マルティネス(右投げ右打ち)
二塁走者田宮
スコアは、2-3で日本ハムが1点ビハインド
マルティネスは、一二塁間にライナーを打つ。
二塁手の宜保は、一二塁間アンツーカーと外野芝の境目の直前、赤土の部分で守る。
宜保の前で打球がファーストバンドし、打球が右翼方向に切れていく。
二塁走者の田宮は、ファーストバウンド後にスタートを切る。
宜保は、打球に触れることができず、打球が外野に抜けた後、外野芝のエリアで両足親指IP関節を底屈し、左股関節を伸展、右膝をニーアップして一塁方向にダイヴする。
田宮は、三塁に進塁したに留まってしまう。
無死一三塁における攻撃手段
打者は、重盗を仕掛けても、ワンバウンド以外は振って構わない。
無死一三塁における攻撃のポイントの内のいくつかを挙げれば、下記のとおりである。
一塁走者は、二塁ベースをオーバーランする。
二盗だけして本盗をしないのは、ガキの使い。
その他無死一三塁での攻撃手段に関して集めたものとして下記記事参照
8回表無死一三塁
投手宇田川(右投げ)、打者万波(右投げ右打ち)
一塁走者中島卓也、三塁走者田宮
スコアは、2-3で日本ハムが1点ビハインド
宇田川が右腕前腕部を回内して2球目を投じる。
一塁走者の中島卓也がスタートを切る。
2球目、万波は、右腕前腕部を回内、右股関節を内旋後、右足親指IP関節が屈曲し、左股関節が三塁側席方向に伸展し、左膝が突っ張る。
真ん中高めにウェストされた投球を空振りする。
バナナカーブができる。
右腕前腕部の回外(フォロースルーの開始)後、腹側が三塁方向、背側がホームプレートの方に向く。
捕手森友哉の三塁送球を妨げる。
更に、右腕前腕部の回内(フォロースルーの終了)後、ヘッドが右肘を上げた森友哉の右腕上南部に入射していき、二塁送球の妨げとなってしまった。
結果的には、森友哉に二塁送球させることができなかったが、真ん中高めにウェストされた投球をフルスイングすること自体は間違いではない。
しかし、二塁手の宜保が二塁ベースの一塁寄りのラインのマウンド寄りのコーナーの前、すなわち、中島卓也の走路の前で二塁送球のカットに入っている。
しかし、一塁走者の中島卓也は、二塁ベースの右中間寄りのコーナーに左足内踝で蹴った後、左股関節を外旋して停止してしまい、オーバーランしていない。
森友哉に二塁送球をさせることができなかった。
三塁走者の田宮の本盗をアシストできなかった。
footnote
用語の意味に関しては、下記記事参照