Last Updated on 2023年6月12日 by wpmaster
セパ交流戦日本ハム対広島1回戦
先発は、上原健太と大瀬良大地
日本ハムは、2-3と逆転負け
敗因は複数生じていますが、私は目の付け所が素人さんとは違います。
誰も知らない敗因をこの記事を読んでくれた人にだけ教えます。
野村佑希の2つのボーンヘッド
走者二塁で打者がレフト前ヒットを打ちました。しかし、二塁走者は、走るのが速くありません。
あなたは、二塁走者が本塁に還れるのは無理だと思っていませんか。
確かに、アウトカウントが一つであれば、「つなぐ野球」の信奉者である監督、三塁コーチャーは、三塁でストップさせるでしょう。
大瀬良は、間違っても強い投手ではありませんが、つなぐ野球では弱い投手にしか勝てません。
4回裏一死二塁、スコアは、2-1と日本ハムが1点リード、投手大瀬良、捕手會澤、打者野村、二塁走者伏見
左翼西川龍馬は、三塁線を空け、外野は右翼線に向かって平行移動する。
伏見は、大瀬良がセットを解いた後、二次リードを開始し、野村がフライングエルボーした後にスタートを切る。
野村は、三遊間を破るゴロを打つ。
西川龍馬は、定位置の深さからチャージをかけ、背骨の左側でフォアハンドシングルで打球に触れる。
西川は、右腕前腕部を回内してセットを解き、左腕前腕部を回内する。
右肘を上げた後、右足の拇指球で地面を蹴ってしまい前のめりにコケる。
左肩を三塁ベースに向け、右足内踝、左足内踝をぶつけ、2ステップして停止する。
打者走者である野村は、アウトになっても差し支えないので、二塁走者の伏見の本塁生還をアシストしなければなりません。
伏見は、左足で三塁ベースを蹴ってオーバーラン後、帰塁する。
野村は、左足で一塁ベースを蹴ってフェアゾーンをオーバーランした後、帰塁して一塁コーチャーとハイタッチしています。
打者走者である野村が二塁ベース到達前にアウトになることは、野村が一二塁間でコケない限り100%生じません。
“プロ野球の選手であればできるであろう”が通用しないのが、西川と野間です。
他球団の選手が思っている以上に、守備は酷いです。
打者は、プッシュバントする。
一塁走者は、左股関節を外旋、右股関節を内旋してオーバーランする。
一塁走者は、バントが小飛球になった場合、打球に触れた野手が一塁又は二塁方向にリリース(送球腕前腕部を回内)した後、帰塁を開始する。戻れずにアウトになって差し支えない。
偽装スクイズと同じく、三塁に走れる状態を作り、野手に二塁に投げさせるとことにより、三塁走者の本塁生還をアシストしなければならない。
バッテリーにピッチドアウトされて打者がバントを空振りしても本塁に生還できる。
捕手にバントを触れられても三塁走者が本塁に生還できる。
三塁走者が走るのが速くない走者でも本塁に生還できる。
一死一三塁。福田光輝は、一塁方向にプッシュバントする。
しかし、左腕前腕部を回外してバントのトップを作った後、右股関節をアウトステップする。
ストライドが広がったことにより、左腕前腕部の回転半径が長くなり、加速距離が短くなった。
走り打ちにより、プッシュバントがプッシュバントでなくなった。
伏見は、二次リードを取り、三本間で左腕前腕部を回外、右股関節を外旋してスタートの準備をする。
福田光輝が左腕前腕部を回内した(バント)した後、スタートを切る。
大瀬良は、フォアハンドシングルで打球に触れ、両手首を背骨の方に引いた後、本塁にバックハンドトスする。
一塁走者の野村は、ベース手前で減速し、二塁ベースを蹴った後、オーバーランしていない。
このイニングス、日本ハムは追加点を取ることができませんでした。
宮西尚生と玉井大翔
宮西は、オーバーハンド、オーバーハンド寄りのスリークォーター、スリークォーターアーム、サイドハンド寄りのスリークォーターの何れでも投げられる。
巨人戦では、投球によっては、スリークォーターとオーバーハンドの中間の肘の高さ、レイトコッキングの角度を35°~40°で投げてもいた。
この試合、先頭の野間に対しては、左腕前腕部を回外してセットを解き、左腕前腕部を回内する。
左腕前腕部を背中から出さずに、更に回内して左腕のラインをインバートLにする。
インバートLの状態で左腕前腕部を回外し(スタンダードW)、再び、左腕前腕部を回内して左手親指基節骨でボールを叩く。
左肘だけでなく、左手首も左肩の高さに達する。
左肘のアクセレーション(左腕前腕部の回外)後の左手小指基節骨の入射角は45°以上になっている。
左腕前腕部を回外できているので、試合で投げられる状態までは左肘は再生産できている。
しかし、前回巨人戦に登板したときと比べると、リリース(左腕前腕部の回内)後の右足の位置がインステップしている。インステップ自体は毎回しているが、インステップの程度が大きい。
フォロースルー後、右股関節を外旋するまでのストライドが長くなり、左腕前腕部の回内運動の回転半径が長く、加速距離が短くなる。左肩の腱板が擦り切れ、左肘が沈む。左肘が弛緩しない。
左肘を投げられる状態に再生産するのが難しくなった。
左腕前腕部の回外運動が難しくなった。
打者秋山以降は、左腕前腕部を回内後、左腕前腕部が背中から出て捻転差が大きくなる。
左肩腱板が突っ張り、擦り切れる。
左肘が上がらない。
左肘が加速しない。
左腕前腕部を回内(リリース後)は、左肘が上がらない。
インステップの程度も野間と対したときよりも大きい。
左肘のレイトコッキングの角度も15°前後で一定してしまった。
秋山は、予備動作で左手首をコックする。
左肘を上げた後、右肘、右肩が左肩の方に入る。
右腕上腕部の内旋運動、左腕前腕部の回外運動の回転半径が長くなり加速距離が短くなる。
左腕前腕部を回内(スイング)後、ヘッドが下がる(左手首が底屈する)。
左腕前腕部を回外して手首をコック(背屈)してヘッドアップしてしまう。
ハーフバウンドのゴロを産む。
ショートバウンドに変わる。
二塁手の福田光輝が一塁寄りに守っていたので、上川畑が追い付けず、中前に抜ける。
事実上は、遊ゴロである。
西川は、左肘を上げた後、右肘が突っ張る。
右腕上腕部の内旋運動、左腕前腕部の回外運動の回転半径が長くなる。
西川は、右肘が下がらず、右肘を抜いてしまう。
右股関節を外旋して引っ込めることによって、左腕前腕部の回外運動(トップを作る)間を作る。
辛うじてヘッドが残る。
左腕前腕部を回内後、ヘッド自体は下がるが、左手首が辛うじて背屈する。
すなわち、辛うじて野球用語で言うヘッドが立った状態に当てはまる。
西川に左前安打を打たれて同点とされる。
玉井は、右腕前腕部を回外してセットを解いた後、右腕前腕部を回内せず、右腕前腕部を股関節の手前で止める(スタンダードW)。
右腕前腕部を回内して右肘を上げる。
右肘をアクセレーションせずに、リリース(右腕前腕部を回内)する。
右肘を上げず、スリークォーターの高さからリリースする。
松山は、左肘を上げた後、右肘が一直線に突っ張る。
右腕上腕部の内旋運動、左腕前腕部の回外運動の回転半径が長くなる。
右肘が下がらず、右肘を抜いてしまう。
右肘を抜いた結果、ヘッドが立つ。
左手小指の付け根でグリップを追っつける。
左手人差し指の付け根ではない分、ゴロとはならず、左翼線のポテンヒットとなる。
“おまえ、何のギャグだよ”って言いたくなるドアスイング。
宮西のフィジカルが崩壊しているのに、コイツらは引っ張ることができない。
ドアスイングの投手がドアスイングの打者2人に逆方向にシングルヒット3本打たれた。
玉井は、手抜きして打たれた。
安全パイには、手抜きをしないと一シーズン持たないので、手抜き自体は批判しない。
日ハムサイドとしては、完璧には打たれていないので、ダメージの残らない敗戦となった。
走塁面の検証
2回裏一死一塁、投手大瀬良、捕手會澤、打者野村、一塁走者マルティネス
大瀬良は、右足のスパイクの外側をプレートの一塁側に沿わせる。
左足踵が右足踵からはみ出る。
グラブは、背骨の右側、鎖骨の高さにセットする。
首を左打席の内側のラインに向ける。
大瀬良は、クイックモーションで左膝を骨盤の高さまで上げた後、左膝を伸展する。
マルティネスは、一次リードから大瀬良がセットを解いた後、スタートを切る。
會澤は、バックハンドシングルで捕球する。
野村はインローの投球を空振りする。
會澤は、右手親指爪の裏でボールを押してグラブからボールを抜き取る。
右肘を上げ直す。
二塁に送球する。
遊撃矢野が二塁ベースの前に入る。
マルティネスは、右膝を伸展、左膝を屈曲してスライディングする。
矢野がマルティネスの右ふくらはぎにタッグする。
8回裏一死一塁、投手島内、捕手坂倉、打者福田光輝、一塁走者水野
島内は、プレートの一塁側に右足のスパイクの外側を沿わせる。
左足の内踝から踵が右足踵からはみ出す。
グラブは、背骨の前、鎖骨の高さにセットする。
首は、左打席の中心線に向ける。
左膝を骨盤の高さまで上げた後、左膝を伸展、右腕前腕部を回外してセットを解く。
右腕前腕部を回内後、右腕前腕部は背中から出ない。
右肘のコッキングの角度が鈍角の状態で右腕前腕部を回外する(スタンダードW)。
右腕前腕部を回内して右手親指基節骨でボールを叩く。
右肘、右手首が右肩の高さに達する。
右肘をアクセレーション後、右手小指基節骨の入射角は45°
右腕前腕部を回内して右肘をオーバーハンドの高さに上げる。
坂倉は、バックハンドシングルで捕球し、左手親指と人差し指でボールをつまむ。
福田光輝は、アウトロー(左打者のインロー)を空振り三振
坂倉は、右手親指爪の裏でボールを押してグラブからボールを抜き取る。
左肘が右肩の方に入る。
左腕上腕部の内旋運動、右腕前腕部の回外運動の回転半径が長くなり、加速距離が短くなる。
坂倉は、左肘の高さ、左肘のレイトコッキングの角度をスリークォーター、背骨と右腕の交わる角度をオーバーハンドにして二塁に投げる。
送球は、二塁ベースのマウンド寄りのコーナー前でバウンドし、同コーナー上を通過する。
遊撃矢野が二塁ベースの左翼線寄りのコーナー、右翼寄りのコーナーの前に入り、二塁ベースを跨ぐ。
フォアハンドシングルで送球に触れることができれば、上手い遊撃手であるという評価を付けることができる。
水野は、右股関節を外旋、右膝を伸展、左股関節を内旋、屈曲して滑り込む。
水野は右股関節を内旋してドリルスライディングをする。
矢野は左腕前腕部を回内しバックハンドシングルでショートバウンドの角度で捕球し、左肘が上がる。右手親指の爪の裏と人差し指でボールをつまむ。左腕前腕部を回外してグラブで水野の右足前脛骨筋の裏にタッグする。
會澤から元気をもらった坂倉は、二盗の阻止に成功した。
ナイッスロー!!
坂倉!やればできるじゃないか!
この調子で次の試合も二盗を刺すんだぞ!