Last Updated on 2023年4月9日 by wpmaster
日本ハム対オリックス2回戦
日本ハムは、6-2で勝利し、連敗を5でストップしました。
この試合は、打線がつながって8回終了の段階で5得点しました。
それでは、この試合の8回終了までに行ったゴロでつなぐ野球を今後も継続していけば勝てるのでしょうか?
答えは、ノーです。
肉体を動かす源となる肩関節、股関節の再生、肉体の稼働と肉体の稼働によって産み出されるサービスには、必ず根拠が生じています。偶然はありません。
万波が村西から打ったのも、上川畑が本田から打ったのも、日本ハムの選手が東から4安打したのも全て根拠となる動きが生じているからです。
9イニングス目を開始する前までの5得点は、走塁技術を使用しない四球と単打でつなぐ野球によるものですが、捻転差を作らずに上から投げてくる投手に対し、単打でつなぐ野球で勝てるかというと勝てません。
日本ハム打線がつながった根拠
村西は、テイクバックで右手首が背中から出ます。テイクバックは大きいです。
上半身と下半身の捻転差が大きいです。
右足拇指球で地面を蹴るのでストライドが広がります。
右肘を上げる間ができません。
左腕上腕部の内旋運動、右腕前腕部の回外運動の回転半径が長く加速距離が短い。
背骨の傾き、肘の高さがアンダーハンドの投手です。
万波は右腕前腕部の回外を完結してトップを作る間ができます。
右腕上腕部の外旋が加速すれば、右腕上腕部の内旋も加速します。
打球の加速距離が長くなります。
スイングした後に右腕の深層屈筋も緩みます。
観ている人間に力感を感じさせません。
本田は、テイクバックは大きくありません。
しかし、右腕上腕部を内旋して右肘を上げ始めた後、右手首が背中から出ます。
上半身と下半身の捻転差が大きくなります。
本田は左腕上腕部の内旋運動、右腕前腕部の回外運動の回転半径が長く加速距離が短い。
打者はトップをを作る間ができます。
上川畑は、左肘を上げるのが遅れます。
右肘が落ちずにストライドが広がります。
左腕前腕部を回外してトップを作る間ができません。
トップが作れなければ、左腕前腕部を回内できません。
しかし、左打ちの上川畑は、引手である右手は、投げるときの投球腕です。
右腕前腕部を回内して右手親指基節骨でグリップを叩くことができるのです。
右腕前腕部を回外してフォロースルーもできます。
左手首を還せなかったので内野ゴロにならずに済みました。
プロ野球評論家の中には、落ちる変化球は泳いで構わないという見解が生じていますが、私的には、この打席の上川畑の打撃には評価を高く付けません。
東はテイクバックは大きくありませんが、右肘を上げた後、右足拇指球で地面を後ろに蹴ります。
右腕前腕部を回外して右肘を加速し始めた後、左股関節を外旋して引っ込め始めますが、右股関節の内旋するのをブロックできません。
左腕上腕部の内旋運動、右腕前腕部の回外運動の回転半径が長く、加速距離が短くなります。
打者にトップを作る間を生じさせます。
9回裏四球で出塁した松本剛は、清宮が三振の前に二塁に盗塁します。
遊撃手は松本剛の後ろで、二塁牽制を受ける位置に守ります。
近藤は、右肘を上げた後、左股関節が外旋しますが、左膝が閉じて左膝の屈曲も浅くはない。
左腕上腕部の内旋運動、右腕前腕部の回外運動の回転半径が長く、加速距離が短くなります。
打者にトップを作る間を生じさせます。
しかし、石井一成は、左肘を上げた後、右肩が左肩の方に入ります。
トップを作る間が作れません。
スイングした後、ヘッドが下がります。
左手首をコックしてヘッドアップします。
バウンドが跳ねます。
遊撃のゴンザレスが追い付けずに打球が外野に抜けます。
日本ハムは、一死二塁から”内野ゴロ”で一点を追加しました。
吉田正尚の抜けたオリックスは強くない
上沢は、テイクバック後、右手首を背中から出さず、テイクバックを小さくしました。右肘を上げる前に右腕前腕部を回外します。
しかし、セットを解いた後両肘を結ぶラインがWにならずに右肩甲下筋及び右肘が伸展しているので右腕上腕部の棘下筋が突っ張ります。
ノーバウンドの投球ができる水準まで投球肩を再生産できません。
フィジカルの状態は最悪です。
主砲が一人抜けても得点のしかたを変えればチームは弱体化しません。
オリックスの選手は、走塁技術を高めることができておらず、塁を埋める前に得点することができません。
ヘッドコーチの水本と打撃コーチの梵は、ドアスングで単打でつなぐ赤い帽子のチームでしか現役選手をやっていませんので、新庄が清宮を使って走る野球を行うというような采配ができません。
得点方法の引出しが少ないのです。
オリックスは、上体と下半身の捻転差が大きい鈴木健矢に対しても走る野球を行えていません。安打待ちの采配を行っています。
満塁とすれば、ゴロを打たせてもタッグの要件が生じませんので、守り易くなります。
オリックスも”便秘おまんこ打線”なんです。
田中正義、石川直也
田中正義、石川直也は、テイクバック後、右手首が背中から出ます。
右腕棘下筋が突っ張ります。
田中正義、石川直也は、右腕前腕部を回内して右肘を上げる前に右腕前腕部を回外します。
田中正義は、右腕前腕部を回内した後、右足踵が地面から離れると、右肘の上で右腕前腕部が回内する前に両肘を結ぶラインがM字になります。
結論
攻撃面は、1~8回までの点を取る方法ではなく、9回の点の点の取り方をすれば、どんな投手からでも得点できます。
前提要件として神主打法をせずにスモールステップでトップハンドの肘を上げ、前腕部を回外してトップを作る。
ハイペースで本塁打を量産できるスイングをする
投手がヘッドが届くコースに投げてこなくなる
最低一人は出塁できるようになる。
投手を中心とした守りを固めればハイペースで勝てるようになります。
上沢、田中正義、石川直也は、セットを解く前に親指第二関節に当てる、セットを解く前に右手首をコックしなくするだけで修正できます。
吉田輝星は、スタッフがマシンを稼動して投球の軌道に付ける球速が上がっていませんが、右肘を上げた後、右肘を加速させずに投げているからです。
すなわち、ギアを上げずに投げているからです。プロで実績を上げた選手がファームで成績が上がらないのも肘を加速させずに投げているからです。
セットを解く前に右腕前腕部を回外し、右肘を加速させますので、右肘が故障していなければ、右肘を上げた後、右肘を加速させずに投げるやり方で、肩肘は出来上がってきます。
上原健太のセットアップ転向は今すぐに行う。クローザーは現状、石川直也で凌ぐ。
ポンセの左膝、ガントの右肘が回復すれば、両者を先発ローテーションに入れる。
ペナントレース終盤、伊藤大海ではなく上沢をクローザーに回し、下記のようにするのがリーグ優勝の最も近道だと思います。
(クローザー)上沢、吉田輝星
(セットアップ)田中正義、上原健太
投手は、休養中、投球腕の上腕部棘下筋、側副靭帯、深層屈筋が硬直します。
現実には大半の投手は先発登板後、次の登板にマウンドで投球練習を開始する前までに1~3回ブルペンに入ります。しかし、ブルペンに入らず、投球肘を上げた後、投球肘を加速させずに遠投、シャドウピッチングすることで調整することもできます。
先発は、イニングの合間に投球を休止します。投球腕の上腕部棘下筋、側副靭帯、深層屈筋が硬直します。
右肘を上げた後右肘を加速させずにキャッチボール又はシャドウピッチングを行います。
一方、リリーフで投げる場合、ブルペンで投げないかシャドウピッチングに留め、マウンドで投球肘を上げた後、投球肘を加速せずに投球練習すれば、肩肘の損傷の進行を抑止できます。
ペナントレース終盤にクローザーをやることによって、上沢は、メジャーと契約する前までにノーバウンドで投球できる水準にまでフィジカルを再生産することができます。
メジャーのスカウトに先発抑えのどちらもできることをアピールできます。
すなわち、ギアを上げずに投げても、ギアを上げて投げても打者を抑えられることをアピールできます。
脚注
用語の意味については下記参照