Last Updated on 2023年3月10日 by wpmaster
日本ハム対ソフトバンク21回戦、先発は、加藤貴之と和田毅
インサイドアウトスイングとBase Steal Sweepin’を土台とする攻撃の源泉は、投手を中心とした守りの野球でロースコアの接戦を作ることである。
3回裏一死走者無し、カウント1-1、加藤が投じたカットボールに対し、今宮は、右手親指の指先でグリップを押し、右肘を上げていく過程で、左肘が右肩の方に入る。三塁後方、フェンス手前の邪飛を打つ。しかし、遊撃に入った中島卓也が、背骨の左側にバックハンドでグラブを出して落球する。即交代モノのプレーーである。
加藤貴之のピッチンング
先発加藤は、右手親指の指先でボールを押し、左手親指の指先をボールの外側に反らす。左手中指の付け根にボールを嵌める。左手首を背屈、右手首を底屈している。左腕前腕部を回内、右腕前腕部を回外している。グラブは、背骨の左側でベルトの上にセットしている。左肩を左打席の外側のラインからボール2個分入ったところに向け、首と両肩を結ぶラインの交わる角度は、アウトサイド120°にしている。左足のスパイクの外側は、プレートの一塁側に沿わせ、右膝をオープンスタンスにして右足踵で地面を荷重している。
両肩を結ぶラインと首の交わる角度を135°にする。左肩が左打席の中心線からボール1個分外れたところに向く。右膝は、左股関節の高さで屈曲する。右股関節は外旋している。頸反射している。
左腕前腕部を回内してセットを解く。
右肘を伸展する。右足の前脛骨筋が回外(内反)する。右足首は背屈している。右足の外踝は、左打席の外側のラインからボール3個分入ったところに向く。左手小指第二関節を内旋、左腕上腕部を外旋、左腕前腕部を回外する。頸反射している。右足の前脛骨筋が回内(外反)し、右足の裏が5°で立つ。右足首は底屈している。左手親指基節骨でボールを叩く。スタンダードWで左肘をつまみ上げる。右足は、スパイクの内側から入射する。両股関節をぶつけると右足スパイクの外側にウェイトが移る。右足がO脚になる。
87球を投じて事実上ソロ本塁打3本で21のアウトを取る。現実には、4回表開始前で3点ビハインド、7回開始前に3点ビハインドで追い付き追い越せない得点差ではない。
和田毅のピッチング
背骨を左打席に向け、グラブを背骨の前、胸の高さにセットする。右足を左足よりも引く。左足の親指で地面を踏む。グラブを頭の上に上げる。左足踵で地面を荷重する。右足拇指球で地面を蹴る。首を左打席の外側のラインの捕手寄りに向ける。頸反射していない。グラブが首の高さで左肩関節の方に入る。右足のスパイクの外側は、プレートの一塁側に沿わせる。
和田は、右膝を上げ屈曲した後、右膝で空間を蹴って右膝を伸展する。左腕前腕部を回内し、左肘を伸展する。左手首は両股関節を結ぶラインを越えるが、左手掌側は背中から出ない。左腕前腕部を回外する。左肘が落ち、左手小指基節骨が左肘より上で頭の方を向く。左肘は屈曲し、L字ができる。左手親指がしなる。頸反射はしていない。左手親指基節骨でボールを叩く。頸反射していない。右足は、スパイクの外側から入射する。
左肘のアクセレーション前に左足拇指球にウェイトが移り、右股関節が外旋する。頸反射していない。リリース直前の左手小指基節骨の入射角は、50°、右膝の屈曲の角度は135°である。
リリース直度に左腕上腕部の棘下筋が凹む。左肘の高さ、左腕と合背骨の交わる角度がスリークォーター、左肘のレイトコッキングの角度は、オーバーハンドである。両股関節をぶつけた後、右股関節から下がO脚になる。左股関節が屈曲する。
藤井皓哉のピッチング
藤井は、ブルペンでの投球数を10球以内に抑えている。右足のスパイクの外側はプレートの一塁側に沿わせる。首を三塁ベースの方に向けた後、左打席の方に向ける。右足外踝で地面を荷重した後、左足の拇指球で地面を蹴る。2回左膝の上げ下げを行った後、再度、左膝を上げる。セットを解く前に2回ボールをグラブに叩き付ける。左腕前腕部、右腕前腕部を回内してセットを解くと、グラブが右肩方向に入る。2段モーションを使うと、左足は、スパイクの内側から入射する。
打者を出塁させてからは、クイックで投げるが、フォークを投じるとき、右足スパイクの外側はプレートの外側に沿わせる。ボールを中指の付け根に嵌める換えに顎を引いて2回頸反射する。セットを解くとグラブが右肩の方に入る。左足は、スパイクの内側から入射する。しかし、広島と契約していた頃に比べるとストライドは狭い。
クイックでファストボールを投げるとき、右足のスパイクの外側はプレートの一塁側に沿わせる。首を三塁ベース方向に向けると右足小指球にウェイトがかかる。右足踵で地面を荷重してから首を左打席方向に向ける。ボールを中指の付け根に嵌める前に、顎を引いて2回頸反射する。左腕前腕部、右腕前腕部を回外してセットを解いた後、グラブが右肩の方に入らず、背骨以前に留まる。左足は、スパイクの外側から入射する。
松本裕樹のピッチング
首を左打席の外側のラインからボール1.5個分入ったところに向ける。顎を引いている。左肩は左打席の外側のラインからボール1個分入ったところに向ける。グラブは、背骨の前、胸の高さにセットする。右足のスパイクの外側をプレートの一塁側に沿わせる。
左足拇指球で地面を蹴る。
左股関節を内旋する。左膝をベルトの高さに屈曲する。左足首は背屈している。左肩が左打席の中心線からボール1個分外れたところに向く。グラブがフォアハンドで右肩関節の方に入る。頸反射していない。右腕前腕部を回内する。右手首は、両股関節を結ぶラインを越え、背中からプレートの一塁側の端から出るが、背骨方向には入らない。右足首が底屈するが、右足踵で地面を荷重する。左足前脛骨筋が回外(内反)する。
左足のスパイクの外側から入射する。
右肘のアクセレーション前に右足の拇指球にウェイトが移り、左股関節が外旋する。頸反射はしていない。
リリース直前の右手小指基節骨の入射角は、55°左膝の屈曲の角度は140°である。リリース直後に右腕前腕部棘下筋が凹む。右腕と背骨の交わる角度、右肘のレイトコッキングの角度はオーバーハンドに近いスリークォーター、右肘の高さは、スリークォーターである。両股関節をぶつけた後、右股関節が屈曲する。
モイネロのピッチング
9球目、左足の外側をプレートの一塁側に沿わせる。グラブを背骨の左側、ベルトの高さにセットする。首を一二塁間に向ける。右足踵で地面を荷重する。首を一塁ベース方向に向ける。右膝を上げる前に左足踵で地面を荷重する。左手親指で基節骨を叩いた後、左足拇指球にウェイトが移る。頸反射している。左手親指基節骨でボールを叩いた後、左腕上腕部が凹み、投球をワンバウンドさせる。
13球目、首を一塁ベース方向に向ける。首を左打席の外側のラインのバックネット寄りに首を向ける。グラブは、背骨より左肩寄りで首の高さにセットする。左足のスパイクの外側をプレートの一塁側に沿わせる。右膝はベルトの上、ヘソの下で屈曲させる。右足首は背屈する。右足踵にウェイトがかかる。モイネロは、右足のスパイクの外側から入射する。
左肘のアクセレーション前に左足の拇指球にウェイトが移り、右股関節が外旋する。頸反射はしている。リリース直後に左腕上腕部の棘下筋が凹む。左肘の高さ、左肘のレイトコッキングの角度、左腕と背骨の交わる角度はオーバーハンドである。
一死一塁からの攻撃
日本ハムの出塁は、無死からが2度(5回、9回)、一死からが3度(1回、2回、8回)。
その内、2度は、左膝の骨折が完治していない松本剛が安打で出塁したものである。
2回表一死走者無し、スコアは0-0、ホークスの先発和田が宇佐見にストレートの四球を与える。ランエンドヒットは、走者がベースランニングが上手くない場合にゴロで確実に一つ、ヒットになれば2つ以上進塁させる手段である。ゴロに終われば、三盗しないと、無安打で得点ができない。
古川は、右前安打で一死一三塁
カウント2-0、三塁手のガルビスは、三塁ベースの遊撃寄りのアンツーカーと芝の境目上でで中間守備のシフトを敷く。谷内は、アウトローの投球の軌道に対し、ヘッドをボールの外側に入れて三ゴロを打つ。投手がセットを解いた後にスタートを切ると、三塁手が本塁に投げる。ゴロゴーは、打者がトップを解除した後、トップハンドの親指基節骨がグリップに当たるまでの間にスタートを切り、打者走者が一塁でアウトになる前に本塁に還ることを要する。しかし、宇佐見は、谷内の右手親指基節骨が当たってバットからボールがリリースされた後にスタートを切る。ハーフウェイで首を一二塁間に捻り一旦静止している。5-4-3の併殺で攻撃が終了する。
無死一塁からの攻撃
9回表無死一塁、モイネロは、カウント1-2からチェンジアップを真ん中低めにワンバウンドさせる。甲斐は、左膝を地面に着けて背骨の前でフォアハンドで捕球する。一塁走者今川は、走塁におけるトップを解除するが、帰塁する。
一死一塁、モイネロは、カウント1-1からチェンジアップを真ん中低めにワンバウンドさせる。木村文紀は、左肩がホームベースに被さり空振りする。甲斐は、両膝を地面に着けて背骨の前でフォアハンドで捕球する。球審がタイムをかけて甲斐からボールを取り上げる。
二死一塁、今川が二盗に成功する。モイネロは、アルカンタラに四球を与え、二死一二塁となる。一塁走者、二塁走者何れも進塁義務が生ずる。カウント0-1から、モイネロは、アウトコース(右打者のインコース)、打者の膝上、右打席内を通過する軌道となる。佐藤龍世は投球を避け、甲斐が後逸する。投球がバックネット方向に転がり、バックネットに転がる。二死二三塁となる。進塁義務は生じない。二塁走者及び三塁走者は、初球からフルカウントまで、投手又は捕手が二塁に牽制を投じた場合は、セットを解いた後、それ以外の場合には、ディレードスチールのスタートを切る。ファウルを野手が捕球できなかった場合
と打者がワンバウンドを振った場合以外は、帰塁は不要である。三塁手ガルビスは、三塁線を空け、遊撃寄り、アンツーカーから出てベース後方遊撃寄りに守る。カウント1-1から佐藤龍世は、トップを解除するとヘッドが下がる逆波のスイングとなる。ヘッドアップして三ゴロを産む。
今川、アルカンタラは、ディレードスチールのスタートを切るが、今川がホームベースを蹴る前に打者走者の佐藤龍世がアウトになる。
参考資料
ソフトバンク
1回表、和田は、9球目、清宮に対し、アウトローにフォーシームをワンバウンドさせる(ボール)。
1回表、和田は、12球目、清宮に対し、インローにチェンジアップをワンバウンドさせる(空振り三振)。
4回表、和田は、45球目、今川に対し、インロー(右打者のアウトロー)にチェンジアップをワンバウンドさせる(空振り三振)。
7回表、松本裕樹は、7球目、谷内に対し、アウトローにフォーシームをワンバウンドさせる(ボール)。
8回表、藤井皓哉は、6球目、上川畑に対し、インロー(左打者のアウトロー)にフォークをワンバウンドさせる(ボール)。
8回表、藤井皓哉は、9球目、アウトローにスライダーをワンバウンドさせる(ボール)。
8回表、藤井皓哉は、12球目、清宮に対し、インロー(左打者のアウトロー)にフォーシームをワンバウンドさせる(空振り)。
9回表、モイネロは、9球目、万波に対し、インロー(右打者のアウトロー)にチェンジアップをワンバウンドさせる(ハーフスイング、ボール)。
9回表、モイネロは、13球目、木村文紀に対し、インロー(右打者のアウトロー)にチェンジアップをワンバウンドさせる(空振り)
日本ハム
4回裏、加藤は、51球目、松田宣浩に対し、インロー(右打者のアウトロー)にフォークをワンバウンドさせる(ハーフスイング、空振り三振)。
5回裏、加藤は、66球目、今宮に対し、インロー(右打者のアウトロー)にチェンジアップをワンバウンドさせる(ボール)。
8回裏、井口は、15球目、デスパイニに対し、アウトローにフォークをワンバウンドさせる(ボール)。