Last Updated on 2020年11月1日 by wpmaster
新人王は、戸郷くんにあげよう!
高校を出て2年目、リーグ優勝に貢献したとでも後付けの方便を付けりゃいいじゃん。
この試合前から既に森下は新人ではない。今の段階でもメジャーで防御率2点台に抑えられる。広島東洋カープで引退することは100%ない。
なんかね、森下が、そこらへんの新人クンたちと比較されるのが癪に障るのよ。
森下と戸郷に関しても、投球動作の完成度は、大人と子供ぐらい違うよ。大瀬良、九里、栗林がどんなに努力しても追い付けないレベルを走っている。人間には素質は備わっていないから100%森下の努力である。
防御率を競っている菅野、大野雄大、西勇輝も、絶対的にも、森下と比較してもロスが大きいんよ。開幕試合を1/143と解する立場でなければ、フィジカル面で投げられる状態であれば、チーム内に対抗無しで開幕投手だよ。
鈴木誠也が三振すると、「東京のチームから金もらっている」という野次が観客から飛ぶが、山田哲人の方が怪しいだろ。巨人に行くのは確実だけどな。
防御率のタイトルは、大野雄大のフィジカルも損耗しているが、村上を歩かせればヤクルト打線は0で抑えられる。
大野雄大は広島中日の最終戦には登板してこないと思うよ。
良くないながらも点をやらない森下暢仁のピッチング
森下は、初登板から相当球数を投げて股関節、肩、肘の損耗が進行している。
この試合の森下に関して言えば、森下自身を基準にした絶対的なサービスはどうかと言うと良くはない。ナゴヤドームはマウンドの傾斜が急で、その他のマウンドより投球肩が前肩よりも上がる。オーバーハンドの投手は、ヒッチしやすい、後ろの股関節も滑らずにしなるからストライドを狭めて投げやすい。
森下は、走者を出してからもギア(親指の押し込み、右足のターンにおける前傾骨筋の回内回外)を上げずにファストボールを投じている。良くないながらも試合を作るところに価値を高く付けたい。
カーブを投げるときは、2回目の右腕上腕部の外旋をしたときに、フォーシームを投げるとき以上に右手の小指よりも右肘をリードさせないといけない。森下は、フォーシーム、スライダー、チェンジアップは始動からフィニッシュまで同じ投げ方で投げられていたが、僅かにカーブを投げるときだけ異なっていた。
森下は、セットポジション、それ以外を問わず、カーブを投げるときも、セットアップのときの手首、指先の位置をフォーシームを投げるときと同じにし、左足の踵にもウェイトをかける。右の腹横筋から負荷が解ける。セットアップのときに右足の内側にエッジをかけて立つ。右の股関節を外旋し手首を地面方向にヒッチしてから、左足の踵、左足拇指球の順に地面を蹴る。開幕の頃に比べ、スピードガンを稼働させて付加した球速表示は同じだが、2回目の右腕の上腕部の回内の直前に親指がしなってドロップのような軌道になった。
只、ワンバウンドの投球をしたときは、セットアップのときは、左肩はオープンにしているが、後ろの股関節を外旋してから、ほんの数ミリだけ、左腕上腕部がヘソの方に動く。左足を踏み出したときに右足小指球を三遊間に向けているものの、右足踵が地面を離れる。指先の稼働域が短い。リリースの瞬間に左膝が左足つま先の前に出る。だから、100点満点ではない。
数字からはわからない柳裕也のピッチング
私は、ルーズベルトゲームは大嫌い。レベルの低い投手を打ち込んで勝っても楽しくないので、10-0の試合も嫌いである。
一方の柳も、前回対戦の比べ、骨盤の斜め回転と右腕の楕円運動の誤差が小さく、両肩峰をぶつけて投げられていた。
事実上だけでなくルール上も消化試合なので、チームの勝敗も、森下の10勝目もどうでもよく、柳も好きな投手なので、0-0のスコアをキープすることを個人的には望んでいた。
7回表、柳は、右股関節を外旋してから左足のスパイクの外側で地面を蹴る。2回目の左膝のレッグアップも右股関節の外旋をしてから左足内転筋を上方に蹴っている。
鈴木誠也は、前足の着地位置を探らず左足首を底屈、両股関節をぶつけたとき両足がクロスしていたからストライドは狭い。しかし、親指でグリップを押す瞬間までに左膝で地面を蹴り切れないまま、前足を軸に骨盤を回している。ナゴヤドームだからスタンドに入らなかったのではない。
森下は、打撃でもストライドが狭く、前膝で地面を蹴って回転半径が狭く加速距離が長い。両股関節をぶつけると両足がクロスするぐらいストライドが狭い。皮肉でも何でもなく、率直に言って林や桒原よりずっといいスイングをしている。