Last Updated on 2019年2月24日 by wpmaster
オープン戦の間は、相手打者の調整度合、成長過程(更新過程)、現段階の実力を測ることも重要だが、それは、シーズン中の投げ方との誤差を詰めて投げることが前提となる。
各投手は、自分自身をもテストしていかないといけない。
テストの結果を踏まえて課題を全て洗い出して解決の糸口を一つ一つ探ってクリアしていく必要がある。
シーズンオフの間に投げ方を忘れてしまうということはないが、球場によってマウンドが異なり、ステップ幅、ボールをどの程度包むのがか、抜くタイミング、切るタイミングを調整しながらつかむ。
手の内を隠すのではなく、一通り全球種は投げておいた方がいいだろう。
投手陣の仕上がり
ジョンスンクラスの投手であれば今の段階では、マウンドの硬さに応じて、掘れぐあい、ステップ幅、着地位置、肘を出すタイミング、ボールの握りの浅い深い、指のかけ方を探るという試運転の段階だろう。
ジョンスンは、トップを作ったときに左腕上腕部の外旋が大きく、昨年よりも担いで投げている。
しかし、右足を着地してから左肘が出てくるまでの間がやや長い。
踏み出したときはインステップしているが、リリースの瞬間までに右股関節を外旋できており、右膝も閉じていない。
ローレンスは、トップを作るよりも先に右膝が内に入る。
トップを作ったときに、トップの角度が浅い(頭とボールを持つ手との距離が離れている)。
体軸が横回転にあなる。
、すわなち、一塁側に上体が倒れるのではなく、三塁側に傾いてから肋骨の下の筋肉をツイストしているから打者に胸を見せるのが早くなる。
よって打者にとっては、バットとボールの軌道との距離が取りやすい。
ヘルウェグ、ローレンス、レグナルトの競争は、現段階ではレグナルトがリード。
微調整で済む問題ではなく投球の根幹に関わるところなのでシーズンが始まったら、ローレンスは一軍では厳しいかな。
打撃陣の仕上がり
打者も実績のない若手は別として、主力は、振っていきながら、バットとボールの軌道の距離、着地位置を探っていくプロセスなので結果を問う必要はない。
シーズン中の動きとの差異を把握していけばいい。
坂倉は、ヒッチしてからトップの位置も深くヘッドが立っている。
ステップ幅も狭い。
ヘッドをボールの外側に入れて手首の下がりを抑えている。
打撃の基礎は出来つつある。
西川、安部にはまだ及ばないが、実績のない若手の中では抜け出ている。
坂倉の場合、打撃を二軍の投手の間になじませないことだ。
鈴木誠也は、未だ調整段階なので少しヘッドがボールの下に入ってスライス回転のゴロ(結果はヒット)を打っている。
カチ上げて打つのも犠飛の打ち方の一つのアプローチだが、
西川は、振り下ろし始めに右肩が上がって左肩が下がってヘッドが遅れている(結果は犠飛)。
メヒアは、インパクト後はバナナカーブが大きくできているが、振り下ろし始めに相変わらずヘッドが寝る。
ヘッドがしならず、ヘッドが遠回りした結果スライス回転してファウルにならないだけで内容はあまり良くない。