交流戦に向けて

Last Updated on 2017年12月12日 by wpmaster

巨人との3連戦は、3連勝して対戦成績は、10勝1敗となりました。

9回戦 広島7-2巨人 東京ドーム

初戦の岡田は、5回石川のところでトップを作ったときに肩が下がりました。

フィニッシュのときに骨盤を使い、真上に伸ばした左膝を軸に左足を右足に通過させて投げられていましたが、

7回には三塁側に重心が残っていました。

7回に1点取られたところで降板(7回106球 6安打 6奪三振 1四死球 1自責)

岡田は、畝コーチからも、やはり体の開きを指摘されたそうです。

いわゆるステップのときに左足で弧を描く動作です。

畝コーチからは、タメを作るように言われたそうです。

タメとは、リリースのときに、股関節を二塁側に引いて、左膝の角度を直角に作ることです。

リリースのときに左膝がつま先よりも前に出ても、左膝の膝から下が後ろに反ってしまっても瞬発力や体重が伝わりません。

タメを作ることによって左足で弧を描く動作をなくすことができるだけでなく、

トップを作ったときに三角筋を使って胸の張りを作ることができます。

トップを作ったときにバタンと前に倒れることを防ぐことができます。

岡田は、開幕戦では、骨盤の横辺りから左膝を伸ばして弧を描く動作から、

その後は、チャップマン(左投手)やブレイシアのように、

本塁に向かって真っすぐ左膝(チャップマンは右膝)を伸ばしてつま先の向きを変えるだけで、

左膝で弧を描かずに投げています。

岡田は、7回 106球 6安打 6奪三振 1四球 1失点(自責同じ)

2番手、一岡は、1回 14球 2安打 1奪三振 1失点(自責同じ)

3番手、中田廉は、1回 8球 無安打 無失点

試合は、7-2で広島の勝利

勝利投手は、岡田で、5勝1敗

敗戦投手は、マイコラスで、4勝3敗

対戦成績は、広島の8勝1敗

この試合では、投げていませんが、大瀬良は、トップを作ったときに、体が前に倒れて、肩肘が下がり、ボールを引っ掛けたり、

三塁側に体重が残って、高めにボールが外れることを課題として挙げていました。

中﨑は、体重移動を佐々岡コーチに指摘されたようです。

いわゆる、フィニッシュのときに三塁側に体重が残って三塁側に四股を踏む動作です。

この動作が真っすぐのキレを阻む要因になっていました。

10回戦 広島9-0巨人 東京ドーム

九里は、5回辺りと8回でトップを作ったときに右肩が下がることはありましたが、

8回は、フィニッシュのときに、骨盤を使って、伸ばした左膝を軸に右足を左足の上を通過させて

凌ぎました。

フィニッシュのときに三塁側に体重が残ることがありますが、少しずつ修正されつつあります。

8回118球3安打4奪三振4四球

完封という一瞬の輝きよりも、シーズンを通して先発ローテーションで投げてもらうという途を採った

降板は評価できます。

9回は、ブレイシアが、1回 14球 1安打 無失点

試合は、9-0で広島の勝利

勝利投手は、九里で、4勝4敗

敗戦投手は、宮國で、0勝5敗

対戦成績は、広島の9勝1敗

11回戦 広島3-2巨人 東京ドーム

この試合、先発は、中村祐太と田口麗斗

中村祐太は、テイクバックが大きく取ります。

この投手も大瀬良同様、3回辺りでトップを作ったときに肩肘が下がります。

大分三角筋を使って胸を張って投げられるようになってきた、

すなわちタメが作れるようになってきたわけですから、

更にそこの部分が強化されれば、球数を投げられるようになり、

キレのある球を継続して投げられるようになると思います。

中村祐太は、5回 81球 5安打 1奪三振 1四球 2失点(自責同じ)

いずれにしても、私がブログで書いているような選手個々の技術上の問題点は、コーチや選手本人もプロですから軽々と見破っています。

鈴木誠也は、マイコラスからの初戦の右二塁打はや左犠飛は、

そこら辺の選手であればヘッドを遅らせて巧く打ったということになるのでしょうが、

若干左手で受けてしまってヘッドが遅れて前者は左方向に飛ばず、後者は本塁打にならなかった。

Mathiesonの真っすぐを打った二塁打も、ストロークが若干足りずボールの下に入れてはいるものの、入れきれず

バックスピンが足りなかった。

Mathiesonの球のキレを考えれば、非常に難しいことなんだけどね。

2戦目は、インハイとインコースベルトの高さの球を安打にしたが、

これらは、骨盤と肋骨周辺の筋肉を上手く使ってスライドさせて引っ張って打った。

昨シーズントータルでインハイは、29-7 .241であったが、

今シーズンは、ここまで11-5 .455

インコースベルトの高さよりやや上辺りは、ファウルにならずに本塁打を打てている。

後は、昨年、4本あったアウトローを引っ張っての本塁打をそろそろ見たいところだ。

安部もこのところ、左投手を8-0と打てていないが、

打撃が崩れるといって左投手のときに外したら、打撃は向上しない。

試合は、延長10回、西川のヒットで勝ち越した広島が3-2で勝利。

勝利投手は、今村で、1勝1敗 8S

セーブは、一岡で、1勝2敗 1S

敗戦投手は、カミネロで、0勝2敗 13S

対戦成績は、広島の10勝1敗

今後の交流戦、ペナントレースの展望

オープン戦前の私のシーズントータルの構想は下記のとおりであった。

先発

K. Johnson

野村

福井

ヘーゲンズ

戸田

九里

先発補欠

加藤

床田

横山

中村恭平

僅差のリリーフ

中﨑、Jackson、今村、岡田、大瀬良、薮田、一岡、塹江、ブレイシア

今シーズン現在までは次のとおりである。

K.Johonson

野村

岡田

福井

九里

大瀬良

中村祐太

加藤

床田

私の案と違うところは、大瀬良、岡田が先発に入ってヘーゲンズが中継ぎに回ったこと。

戸田が一軍で登板していないところ。

岡田は、左足で弧を描くところが完全に修正されてはいないので、リリーフでは難しくなった。

私の考えでは、大瀬良は、30球前後でトップを作ったときに右肩が下がり始めるので、

リリーフの方が合っていると思う。

勝負どころの8月にはリリーフに戻すのではないかとみている。

戸田は、ファームで先発で投げ始めているのでいずれ一軍で先発し始めるだろう。

中村祐太が2勝しているところ。

新人の加藤、床田は、現段階で私の構想どおりの結果を出している。

加藤は、中村恭平が7イニング投げた試合では、リリーフで投げて、立ち上がりの入り方を

修正させられたが、昨日は先発で投げた。

ゾーン内の球は、フィニッシュのときに、右足を左足の上を通過させて投げているものの、

三塁側に体重が残って、ボールを引っ掛けてアウトローに外れたり、高めに外れて四球を出していたが、

ボールを引っ掛けての四球がなくなれば、胸を張る投球動作は投球数を放れるので、

先発で一軍に戻ってきて欲しいところ。

現段階でシーズントータルの成績を予想してみると下記のようになる。

Johnson 9勝(開幕前予想 14-7 2.15)

野村 8勝(開幕前予想 11-8 3.30)

岡田 12勝 3.54(開幕前予想 9-6 2.76)

福井5勝(開幕前予想 5-6 4.34)

大瀬良 3勝(開幕前予想 6-7 4.22)

九里  8勝(開幕前予想 4-3 3.98)

戸田 3勝(2月予想4勝、開幕前予想 0勝)

中村祐太 4勝(開幕前予想0勝)

加藤2勝(開幕前予想1勝)

床田1勝(開幕前予想1勝)

中村恭平1勝(開幕前予想1勝)

先発で計56勝

中継ぎで27勝

十分に優勝できる。

僅差のリリーフでは、中﨑、Jackson、今村、薮田、一岡、ブレイシア、中田廉、ヘーゲンズの8人が投げている。

私の構想と異なるところは、大瀬良、岡田が先発に回っていること。

塹江が未だ一軍での登板がないこと。

ファームでは、31イニングを投げ、防御率4.94

先発で投げた試合が多いが、Johnsonが投げた試合では、3イニング投げてセーブを記録している。

21四球だが、ボールを引っ掛けて低めに外れたものでなければ、

そろそろ、一軍でリリーフで起用し始めてもいいのではないか。

二軍に降格したヘーゲンズも先日ファームで1イニングを無失点。

構想外であった中田廉が、直近の試合では、

一塁側に体重を移動させた投げたいい球とトップの高さが一定しない、そうでない球との差があったものの、

結果を残していること。

5月30日は、大瀬良が先発で投げられるし、他の日も先発できる投手がいないわけではないので、

薮田を野村の代役として先発はさせてはならない。

中田や一岡が今の状態で閉幕まで持つとは思えないので、

中継ぎの強化は必要不可欠。

候補は、先ほど、上げた塹江に大瀬良。

大瀬良が8月にリリーフに戻れば、スパートがかけられ、私の構想通り、シーズントータルでの僅差のリリーフ9人が充たされ、

且つ、中田を加え10人投げられたことになる。

パリーグはセリーグよりも実力が上。

貯金は、交流戦前の段階で10。

交流戦4勝14敗でも5割以上

交流戦3勝15敗でも、借金2にしかならない。

セリーグで交流戦5割以上を残せるチームはそうないだろう。

交流戦で、まずは5割勝って(それ以上なら尚素晴らしい)、その後更に差を広げたいところだ。ゆう