広島3-2ヤクルト。野村が3回で降板

Last Updated on 2017年12月4日 by wpmaster

マツダスタジアムでのヤクルト2連戦

先発は、野村とブキャナン。

ブキャナンは、前回対戦したときとほぼ同じ投球動作で、

トップが高く、この日は、特に肩甲骨周辺の筋肉を使って投げていました。

今日も点は取れないだろうと確信しました。

野村の方は、今季のこれまで同様、三塁線に体重が残ったり、一塁線に重心移動できている球とがありました。

野村は、2回表、雄平の当たりを、丸が追いついて、抜かれることを阻止しましたが、

つま先でボールを蹴ってしまい、二塁打になります。

バレンティンが左手主導でレフトフェンス前でバウンドする安打で先制されます。

大引、竹内にもヒットを打たれて無死満塁

中村悠平の安打で2点目

ブキャナン三振

坂口が一ゴロで本塁forced out

藤井がライトフライ

ヤクルトは、5安打で2点しか取れません。

2回裏

鈴木が、ブキャナンの真ん中真っすぐをセンターに二塁打。

トップが深く入って、まずまずの当たり。

松山が、インコースベルトの高さの真っすぐをグリップを体の近くで回し、

即座に手首を返してセンター前に安打。

1点を返します。

3回

野村は、バレンティンのところで、トップを作ったときに肩が下がります。

3回裏

鈴木がバットのグリップ近くに当て、フォローが大きい分ライト前に落ち、

このゴミみたいなヒットで同点に追いつきます。

ブキャナンは、鈴木のところで、トップを作ったときに右肩が下がる球がありました。

鈴木は、7回ルーキのインローのシュート153キロを膝をルーズに曲げバックスピンをかけて打ちますが、失速。

腰の回転を使ってルーズにスイングし、瞬発力をボールに伝えられ、

長距離打者でなくても打球が飛ぶコースですが、前で裁くのはいいとして、

前に出され過ぎです。

先生、まだまだですな。

5回

先頭の菊池のフェンス直撃の二塁打を打ち、

安部がアウトコースベルトの高さを壁を作らずライト前に引っ張って3-2と試合をひっくり返します。

ブキャナンは、エルドレッドのところで、再び、トップを作ったときに

右肩が下がりました。

4回から登板した薮田は、膝を曲げたまま足を下し、弧を描かずにストレートに着地

山田、中村、今浪のところでは、フィニッシュのときに右足を左足の上を通過させて、

一塁側に重心を移していました。

バレンティンのときには、フィニッシュのときに、三塁側に重心が残っていました。

センターに深いフライを打たれます。

6回は、大引が打ったワンバンのレフト前安打を松山が後逸し、

竹内には二塁に進塁打を打たれて、一死三塁にされますが、

中村を一邪飛、代打今浪を遊飛に打ち取り、踏ん張ります。

薮田は、3回 11打者 40球 2安打 2奪三振 無失点

ヤクルトの近藤は、フィニッシュのときに右足を左足の上を通過させて、

一塁側に重心を移していました。

1か月半ぶりの一軍復帰の中﨑は、坂口に対しては、フィニッシュのときに、一塁側に重心を移していました。

山田のところでも、フィニッシュのときに右足を左足の上を通過させて、

一塁側に重心を移していた球が2球ありましたが、四球

藤井のところと、雄平のところでは、三塁側に重心が残っていました。

腰は完治してはいないでしょうが、登録抹消前よりは良くなっていると思われます。

内容は、まずまずといったところでしょう。

Jacksonは、手の平を外側に向け、正面に向きを変えてリリースしており、

バックスピンのかかった球を投げていました。

フィニッシュのときに、右足を左足の上を通過させるところはいつもどおり。

ランナーを出しますが無得点

ギルメットは、テイクバックのとこに右肩が下がります。

本塁方向に膝を伸ばし、ストレートに着地

一球だけ、左足で弧を描く球がありました。

リリースのときに膝が後方に伸びるので、打者は、球速ほど伸びは感じないのかもしれません。

石原のところで、手首が寝てボールを引っ掛けることがありました。

今村は、山田のところで、手首が寝てボールを引っ掛ける場面がありましたが、無得点で8セーブ目。

守備では拙いプレーがありました。

野村は、3回で降板しましたが2点で凌ぎました。

薮田、中﨑、Jackson、今村の投手が中心になってロースコアの接戦を勝ち抜きました。

3回途中大引のところで、畝コーチがブルペンに電話をしていました。

野村は、前述したバレンティンに投げた投球動作を見て、私は、そのとき、2年目にやった右肩関節唇損傷を再発させたものと思いました。

しかし、恒常的に肩が痛いには違いはありませんが、腰に違和感があったということ。

腰は肘以上に投球動作をする上で、根幹になる部分。

最短でも1か月半ぐらいは、かかるかもしれません。

野村の故障離脱は、開幕前から想定の範囲内。

薮田は、21日の中日戦で19球を投げて暦上中1日(記録上は連投)で40球。

次は、投げれたとしても、交流戦前の対巨人3連戦の3戦目に15球程度でしょう。

薮田は、技術上、先発でもリリーフでもやれることは知っています。

今、薮田を先発に転向すると、更に負荷がかかり、恒常的に痛めている肩、肘に追い打ちをかけます。

かつての澤﨑、山内同様、薮田は潰れます。

今後シーズン終了までリリーフで起用してやらなければなりません。

野村の離脱は痛いですが、二軍には、Johnsonの他にも実績のある先発が待機しています。

一、ニ軍には、一軍で通用する、シーズンを賄うだけの選手がいます。

今は、リリーフからの先発転向をする時期ではありません。

動きすぎてはいけません。

福井は、22日に登録抹消されています。今月中の一軍登板はありませんが、6月初旬には再登録できます。

加藤、中村恭平、戸田のいずれかから野村の代役を建てる必要があるだろう。

解説の西山氏や佐々岡コーチによると、戸田は4回2失点だが、投げている球そのものはいいそうである。

加藤は、左足で弧を描かない、リリース後に左膝が伸びるがプロ入り前からクリアできているので、

トップが安定し、一塁側への重心移動がコンスタントにでき、高めに外れる四球は大目に見るとして、

ボールを引っ掛けての四球がなくなれば、

二軍で打たれたとしても、昇格させていいだろう。

[追記]

野村は、腰痛ですが、どの程度痛いかは本人以外にはわからないので何とも言えません。

加藤が本文中で上げた要件を充たしているかは、二軍戦の画像が圧倒的に不足しているのでこちらではわかりませんが、佐々岡コーチが加藤の現状の投球動作、投げている球をどのように評価しているかだと思います。

肘は、トミージョン手術を要するレベルにまで行けば話は別ですが、肩、腰に比べると復帰までに時間はかかりません。程度によっては、試合前の応急措置で騙し騙し投げられます。

床田は二軍戦で未だ投げていませんし、何ら情報が入ってこないのでわかりません。