故障から復活への道を歩み続ける小笠原慎之介のピッチング

今回取り上げる投手も昨季(2018)は2リーグ分立後球団史上最年少の20歳5カ月で開幕投手を務め、昨季は数字そのものは停滞したが経過したのは3シーズン、関係者から期待されている投手

昨シーズン(2018)左肘の手術を受けたが、3月下旬現在キャッチボール、捕手を座らせてのピッチングをを再開。

4月中に実戦復帰の予定という。

昨シーズンの通算成績(2018)

オープン戦などの好投が評価され自身初の開幕投手を務めた。7月28日の対巨人戦(東京ドーム)でプロ初完封勝利を達成し、5勝を挙げていたが、8月11日の対ヤクルト戦(ナゴヤドーム)で左肘を故障し、翌8月12日に登録抹消。9月4日に「左肘遊離体除去術および左肘頭形成術」を受けた。

動作解析

二回目のレッグアップのときに左股関節を外旋する。

クイックで投げないときも左股関節を外旋しないこともある。

クイックで投げるときは、左股関節を外旋しているときと、外旋していないときがある。

テイクバックのとき、左腕前腕部を回内している。

左腕は背中の方に引かない。

両肩が水平で、左肩関節の外転の直前に左肩を下げる。

左足踵に重心を残して右足をステップする。

左肩関節を外転する(左肘をつまみ上げる)ときに左肘を引いて両肩甲骨をぶつける。

左肩関節を外転するときに左膝が内に入る。

左肩関節の外転のときの左手の位置が高い。

左肩の外転のときにグラブを引き締めていることがある。

右膝を「く」の字に緩く曲げ、右膝の着地位置の探りが短く右肘と並進することがある。

左肩の外転のときにグラブを引き締めていることがある。

右足のスパイクの内側を地面に向けて着地に入り、踵から着地する。

左腕上腕部を外旋させてトップを作ったときに左股関節、腸腰筋が内旋することがある。

左股関節を内旋したときに左膝が前沈む。

右足を着地させてから左肘が出てくるまでに間は短いときと長いときがある。

右足の内転筋を伸ばし、左腕上腕部を内旋したときの左手の位置が高い。

左腕を回内するときに左肘が伸びることがある(ダブルプレーン)。

リリースの瞬間に右足が突っ張らない。

リリース後に右足が突っ張る。

右足は踵から着地するので、粘土で硬いが掘れ易いマツダでの成績(7.50)が良くない。

傾斜が緩く左股関節のタメが作りにくい神宮(7.15)での成績が良くない。

踵から着地するので、球数を投げる毎に肉体が損耗するナゴヤ(5.40)での成績が良くな
い。

右足の着地から左肘が出てくるまでの間が短いときがあるので、打者は、投手のレッグアップに、レッグアップが遅れることなく、回転半径を小さくして振ることが重要。

投手寄りの肩が内入りすると落ちる球にヘッドが止まらなくなる。

スウェイするとチェンジアップをフルスイングできなくなる。

泳ぐと手首が返りやすくスライス回転のゴロを連発する。

各種指標(2018)

右打者

左打者

球種配分

球種別成績

対戦成績

年度別通算成績

NPB