試合を作るピッチング[対オリックス17回戦F2-5Bs]

Last Updated on 2023年3月9日 by wpmaster

日本ハム対オリックス17回戦、先発は、コディポンセと竹安大知
日本ハムは、今川の産み出した左飛が犠飛となり先制します。ポンセが宗にソロ本塁打を打たれて同点とされた後、谷内が右中間を破る打球を産み出し再逆転します。しかし、ポンセが5回裏に杉本に3ランを打たれ逆転されます。

試合を作る先発投手のピッチング

始動を早めて労働量を減らして筋肉を弛緩させて投げれば、労働力を再生産して、それができない投手よりも多くの球数を投げられます。四球も減らせます。
しかし、始動を早めて労働量を減らして筋肉を弛緩させて投げても、投球数が増せば増すほど、肉体の各部位は、損傷します。労働力が再生産できなくなります。労働力が再生産できなくなれば、四球を出します。四球を出すなとは言えません。
投手にとって、記録員がマシンを稼動させて投球に価値を付けますが、記録員に160キロという価値を付けてもらうことではありません。投手は、アウトロー、アウトハイ、インハイ、インローのコーナーに制球して投げる必要はありません。
投球する手首を煽ったところからでも投球肩関節を内旋して側副靭帯の前束を伸展すれば投球肘が上がりますが、側副靭帯、肩関節窩、ローテカフを故障します。
投球する手の小指基節骨の入射する角度が水平に近くなればなるほど、投球腕の親指の腹でボールを立たいた後、投球腕の人差し指、中指、薬指、小指が立たずに、人差し指の付け根がボールに被さります。人差し指と中指がくっつかずに人差し指と中指の間が開きます。中指第二関節からボールが外れてもボールが浮き上がりません。投球腕の肩関節が弛緩しないので外旋距離を大きくできません。投球腕の小指第二関節の回転半径が長くなります。小指が立たず、小指第二関節の内旋が加速しないので、投球腕の中指の第二関節にボールが嵌りません。投球腕の小指の付け根でボールを追っ付てしまいます。
投球にとって、必要なことは、前後、左右の動作を削って、投球する手の小指基節骨の角度を90°に近くして入射することです。評論家が甘いコースであると言う「ど真ん中」周辺に投げることです。
打者にとっても、最も必要なことは、ファストボールを投げる場合も変化球を投げる場合も、中指の第二関節にボールを嵌めて、前後、左右の動作を削って、投球する手の小指基節骨の角度を90°に近くして入射することです。投球に追っ付ることではなく、投球に合わせることではなく、投球に差されることです。
打者がトップポジションで肩関節が内旋していれば、ファウルで粘ることができなくなります。バントを失敗させることができます。打者が肩関節の外旋が小さければゴロを打たせることができます。打者がトップポジションで後肩関節をフルに外旋できければ、被本塁打の数は、減らすことができます。
スタンダードWで肘を上げれば、盗塁されることを減らせます。盗塁を減らせば、シングルヒット2本打たれても1失点です。バントが失敗すれば、シングルヒット3本打たれても無失点か1失点です。3与四球とシングルヒット1本でも1失点です。

ワゲスパックのピッチング

ワゲスパックは、右手の親指、左手の親指の指先をボールの外側に反らし、右手首を背屈、左手首を背屈する。右手中指の付け根にボールを嵌める。右腕前腕部、左腕前腕部を回外している。背骨の前で胸の高さにグラブをセットする。左膝は、左打席の外側のラインからボール3個分入ったところに、左肩は左打席の外側のラインからボール2個分入ったところに向ける。左足はクローズドスタンス、左肩はスクエアスタンスにしている。首と両肩を結ぶラインの交わる角度をアウトサイド190°にしている。頸反射している。左足内踝、右足のスパイクの内側でエッジをかけ、スパイクの外側をプレートの一塁側に沿わせる。
セットを解く前に、左膝を右膝の上の位置でアウトサイドに屈曲する。左足首は背屈している。右足首が底屈し、右膝が折れ、右足つま先の前に出る。右足小指球寄りにウェイトがかかっている。左腕前腕部、右腕前腕部を回内し、左膝の伸展が完了する直前に、右足踵が地面を荷重する。左足首は背屈している。左膝を完全に伸展することなく左足首を底屈する。
左足のスパイクの内側の踵寄りから入射する。
右肘のアクセレーション前は、頸反射していない。右手小指基節骨の角度を75°にして左打席の外側のラインの捕手寄りに向けたところから右手親指のしなりを解く。リリース直前の左膝の屈曲の角度は、140°である。右肘の高さ、右腕と背骨の交わる角度は、オーバーハンドである。左膝の屈曲が浅くないので、右肩関節の回転(内旋)半径が長く、右肩関節の内旋の加速距離が短い。

ビハインドからの攻撃

ポンセが杉本に本塁打を打たれても、まだ、スコアは、3点ビハインドです。追い付き追い越せない点差ではありません。出塁したら、走る野球を実行しないチームは、強くなれません。
この試合に限って言えば、ポンセが杉本に本塁打を打たれた後の7回、8回、9回の3イニングで出塁できた今川一人です。今川が二盗、三盗、本盗をしたとしても負けでしょう。唯一出塁した今川もトップポジションで後ろ肩を残せていませんでした。全員がインサイドアウトスイングの完成度を高めていく必要があるということです。

参考資料

オリックス

1回表、竹安は、7球目、ヌニェスに対し、アウトローにスライダーをワンバウンドさせる(ボール)。
2回表、竹安は、19球目、今川に対し、インローにフォークをワンバウンドさせる(空振り三振)。
3回表、竹安は、28球目、アルカンタラ(左打席)に対し、インロー(左打者のアウトロー)にフォークをワンバウンドさせる(ハーフスイング、ボール)。
4回表、竹安は、34球目、ヌニェスに対し、インローにフォーシームをワンバウンドさせる(ボール)。
4回表、竹安は、38球目、清宮に対し、アウトロー(左打者のインロー)にスライダーをワンバウンドさせる(ボール)。
4回表、竹安は、44球目、今川に対し、アウトローにフォークをワンバウンドさせる(ボール)。
4回表、竹安は、48球目、佐藤龍世に対し、アウトローにフォークをワンバウンドさせる(ボール)。
6回表、竹安は、64球目、清宮に対し、インロー(左打者のアウトロー)にフォークをワンバウンドさせる(ボール)。

7回表、村西は、2球目、佐藤龍世に対し、アウトローにフォークをワンバウンドさせる(ボール)。

8回表、本田は、8球目、ヌニェスに対し、インローにチェンジアップをワンバウンドさせる(ボール)。
9回表、ワゲスパックは、9球目、今川に対し、アウトローにナックルカーブをワンバウンドさせる(ハーフスイング、空振り)。
9回表、ワゲスパックは、15球目、佐藤龍世に対し、インローにチェンジアップをワンバウンドさせる(ボール)。

日本ハム

2回裏、ポンセは、19球目、杉本に対し、アウトローにナックルカーブをワンバウンドさせる(ボール)。
2回裏、ポンセは、29球目、マッカーシーに対し、アウトロー(左打者のインロー)にナックルカーブをワンバウンドさせる(ボール)。
4回裏、ポンセは、49球目、杉本に対し、アウトローにナックルカーブをワンバウンドさせる(ハーフスイング、空振り)。

5回裏、ポンセは、72球目、太田椋に対し、アウトローにナックルカーブをワンバウンドさせる(空振り三振)。

ポンセは、右足のスパイクの外側はプレートの一塁側に沿わせる。左足拇指球から爪先を右足の爪先からはみ出す。グラブは、背骨の右側でヘソの高さにセットする。右膝はアウトサイドの角度で屈曲し、左膝は伸展する。右腕前腕部を両股関節を結ぶラインの手前で回外する。右手親指基節骨でボールを叩く。右足小指球にウェイトがかかり、右足踵が地面から離れる。右肘のアクセレーション前に右足拇指球にウェイトが移る。左股関節は外旋している。頸反射はしていない。リリース直後に右腕上腕部棘下筋が凹む。右股関節は屈曲する。

太田椋は、左足の拇指球、右足の拇指球でエッジをかけ、オープンスタンスでセットアップする。頸反射していない。左膝を伸展している。右膝が外側に開いている。右手親指PIP関節を屈曲し、右手親指の爪の裏でグリップを押している。ヘッドの角度を30°にしている。左膝は右股関節の高さで90°の角度で屈曲する。左足首を背屈している。右手親指の爪の裏でグリップを押した後、右足拇指球で地面をバックネット方向に蹴る。左肩が右肩の方に入る。

6回裏、ポンセは、83球目、宗に対し、インロー(左打者のアウトロー)にナックルカーブをワンバウンドさせる(ファウル)。

8回裏、鈴木健矢は、15球目、紅林に対し、インローにスライダーをワンバウンドさせる(ボール)。
8回裏、鈴木健矢は、16球目、紅林に対し、インローにフォーシームをワンバウンドさせる(ボール)。

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