[無安打で得点する野球]走者一二塁におけるディレードエンドラン

2021ヤクルト対中日18回戦、9回裏打者川端が放った二ゴロに関し、ヤクルト高津臣吾、中日与田剛、主審の丹波との3者間で論戦が展開されました。
私は、審判のジャッジのジェスチャーとか、監督が士気を鼓舞するリーダーシップ論とかそんなことには興味がありません。
私の興味は、一塁走者の動きは、他の関係者である一塁走者、打者走者次第では、一死一二塁無安打で得点する手段として、類似のケースで応用できるか否かのみです。

ランダウンプレーの基本

二三塁間のランダウン(狭殺)プレーは、ランダウンプレーに参加した野手は、ボールを持ちながら、本塁から遠い塁(この場合には二塁ベース)に走者を追い詰めます。
ロスチャイルドは、労働者がスイッチを押すことで、針やオンライン上の文字を動かす機械を労働者に作らせ、時間という実体のない架空の概念をフィクションしました。それにより、労働に付ける価値を無にし、栄養費に価値を付けました。右投げの投手は、左足を軸にリリースし、フォロースルーのときに右足を一塁側にターンします。投手は一塁ベースに、アナログ時計の反時計回り(右回り。論者によってはこれを左回りと価値を付ける者もいる)で牽制球を投げます。ランダウンプレーのときも、内野手の大半が右投げの場合、ボールを持った野手は、フォロースルーの過程で、右回りをしていきます。
野手は、野手を追いながら走者の左側から本塁から遠いベースにボールをリリースしつつ、二三塁を結ぶラインを右側に横断します。野手は、ボールをリリースしてから右側に避けると、挟まれた走者が走路を切り返してきたとき、リリースし終えた野手と挟まれた走者が交錯し、審判に走塁妨害という価値を付けられ得るのです。
髙橋慶彦氏は、田中広輔の言い分もあるだろうけどとしつつ、走者が進行方向に向かって左側に逃げているのに、野手が右側に向かって斜めに走ってはいけないというのが鉄則である旨を話していましたが、野球をやったことのある者にとっては体を動かしながら同じように監督コーチに言われてきたので、これだけでもわかりますが、野球をやったことのない素人には、これだけではわからないでしょう。
プロは、生活をかけて戦っているので、労働力の再生産ができなくなるレベルの故障を避ければ、倫理上正しくある必要はありません。右に避けるのをリリースの後にするのも一つの生活の手段です。しかし、田中広輔は、リリースしてから右に避けるまでの間が長いので、審判に走塁妨害であるという価値が付けられてしまうのです。

一死一二塁ニゴロ

2021ヤクルト対中日18回戦、9回表一死一二塁、一塁走者西浦、二塁走者が古賀、打者右投げ左打ちの川端。中日の守りは、投手右投手のマルティネス、捕手木下、一塁福田、二塁堂上、遊撃京田、三塁髙橋周平、内野は何れも、右投げ。二塁手、遊撃手は中間守備シフトを敷いています。スコアは、ヤクルト0-1中日
走者一二塁では、打者がゴロを転がした場合、一塁走者及び二塁走者は進塁義務が生じます。
打者走者又は一塁走者が二塁走者よりも先にアウトになった場合のみ、”二塁走者に関しては”、タッチプレーで、それ以外のケースでは、一塁走者も二塁走者もフォースドプレーです。
打者川端は、左手首をコックしてヘッドアップして打球が二塁ベース付近のアンツーカーと芝生の境目寄りのハーフバウンドのゴロとなります。川端のスイングは、トップは入れ替わったときにヘッドが下がらずに、トップハンドの人差し指の付け根でグリップを押してヘッドが下がる逆波のスイングで価値を高く付けることはできません。若手は真似してはいけません。
二塁手堂上は、前進しますが、一二塁を結ぶラインは越えません。堂上は、右肘をヒッチして左足を軸に背骨の前で”左手人差し指の付け根で受け”ます。一塁走者の西浦は、ボールを持った堂上の前で止まり、一塁ベースに帰塁し始めます。それにより、3-6-3を妨害します。一塁走者が二塁手及び一塁手の進塁又は帰塁が守備妨害に該当するか否かに関しては、規約上は明確に規定されておらず、審判が個々のランニングに価値を付けることに委ねられ、3フットルール及び守備妨害関係規定の規定の解釈及び適用に関し、審判の経済関係に基づいた裁量の余地が広くなっています。二塁手堂上は、一塁ベースに山なりの投球をしながら、一塁走者の西浦を一塁ベースに追い詰め、一二塁を結ぶラインを跨ぎ、右回り(アナログ時計の半時計回り)します。一塁走者西浦は、二塁ベース方向に走路を切り替え、一塁手福田は、二塁ベースに入った京田に送球します。京田はボールを持ったまま一塁走者西浦を一塁に追い詰め始めますが、京田は、西浦を一塁に追い詰めるのを止め、二塁ベースを踏みますが、ルール上ここで一塁走者の西浦はアウトですが、二塁塁審の嶋田は、アウトを宣告しません。西浦は一塁に帰塁し、京田は、ボールを持つ間を作らずに一塁福田に送球。福田は、二塁ベース方向に追い詰めながら二塁送球、福田は京田からの返球を左手小指で叩き”背骨の右側で右手で”捕球。その間に三塁に到達していた古賀が本塁に走り、福田が本塁に送球。木下が古賀にタッチしてルール上はここで3アウト成立で、試合終了となります。
しかし、打者走者の川端が一塁ベースをファウルゾーンに駆け抜け川端はセーフと一塁塁審は宣告します。与田は、その前に二塁ベースがアウトで2アウト、三塁走者の古賀が本塁で刺されたことで3アウトで試合終了であるとリクエストし、試合は終了。
試合終了後、ヤクルトの監督高津は、二塁塁審がアウトを宣告していなければ、三塁走者は本塁に走らなかったと主審に対し、粘着します。しかし、”三塁走者は本塁に走らなかったに”は、実体のない観念でしかありません。

無死一二塁三塁側へのバント失敗小飛球

2013巨人対楽天の日本シリーズ第二戦、8回裏楽天の攻撃、打者の牧田は、三塁側にバントしますが、三塁村田への小飛球となります。バントはインフィールドフライは宣告されません。三塁ベース付近にポジション取りをしていた右投げの村田は、前進し、”背骨の左側で”グラブを出し、小飛球を落球します。一塁走者又は打者走者が二塁走者よりも先にアウトになれば、三塁ベース上で二塁走者はタッチプレーとなります。打者走者が二塁走者より先にアウトになった場合には、村田が二塁走者にタッチしてから二塁に送球し、二塁に入った野手が二塁ベースを踏む。一塁走者が二塁走者より先にアウトになった場合は、5-6-5のランダウンプレーで二塁走者をタッチしなければなりません。村田は、送球におけるトップポジションに入るのが遅れます。
村田は、三塁ベースを踏まず、二塁ベースに送球し、二塁ベースに入っていた坂本が二塁ベースを踏みます。ルール上一塁走者は二塁フォースドアウトとなります。しかし、二塁塁審はアウトを宣告しません。坂本はどの塁にも投げずに巨人は失点せずに済みました。

ディレードエンドランが失敗した原因

ディレードエンドランが失敗した原因は2つである。
三塁に達していた二塁走者古賀は、三本間の1/4程度のところで止まり、左肘をヒッチして左股関節を外旋、右股関節を内旋、右足首を背屈。古賀は、スタートが早く切れ、且つ、スタートが遅れたと第三者には錯覚させることができます。にもかかわらず、福田が左肘をヒッチして京田からの送球を左手小指で叩く前に左足内転筋を内転し左足踝を前に運びます。それによって、福田は本塁送球に切り替えることができた。
福田は、守備に関するセイバー指標が良くないのでしょう。且つ、福田は、捕手でプロ入りし、一塁、三塁、左翼と複数守らされている。
流石、野村克也のID野球の申し子!高津もセイバー野郎なんです。
高津は、福田が背骨の右側で捕球できるのを知らなかった。ディレードエンドランを仕掛けるのであれば、一塁手、二塁手、遊撃手の何れもが右投げの背骨の左側捕球の野手であることが要件なのである。

イチロー秘伝メジャー式走塁

無死一二塁であれば、一塁走者及び二塁走者は、進塁帰塁の2wayリードを取ります。一死一二塁であれば、一塁走者及び二塁走者は、2wayリードを取るが、進塁優先。二死一二塁であれば、打者走者が打った打球がノーバウンドで捕球された段階で3アウトなので、一塁走者及び二塁走者は進塁オンリー。智辯和歌山対市立和歌山の試合は、二死一二塁で打者が遊ゴロを打ったケースで、前述のようにヤクルト対中日18回戦は、一死一三塁で打者が二ゴロのケース。
一死一二塁で、打者が内野ゴロを打った場合、一塁走者は、二塁ベースの内側を左足で蹴って三塁方向に曲がります。
送球が二塁ベースを通過したのと打者の左足が二塁ベースを蹴るのが、ほぼシンクロし、二塁塁審がどちらが早いかという価値を付ける場合、二塁ベースカバーに入った野手は、打球が飛球のみアピールプレーで、一塁走者が二塁ベースを離れれば、事実上は、一塁走者をタッチをします。
一塁走者は、ゴロゴーではなく、投手が投球肘をヒッチしたとき、少なくとも、打者のヘッドが後ろの肩関節が離れたときまでに左肘をヒッチしている必要があります。一塁走者が二三塁間に挟まれます。
左肘をヒッチした段階で、左股関節が外旋、右股関節が戻ります(内旋)ので、スタートが遅れたと第三者には錯覚させますが、実際にはスタートは早くなり、回転半径が短く加速距離を長く走れます。
二塁走者は、三塁に達した後、捕球した野手が送球肘をヒッチした後で三本間で、左肘をヒッチします。三塁に達した走者は、いかなるケースにおいても、投手が投球肘をヒッチした瞬間に左肘をヒッチするギャンブルスタートは必要ありません。二塁走者は、三本間の地面を蹴るのを遅らせて、ゴロを捕球した内野手に二塁ベースに投げさせるのです。二三塁間に一塁走者が挟まれている間に二塁走者は、三本間の地面を蹴って本塁に走ります。

結論

先発投手が7回無失点、セットアップ、クローザーと継投し、4番のソロ本塁打で1-0で勝つ野球は最も美しい勝ち方であると私見では考えます。しかし、これでは、投手はギアを上げた投球を増やさざるを得ず、労働力が再生産できなくなり、一シーズン持ちこたえることができません。
ビハインドの場合、相手チームの選手にとっては、リードです。リードしている場合、中間守備を採用し、アウトカウントを稼いで一点をくれてやる采配が行えます。
先ずは、投手スタッフを強化して相手チームにリードを許さないことが必要となります。
ゴロで得点する手段を採用すると、アウトカウントが一つ増えます。2アウトになれば犠飛は使えません。ゴロゴーも運用が困難となります。ディレードスチール、フォースボークも右投手には使うのが困難です。これら手段が使えないとなると安打を打つしかなくなります。
まずは、先頭打者は、トップハンドは変化球対応、股関節はファストボール対応で順方向スタンドに打ち上げるインサイドアウトスイングを高め、その結果、ファウルになったとしても、投手は、ボール球を投げてくれるので四球が取れます。スウェイすれば、後肩が残りません。クサイボールに対し、トップハンドの親指基節骨でグリップを叩けません。審判がハーフスイング、投球の軌道にいかに価値を付けるかに依存しないと四球が取れません。変化球もファストボールもカット打ちするか流し打ち、泳ぎ打ち、走り打ちしかできません。インコースベルトより上には差されます。投手は、ストライクゾーン内の、インロー以外のコース、高さ、緩急の全てを使えます。全球種が投げられます。
得点圏でクリーンアップがインサイドアウトで安打以上を打って一点勝ち越す(0-0の場合は、先取点を取る)必要があります。投手スタッフが強いチームに対しては、相手チームの選手は、追加点を防ぐ手段を取ります。相手チームの選手は、前進守備又は打球に対する猛チャージという誤った方向にシフトします。
一点勝ち越した上で、スモールベイスボールを使います。ここから先、更に長打で追加点を取って突き離し、5-2で勝つ野球をやらないとリーグ優勝はできません。

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