試合速報22/10/2020広島9-5阪神

広島は、初回、阪神先発岩田から會澤の左前安打、堂林の右翼への二塁打で2点を先制する。2回表は、岩田が西川に四球を与え、押し出しで1点追加。3回表は、長野の左翼への二塁打、田中広輔の右翼への三塁打、鈴木誠也の左前安打で3点を追加する。阪神は、6回裏、広島先発藪田から糸原の右前安打で1点を返し、更に、一死2三塁から藪田がアウトローにカットボールをワンバウンドさせ、三塁走者近本がホームイン。7回裏には、広島二番手塹江から原口が左翼席に3ランを放ち、1点差まで追い上げる。しかし、9回表、ピレラが岩貞から左翼席に3ラン本塁打を放ち、再び突き放し、勝利した。

総評

日本人が執筆した野球の教科書は、後足は、軸足であると説明される。しかし、ピッチングにおいても、バッティングにしても、走塁するにしても、後ろ足は、スイングする足すなわち、押し足である。軸足は、前足で後足をスイングする。後ろの股関節を外旋するのは、後ろの股関節で地面を蹴ることによって、後足をスイングし始める直前の後ろの股関節、前脛骨筋、小指の”しなり”を作っているのである。後ろの股関節は、上半身の肘の役割をしているのである。股関節の外旋は、投球肘のスクラッチの役割に相当するのである。後ろの股関節を外旋すると後ろ足の前脛骨筋は、内反(回外)し、後足のスパイクの外側の位置が下がる。2回目に投球腕の上腕部を外旋し、投球肘を最前方に出したときには、後ろの股関節の「しなり」を作っておく。前足のストライドが広がって投球肘を出す前に後ろの股関節のしなりが解けてしまうと、投球腕の指先をしならせる間ができず、投球腕がドアスイングになってしまうからである。前足の探り、ストライドが長くなると、後ろの股関節が引っ込まず、しならず後ろの股関節の稼働域、加速距離が短くなり、後足がドアスイングになる。す前足のストライドが短くなると後ろの股関節の稼働域、加速距離が長くなる。投球肘を推進してから、両股関節をぶつけて後ろの股関節から前に出す。それにより後ろ足もインサイドアウトでスイングできる。
藪田は、5イニングスを終了するまでは、打者を打ち損じさせたボールは、後ろの股関節を外旋してから左足のスパイクの外側を蹴っていた。右肘をつまみ上げてからもCアーチができていた。それにより右手の指先をしならせる間ができていた。一方の岩田は、全くとCアーチが崩れていた。藪田は、前膝で地面を蹴り、前足のみで立ち、投球腕前腕部の回内、回外、両股関節をぶつけることができていた。ここまでは股関節の加速距離は長くすることができていた。しかし、両股関節をぶつけて右足の小指球で次地面を三塁側に蹴った後の右足のフォロースルーが短かった。右足のフォロースルー(ターン)において両足をクロスすることができるようになると、投球の失速を遅らせることができる。
藪田は、30球を越えたところから、特に、65球を越えて6イニングス目に入ると、後ろの股関節が損耗し、前足のスパイクの外側で地面を蹴ってから右股関節を外旋、右肘でスクラッチする過程で左肩が背骨の方に入り、前肩が邪魔になり、前肩を開き、トップポジションに達する前にCアーチが崩れた。右腕前腕部の2回目の回内(リリース)のとき、前膝がつま先の前に出て右腕上腕部が凹み投球をワンバウンドさせた。
今回は、球数が増える前に、ギアを上げる(右手の親指先をしならせ加速距離を長くする)ことでイニングを食うことができたが、フィジカル面で先発は厳しいかなと思う。来季以降は、この投球で1イニングスを確り投げ切ることが求められるだろう。